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2016年3月の記事一覧

J.S.Bach以外では専らMETA5で車を走らせる♬

タルコフスキー監督にはまってからバッハに浸かる時間が多いけど、運転するときにはMETA5だねっ!YMOの頃、教授はもちろん憧れの人だったけど、髙橋幸宏さんの曲の方が感覚的に好きだった。ずっと会えなかった幸宏さんに久々に会えてうれしい。年齢重ねてもかっこいいな!

タルコフスキーの祈り・・・J.S.Bach" Chorale prelude F Minor"

これは「惑星ソラリス」のラストシーンで流れるバッハ。
サクリファイス、ノスタルジア、ストーカー、惑星ソラリス・・とタルコフスキー監督の作品を鑑賞してきた。(ストーカーではラストシーンでベートーベンの「歓喜」だったけど)とにかくバッハの音楽が流れているわけ。それらはすべて祈りの音楽。自らの罪を贖うために映画を作っているのではないかと感じてしまう。監督自身は敬虔な信者とは言えないと思うのね。それは単な
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恐るべしタルコフスキー・・藻に絡めとられてしまったようだ

恐るべしタルコフスキー・・藻に絡めとられてしまったようだ



   今週はロシア版「SOLARIS」をまとめる予定だったけど、とても無理!その理由は、タルコフスキー監督の世界にズブズブと沈没しつつあるから。もう一つは、タルコフスキー監督から派生して四方八方にわたしの興味が散らばって行って頭の中が全然片付かないからだ(わたしは片付けが苦手だ)。

  取り敢えず、今回は「惑星ソラリス」に限定して、書き出してみようか・・・。

★原作SOLARISは1961

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SOLARIS・・・アメリカ版

比較できるものではなく別物だと思ったので、まずはサラリとこちらから。
スティーブン・ソダーバーグ監督で2002年公開。主演は濃い顔のイケメン、ジョージ・クルーニー。
心理学者クリス・ケルヴィンが惑星ソラリスの探査ステーションに向かうところから始まる。ステーションと神秘的に輝く惑星ソラリスが画面いっぱいに広がる。その構図の美しさが今も心に残る。原作は45年前だが今観ても耐えうるくらいのメカニック類。
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SOLARIS・・「ソラリスの陽のもとに」スタニフワフ・レム

SOLARIS・・「ソラリスの陽のもとに」スタニフワフ・レム

SFの古典、スタニスワフ・レム「ソラリスの陽のもとに」を読んだ。DVDでアメリカ版「SOLARISU」を、次にロシア版「惑星ソラリス」を観たことがきっかけで原作を手にとることになったのだ。学生時代にSFオタクの彼が話していたから名前だけは知っていたけれど・・・。

レム(1921~2006)はポーランドの人。マルチな才能を持つ学者らしい。ソラリスが出版されたのは1961年、日本では1965年。なん

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