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わたしが釣りを好きな理由。


最近、週に一度は釣りに行っています。

いい歳をした女子がたったひとりで、片道何十分もかけて、川へ、池へ、海へと車を走らせます。

車を買う前は、リュックに釣竿をさして、自転車を走らせていました。

どうしてそこまでして釣りに行くのか。
自分でもよくわかりません。ただ行きたくなるのです。

まわりの人たちは、なおさら理解できないようです。「なんで釣りが好きなの?」とよく訊かれます。
釣り場のおっちゃんたちにも「ほんとに釣りが好きなんやなぁ」と言われます。

ほんと、なんでなんやろう。
ちょっと考えてみます。


1.おじいちゃんが釣り好きだったから


小さい頃は、祖父に連れられて、よく釣りに行きました。川でハヤやドンコを釣りました。海で小アジやフグを釣りました。

祖父は自分の大事な釣竿を、幼い私に任せてくれました。自分で釣竿を買うようになった今、祖父の心の広さをしみじみと感じます。

祖父とのこういった楽しい思い出が、私を釣り好きにさせているのかもしれません。


2.自然の中にいるのが好きだから


田舎で育ったせいか、自然が好きです。
いまは福岡市という比較的都会で暮らしているので、釣りに行くことで自然に触れたいのかもしれません。

川のせせらぎ、そよぐ草花、潮騒、夕焼け、地平線。釣り場は、季節により、時間により、色々な顔を見せてくれます。

釣糸を垂らしている時、自分が自然の一部になったような、不思議な感覚に陥ることがあります。魚が釣れた瞬間は、自然とコミュニケーションがとれたような、幸福感と快感があります。


3.ボーーっとできるから


釣りをしている間は、どうすれば魚が釣れるか、ほとんどそれしか考えていません。それすら考えてないこともあります。

頭を空っぽにして、リセットできる。
そこも魅力なのかもしれません。


4.そもそも人類は狩猟民族だったから


急に話が大きくなりましたね。笑。

何かで読んだことがあります。

「人類は600万年、ずっと狩猟採集生活だった」「穀物が主食になったのはたった1万年前」

つまり、途方もなく長い人類の歴史を、1日24時間で例えると、

動物を捕まえて食べていた期間が約23時間59分59.99秒。

私たちのよく知る農耕・牧畜で食べ物を得ている期間は、たったの0.01秒に満たない。

何かを捕まえて、食べてきたっていう記憶。
きっと本能みたいなもの。

だから、いまでも何かを自分で捕るっていう行為がうれしいし、やめられないのかもしれません。


5.食べるのが好きだから


釣れたら、お刺身が食べられます。
煮魚も焼き魚もできます。最高のご褒美です。

狩猟採取生活の記憶、本能があるからこそ、自分で捕って食べるお魚は心底おいしいのかもしれません!


つらつらと考えてみたけれど、ちゃんと理由になっているでしょうか。


「釣りって楽しい。だから好き。」

それで十分なのかもしれません。

でも、もっと釣れたら、もっと好き(^^)笑。


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