30歳手前になった今
まさかの私も30になるなんて。。。
時々、そんな思いがふと頭の中に浮かぶ。
恐怖みたいな、なんか特定できないモヤモヤした気持ちがチラッと顔を出す。
なんでもうこんな歳なの?
何かやり遂げたことはあるの?
もう後戻りできない、若い私は終わったんだ。。。
そんな感じで、どうしても前向きに慣れない私がいた。
でも冷静に考えてみると、今の時代ほど「歳」が関係ない時代なんてない。
歳をとることに対しての不満は、全てこれまでの社会が作り上げてきた「バイアス」に過ぎない。
そんな単純なことに気づけた時、私は吹っ切れた。歳なんて数字だけであって、大事なのは人生の質なのだ、と。
そして人生を改善するなんて、何歳からでもできる。若い時にしかできないことなんて何もない。
こんな気づきに辿り着けたのは、世の中の意味不明なプレッシャーをくつがえし、バイヤスを次々とぶち壊してくれる今の時代に生きているからだと思う。
エイジレスな社会、ジェンダーレスな社会の中で30歳になれることを心の底から感謝している。
世の中のバイアスに対して、「こうなっているのはおかしい」と、声をあげる勇気あるものたちは歳も、性別も、言語も、体調も関係ない。そんなものより「想い」が人のアイデンティティになっているからだ。だからこそ、今の時代では「歳」と言う概念は関係ない。
日本のニュース記事を見ると、ほぼ必ず特集されている人物の歳が書かれている。これは最初に見た時から疑問に思っていた。この人におきた出来事と、この人の歳はなんの関係があるのだろう?歳を書くことによって、読み手はどのようなバイアスを抱えながら記事を読み進めるのだろう?
「歳」という概念が、物事に影響を与えるものだと捉えるのはもう、世界から見たら古いことだと思う。何歳までに結婚しなくてはいけない。何歳までに出世しなくてはいけない。そんな考え方は、もうやめたい。やめてください。人には人のペースがあって、今の日本はそれを支えてくれる国になって欲しい。
私はこれから身も心も、エイジレスに生きたい。