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平和のようなもの
11月6日、アイスランドのポスト・クラシカルの旗手、オーラヴル・アルナルズのニューアルバム'some kind of peace'がリリースされた。
その前夜、Listening Partyと称して、オーラブル自身がYoutubeからライブ配信をしながら、別で用意された特別サイトにてアルバム全作品を高音質で聴く事ができるオンラインイベントが催された。
アルバムのストリーム配信は各国の8PMから1時間と限定されており、時差によって、世界各地に繋がれていくというもので、この作品に込められたオーラブルのメッセージを感じられるコンセプトイベントだった。
さて、その11月5日のオーラヴルのスタジオからオンエアされた、本人曰く’かつてない寂しいリスニングパーティー’にて、アルバムに収録された作品の制作にまつわる逸話や、最近の彼の想いなど、オンライブで飛び交う彼への質問応答に交えて、MV鑑賞、又、即興演奏もありながら、この39分に渡る10曲の織りなす'some kind of peace'(平和のようなもの)の世界を垣間みた。
彼の作品には喜怒哀楽がある。それは争うのではなく、ふつふつと思い起こさせる何か。繊細で、壮大、ポエティックで叙情的で、心に響く。
夕べ、「このアルバムの中にラブソングはありますか?」という質問があった。
オーラヴルははにかむような笑顔で、躊躇いなく答えた。
「このアルバム、全ての曲は、ラブソングです」
つづく
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