「untitled」scene#7
劇団magnetsの7回目の公演が終わりました。2024.8.30(金)19:30開演。
台風10号がくるか、こないか、く…こないのか…と月曜日からずっとそわそわ。とても大きくてノロノロ進む台風。全然読めません。
こういうときには《やる》《やらない》の決断を迫られるね、と劇団メンバーの愛弓と話したりしました。今回は小田急線が止まらなければ公演はやる!という判断。遅延はあったけれど、走ってくれてよかった。
無事に公演を終えられたので、記録と感想をnoteしようと思います。だらだら書きます。
Momoさんのこと
今回ReadingCafeピカイチは過去6回とは違う表情を持っていました。ピカイチ動物園と銘打って動物の絵が展示されていたんです。
Momoさんの絵。開演前にはほんの少しパフォーマンスもしてくださいました。
素敵空間。かわいらしい動物たちの絵はどれも突っ込みたくなったり、謎があったり。魅力に溢れています。
場所を決める
お芝居をはじめる前にmagnetsではそのシーンの場所を決めます。場所を書いた紙を10枚用意して、お客様に1枚引いていただき、このシーンの場所が決まります。
今回は「嵐の中の雑貨屋」と「真夜中の美術室」になりました。
嵐の中の雑貨屋
6畳くらいの広くない雑貨店。お会計のテーブルがあって、形の違う商品の椅子がふたつ。奥の扉を空けるとキッチンがあってコーヒーも提供している、そんな雑貨屋さん。
コーヒーの匂いがふわっとしてる雑貨屋さんをイメージしたらわくわくしはじめちゃって、そのままシーンへ!
愛弓が雑貨屋オーナーでわたしはそのお友達。
立ち寄る予定はなかったのに、嵐にずぶぬれになり助けを求めて飛び込む!
だって今日はマッチングアプリで出会った彼とはじめてのデートだから💛っていうところからはじまりました。
途中でオーナー愛弓にアイスコーヒーをいれてもらったの。「ストローついてないよ」って言われたのは耳に残ってたんだけど、何かでクルクルかき混ぜちゃっててお客様からクスクスと笑
わたしも一瞬あれ?!ってなりつつ、あーこれ咥えようとしてたけどストローじゃないなぁ、吸えないなぁって反応することが出来て再び笑いが。
あ、今のところmagnetsではテーブルと椅子以外の小道具は使っていません。マイムでやっています。なので、こういうことも起きるんですね…愛弓がちゃんと言ってくれてたのにね(まじごめん!)
ストローじゃなくてマドラーだったわって正当化という名のごまかしをしました。
間違いのない、踏み外すことのない人生を歩んできた堅物なわたし。ここにきてこの人生に疑いを持ち出し、刺激を求めて詐欺でもいいからときめきがほしいの!なんて言い出すかなり痛いけど切実に生きてる女性になりました。
諭したり、叱ったり、別の方法を提案したり…オーナーの愛弓にはとても親身に寄り添ってもらいました。
真夜中の美術室
昭明を少し落としてもらって。絵がたくさんある、あやしげな、静かな雰囲気の美術室。
開演前にお客様に手渡された懐中電灯。ピカイチの赤星さんから理由もなく配られたもの笑
絵を照らしたり空間を遊んでね、と。これが!本当に!素敵な効果を生み出してくれました。
《たくさんある絵のなかのひとつが動く》
そんな七不思議を確認しに行くふたりの大人のシーン。どれが動くのか戦々恐々としつつ、絵についての思いをそれぞれ話したり。たとえば…
この狼さん、
わたしは押さえた心臓がじんわりと赤くなっている=ときめき、だと思ったんだけど、愛弓は一撃を受けてもう死ぬ寸前だという。おもしろいくらい全然違うんですね。
わたしと愛弓は普段からいろいろ違うことを選ぶし、考えてるのでこんな感じになる笑
Momoさんをモモ先生として登場させていただきました。根っこにたくさんくっついているのはこどもたちの怨念。そして青い鳥はモモ先生の3人の旦那さん。
っていう設定を勝手に作り上げました。
パンフレットにたまたま「今日の作品はすべてフィクションです」って書いていたんだけど、書いててよかったぁ~!Momoさんの旦那さん情報もフィクションです笑
そしてこのあと、照明がチカチカと点滅したり、虎の絵にスポットライトが当たったり(お客様による懐中電灯の演出)さまざまなコラボに助けられてこのシーンがおわりました。
お客様にはインプロらしい臨場感を味わっていただけたようです。嬉しい!
おわりのことば
今回はmagnetsにとってはじめてのコラボ!
7回目だからこその遊び方が出来たんじゃないかな、と思います。
これから動画を見て振り返るので…そしたらまた感想が変わるかもですが(*´Д`)
お客様、赤星昇一郎さん、Momoさん、みなさまに感謝です。
ありがとうございました。
劇団magnetsでした!!