「マニア」でいいじゃない?
タティングレースといえば「ドイリー」と書いてしまいましたが、ソレって「マニア」な方向です。
具体的に考えてみてください。ドイリーを実用品として考えるのならば一家に一枚あれば十分なんです。だって、30センチ以下なら扱いやすいけど、それ以上の平たいレースを「敷いて置ける場所」が、皆さんチにはありますか?
「額装」も標準ですが、40〜50センチの額はおいくらなんでしょう。一枚ならいいとしても、五枚かける場所がありますか?ギャラリーっぽくなって素敵なインテリアかもしれません。ただ、防災対策としては、ガラスを壁にかけるのは考えものです。
手頃なアクリル版もあるんですよね。たしかに昨日、カインズホームで大きな額があるのを見つけました。でも、ポスターを入れるような軽いアルミフレームのものなど、バリエーションが豊富に見えて「正方形」が無いんです。あまりポップなものでもないし、やはり、いわゆるれっきとした「額縁」を探し求めることになるのでしょう。
コレらの「一枚あれば十分」という常識を無視して何枚も作ってしまうのは、やはり「マニア」でしょう?だから、なんとなくやましさを抱きつつお誘いを申し上げている次第であります。た。。。楽しいよ?
いや、ほんとに。おずおずと遠慮しながら言わないと「タティングレースってなんに使うの?」って言われてしまうんです。えー?絵を描くのが趣味の人に、なんのために描くの?って聞かないでしょ?描いた絵を全部飾る人なんていないでしょ?人に見せない人だっているじゃない。
とはいっても、ドイリーを乗り越えた先には、素晴らしい世界が広がっていて、ショールやストールなど身にまとう装飾品に仕立てることが出来るのです。まさに「乗り越えた」ずっと先だと思っています。もちろん、私の作品はないので気になる方は、ぜひ検索してみてください。でも、そのような「大作」を見つけるのは難しいかもしれません。
そこが「渋い」趣味と言われる所以というか、おばあちゃんがやってたヤツと言われるところかもしれません。ショールとストールの違いがわかっていない私が言うと意地悪っぽくなってしまうんですが、出歩かずにカワイイものを買えて、しかも家まで届けてくれる現代で、年を跨ぐほどの時間をかけて何かを作るなんて非現実的では?と先読みしてしまうのです。
だから、「マニア」というカテゴリーに活路を見出そうというのが私の計画です。ダイバーシティの観点からも、個人のこだわりを追求する姿勢は支持されるはずだと。って、ムッツカシー書き方をすれば、為になる良い事を書いていると思ってもらえるかなーと、何処までも自信なさげな勧誘なんですが、よーするに、「楽しい」を分かってくれる人が増えたら嬉しいってことです。
そこで、「作るのが楽しい」をアピールしていると、やっぱりショールやストールは関係ないんですよね。だって、男の人は使わないでしょう?いや、レースを身に付けたいという理由で作ってもいいんですよ?
それにしても、なんでも時短で手軽に出来ることがもてはやされる今の時代にこそ、じっくりと極める「趣味」の役割は大きいと思いませんか?