本当のリハビリの始まり -いつになったらこれまでの身体に戻るのか?-
こんばんは。乳がん闘病中のまいです。
5月14日に右胸全摘出の手術を終え、現在ホルモン療法中。
抗がん剤治療の必要がなかったことは不幸中の幸い。
それでも、手術痕の痛みは結構長引き、11月くらいまで痺れが残っとりました。
一旦痛みは引いたんやけど。
12月になって寒さが増してくると、痛みが復活。
何気ない時にぴりぴり、ひりひり痛い感じ。
特に寒い日。
うちはエアコンしかないので、エアコンつけて暖かい上着を部屋でも着てるし、それでもなんだかひりひりするん。
今ね。
「換気」に気をつけなあかん時期やろ。
私、寮に住んどるんやけど。
廊下や台所、窓開けっぱなしなわけ。
部屋を一歩出ると、ほぼ外と同じ気温よ。
しゃーないけどな、今時期はね。
そんなわけで、傷口が落ち着いた後も痛みや違和感はまだ残っとるって感じやったんです。
そうなると、やっぱり身体を動かすんが億劫になってくる。
傷口の神経を再生するためにも、免疫力を高めるためにも、運動した方がえぇんやって。お医者さんにも言われとるんやけど。
傷口痛いと、どうにも身体を動かす気になれん。
それでも、本番に向けてちょくちょくダンスの練習はしてきとったんやけど。
ここ10か月、ずっと避けてきとった練習を再開しました。
バレエの基礎にあたる、ポール・ド・ブラ。
ジャズダンスの回転軸を作るための体幹トレーニング。
ストレッチ。
最初の半年はほんまに腕が伸び切らんかった。
今は可動域は全く問題ない。
けど。
・・・痛いっ!
ポール・ド・ブラは腕の動きなんやけど、腕だけでのぅて、胸や背中、脇の下全体で腕を動かす動き。
基礎練としてここ6,7年ずっと欠かさずやってきた運動。
これをやると腹筋・背筋・上腕二頭筋がバランスよく鍛えられるけん、ジャズ系のトレーニングの時は必ず取り入れてた動き。
身体が温まってきたらすこぉしましになったけど。
まだまだ、術前の状態には程遠い。
それでも、痛くても、違和感あっても、動かそうと思えるようになってきた。
それが大事やなぁ、と。
まずは身体の状態。
腕を上げることすらできんかった時期。
伸ばし切ると脇が引きつれたような感覚になる時期。
今はとりあえず、違和感はあるけどそこまで気にならない。
やっとこの状態まで来たから、身体を動かそうと思えた。
そして、心の状態。
やっぱり、何だかんだといっぱい×2やったんやろな。
できるだけ早く、術前の日常に戻りたくて。
バイトや学業、いろいろがむしゃらに頑張ってみて。
今、少し一息ついたところ。
そういう状態やから、やってみようという気になれた。
ダンサーとしての身体の状態は、術前の時とは程遠い。
身体も固くなってるし、使えてた筋肉が使えんくなってたりする。
少しずつ、リハビリを重ねて。
2,3か月後には術前の状態に戻っとるやろか。
本当のリハビリは、始まったばかり。
あきらめないためにも、ちゃんと目標があるとえぇなぁ。
今のところ目標はなく、とりあえず踊れる身体を取り戻したいという気持ちのみ。
どこまで続いてくれるかな。