人間関係で受けた傷は、人間関係で修復を
こんばんは。乳がん闘病中のまいです。
何だか、最近、こんなことを考えるんです。
これまで、どうして、私は人を信じて生きてくることができなかったのかなぁって。
それは、信じていたのに裏切られたと思うことがあったから。
容易に信じるのが、とても怖かった。
自分の全てを賭けて信じたのに。
報われることはなかった、と。
同じように信じて、また裏切られるような想いをしたくなかった。
でも、それも、克服しなくては、前に進めない。
裏切られたと思うのは、自分。
報われなかったと思うのは、自分。
全て、自分の考え方次第。
人間関係で受けた傷って、人間関係の中でしか、癒されたり修復されたりすることはないのではないかなぁと、最近思うのです。
私に限った話ではありません。
いろんな人が、生きていく中で、いろんな傷を負って、それでも人生を前へ進めていこうとしている。
いろんな人と出会う中で。
私だけじゃない。
私よりもっと、つらい想いをしてきた人も、いる。
どうやって、その傷を克服して前に進めばいいのか。
「ありがとう」が言えるようになれば、
前に進める。
「許す」ってことが、愛なんだね、と言った人がいる。
起きたこと全てを受け入れて。
上手くいかなかったことも、仕方がないんだと。
出会えたこと、そこで起きたことに「ありがとう」と言えて、受け入れられた時。
初めて、前に進める。
そういう体験をさせてもらえたから。
もう一度、自分の過去の傷に向き合おうって思えた。
「ありがとう」と思える日がいつ来るのか、分からないけれど。
少しずつ、
起きたことは無駄ではなかったと。
その全てが、今の私を形作っているのだから。
「ありがとう」と言えるように。
だから、
「ありがとう」と言える人間関係を、これから作っていく。
出会ってくれて、ありがとう。
楽しい時間をくれて、ありがとう。
心配してくれて、ありがとう。
癒してくれて、ありがとう。
そばにいてくれて、ありがとう。
そういう関係をこれから作っていく中で、
過去の関係が精算されていく。
その時に初めて、私はちゃんと前を向いて歩いて行けるんだろうなぁと、思う。
そう思えるのは。
乳がんの闘病の中で、
たくさんの人に大事に思ってもらえているって、実感できたから。
初めて、いろんな人の愛情に気付けた。
気付かないふりをしている方が楽だったから、気付いてないふりをしてたけど。
私はちゃんと、たくさんの人から愛されてた。
だから、今度はちゃんと自分で自分を愛して、自分を大事にしてあげて、周りの人と関係を築いていこう。
その中で、きっと過去を精算できるはず。
私はきっと、社会に必要とされる人間だから。
その前に、自分で自分をきちんと認めてあげないと。
病気だ、という事実だけで、十分。
これ以上、自分で自分を貶めたり蔑んだりする必要は、ない。
私は私で、充分。