離れていても
おはようございます。乳がん闘病中のまいです。
昨日、突然、今年の3月まで寮で一緒だった仲良しの年下の友人からメッセージが届いたん。
私が病気で大変だったことを、人伝えに聞いたんやって。
彼女はこの3月に無事卒業して、地元へ戻ったんでしばらく連絡を取り合っておりませんでした。
私は今、大学の寮に住んどるんやけど。
個室の他は全部共同。お風呂、トイレ、洗面所、洗濯機、台所。彼女とは台所で料理をするタイミングが重なって仲良くなり、研究のこと、進路のこと、地元のこと、家族のこと、音楽のこと、人付き合いのこと、いろんなことを語り合ってきた仲なんです。
私のバンドの演奏も、聴きに来てくれたん。
離れていても、私を思っていてくれる人がおる。
こういうことが、どれだけ、前向きに生きる力になるのか。
本当に、この数か月、思い知ってます。
100%の共感なんて、望めない。
分かるはずがないんです。
それは、私も同じ。
相手の境遇や状況に100%共感して、理解することなんて、不可能。
私は私の人生しか、生きていない。
経験したことがないものは、分かりっこない。
それでも。
相手の気持ちに寄り添うということが、
どれだけ力になるのか。
私はそれを思い知ってきた。
この数か月。
私の周りには、乳がんで闘病した経験がある人は、いない。
それでも。
私の周りの人は、できるだけ私の気持ちに寄り添おうとしてくれた。
その気持ちが、どれだけ私を支えてくれたことか。
私を思って、愛してくれる人たちのためにも、私は自分自身を認めて、前向きに生きていきたい。
病気に、気持ちが負けないように。
そして。
私も。
自分が経験したことのない境遇にいる人に対して。
共感することはできなくても。
気持ちを寄り添わせて、生きていきたい。