乳がん告知から丸一年、私は元気に生活しています。
こんにちは。乳がん闘病中のまいです。
一昨日で、私が乳がん告知を受けて丸一年になるんよな。
2020年3月、世の中がコロナ禍に陥っていく最中、個人的にはそれどころではなく。
右胸にできたしこりの正体を知るべく、単身、病院で乳がんの検査を受けよりました。
1週間後、その結果を聞きに行った私に対して、お医者さんはあっさりと、「悪性腫瘍でした」と告げたん。
あまりにもあっさりしとって、え?病気?私が?
え?がんですか??
そんな感じ。
この時はまだ腫瘍の範囲もはっきりしとらんかったから、検査したお医者さんも部分摘出で、手術も3~4日の入院で済むんでないの?と軽く考えてたん。
まだどの程度悪いのかも分からず。
翌日、都内のがん専門医療機関で診察を受けた私は、右胸全摘の宣告を受け、さらには将来のリスクを考えて両胸全摘も考えた方がいいと一気に言われ、現実を受け止めきれずに女医さんの前で泣いた。
私自身、この先どうなるのか全く分からなかった2020年4月。
手術も無事に終わり、術後3週間後の検査結果で転移もなく抗がん剤治療をする必要がないことが分かって、少し安心。
それでも、後9年、治療を続けなあかん。
その後も、絶対に再発せぇへんとは言い切れん。
そういうリスクがあることは、普段、忘れてるん。
でもふとした瞬間に思い出す。
そして、未だに右胸を直視することはためらわれる。
傷跡が微妙に隆起してでこぼこしてる。
真一文字に脇まで続く傷跡には軽くケロイドができていて、そんなに見栄えもよくないし。
まだまだ見慣れない、術後の身体。
触っても痛くなくなってきたんが唯一の救いかな。
最近のブラジャーはワイヤー入りでカップがしっかりしとるんで、普通に術前に使いよったブラジャーをそのままつけとったら、服の上からはほとんど分からん。
ちょっと左右の大きさ、違うかなぁ?くらい。
昨年の秋頃に両親が東京へ立ち寄った際にちょっとだけお茶したん。
その時、結構寒くてブラジャーのカップが傷痕にあたるんが痛くて、右胸だけカップなしの状態で行ったら。
結構はっきりと分かったみたいなんね。
右側、ないのが。
それ以降、母親が人工乳房の話を薦めてくるん。
手術が結構痛かったから、正直、再建手術には前向きじゃない。
もう一度、切ったり縫ったりするとか、きついわぁ。
人工乳房は高いけど、身体への負担が少ない。
温泉とかにもつけたまま入れるんやと。
今のところは考えとらんけど。
世の中の状況がおさまってきて、旅行とか気楽に行けるようになったら少し考えるかな。
何はともあれ、私は元気に生活してます。
今日は周りの幼稚園や小学校で入学式があったようです。
ピシッとした格好のパパママと、慣れない制服の子どもたち。
春です。
私も、いよいよ、去年諦めた仕事が改めて始まります。
立ち止まっとるわけにはいかんのです。
病気でも、前に進まなあかんのです。
ううん、前に進みたいんです。
私の人生はまだまだ続いていくから。
前向きに動かしていかんと。