iPhoneのホーム画面を本当の意味でホームにす
※この記事はニュースレター「独学同好会通信」で過去に配信した記事です。
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ロギングしてますか?
ということで、『ロギング仕事術』を読み終わりました。
ログの重要性はもちろんログを取りながら仕事、あるいは生活を進めていくということの大切さを改めて考えることができた本でした。
だからこそのロギング(Logging)というタイトルですね。
ロギングをすでにしている方もそうでない方にもおすすめです。
さて、本書を読んで取り組んだことの一つがスマホのホーム画面のホーム化です。
本書ではロギングでのうれしいことのひとつとしてホームポジションができることをあげています。
(うれしいことという表現がメリットとは違う領域を表現していて好きです)
仕事を進めながら、記録をすることが習慣づいてくると、たとえば作業の途中でふとメールが気になって返信を書き始めたり、あるいは話しかけられてそのまま雑談が始まって脱線したとしても、自分が何をしようとしたのかは記録してあるので戻ってくることができます。
脱線しても戻ってこられる場所、ホームポジションを作るためにロギングという習慣はとても役立ちます。
実際、私は『世界は「日記」でできている』を出しているぐらいログは好きな方です。
仕事ではログ用のソフトであるRoam Researchが常時開いています。
いつでもホームポジションが常に目に入るようにして、ロギングしながら仕事をしています。
これは自分なりの言葉としてはベースキャンプがより近い感覚です。
ベースキャンプは登山や探検の際の拠点になるキャンプ地を言います。
ベースキャンプがあるからこそ、冒険に出発してもいいですし、周辺を探検しても、あるいは撤退することもできます。
ホームポジションもそうです。ホームとは過ごす場所でもありますが、出ていく場所でもあります。
いうなればホームがあるからこそ、出かけることができます。
拠点がなければ、出かけることはできず、さまようことになります。
パソコンではある程度ベースキャンプという目的に沿った画面構成ができていると思っています。
しかし、スマホはどうかというと、パソコンほどの自由度はないので、常時ログの画面を開いておくことはできません。
記録をすぐに取れるようにはしていますが、パソコンのように常時開いているのとはまた違います。
そしてスマホの画面はアプリの数が多く、選択肢も多いのです。つまり誘惑が多くあると言えます。
「ホーム」画面のはずなのですが、簡単に外に誘い出されてしまいそうです。「ゲート」画面ぐらいの感覚です。
誘惑のままに外に誘い出され、さまよい続けるのは、まさしくアテンションビジネスの思うつぼでしょう。
そこでベースキャンプという視点で考えると、もっとやりようがあるのではないかと気づきました。
もう少し壁を厚く、いうなれば自分の指針に合うようなもので画面を埋めるのです。
具体的にはウィジェットでホーム画面を埋めました。アプリアイコンはありません。
表示しているウィジェットも、家族の写真、記録ツール、自分の指針に合うタスクの表示で埋めました。
過去のホーム画面で変遷を見てみるとこうなります。
・3年前(使うアプリを全部置いておけばいいじゃん期)
・今回の変更前
・今回の変更後
アプリの数がどんどん減っていますね。
スマホのホーム画面は、ロギング仕事術の表現を借りれば「未来についての記録」だったのだなと改めて思います。
普段よく使うツールだからこそ「スマホで自分が何をしたいのか」を一度立ち止まって考えてみるのは悪くありません。むしろ大切だと思います。
そして、考えるときはぜひロギングしながら考えてみてください。
『ロギング仕事術』、おすすめです。
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