祖母の死からバセドウ病へ
仕事中に倒れる、2ヶ月前のお話。
最愛の祖母が他界した。
手術による後遺症。
震動細胞により腸へ閉塞が起こり、壊死。
そのまま多機能不全となり、あっという間に亡くなった。
手術からわずか3週間の出来事だった。
共働きの両親に代わり
私を育ててくれた、祖母。
元気が取り柄の人だった。
明け方危篤の一報があり
新幹線に飛び乗り、その新幹線の中で
亡くなった、と姉から電話を受けた。
間に合わなかったこと。
そして何より祖母に手術の背中を押したのは
紛れもなく【私】だったこと。
後悔してもしても、し足りなかった。
次の日の朝
祖母は冷たいままの帰宅。
泣いて泣いて。
そしたら急に息ができなくなり、
心臓が壊れたかのように脈打ち始めた。
その日の夜はあまりに苦しくて
大人になって初めて
母の布団に潜り込んだのを覚えている。
この時からバセドウ病の症状が
徐々に出始めていた。
葬式も終わり
仕事もあったのですぐに日常へと戻った。
立ち仕事が多かったけど
1時間立っていられなくなってた。
何をしてても動悸は相変わらず続いていた。
それに加えて無性に暑がりになり汗が出る。
そしてしんどさがピークになると手が震えた。
きっと疲れとストレスだろう、
泣きすぎてしんどいんだろう、と
自分に言い聞かせて仕事へ行っていた。
そして
そんな誤魔化し誤魔化しの日々を過ごしていたある日、突然倒れることとなる。
続く