夢、将来の、明日の、来週の、来月の、
もし素晴らしい発想やアイデアが浮かんだとする。
もしこれだというシュミレーションや企画が湧いて来たとする。
一生懸命考えた末に浮かんだり、ふとした瞬間だったりそのタイミングや生まれ方は人それぞれ。
ただ、それがどんなに素晴らしいものでも具現化することが誰にもできるだろうか。
それが難しいと思う。
多くのビジネス書があり、その技術の名前まであり、プレゼン方法や話し方まで沢山のハウツー本があるのはそのアイデアを具現化するため。
具現化した先、継続させることも難しい。新しいことを根付かせることもなかなか難しい作業というか忍耐というか意志だ。
私はビジネス書を読むのが好きだ。大先輩たちが惜しげも無く自分の技や技術を教えてくれているんだから読まない手はない。特に20代前半は多くの本を手にして実行した。失敗したこともある。甘かった考えもある。そうやって、経験を積んでどんなパターンでも、どんな仕事でも目標を具現化するというのが最終、目指すところ。
沢山の本を読んでいて思ったけれど、それぞれの人のそれは強みであって、個性であって、私には私なりのやり方がある。本を出すほどすごい技術やテクニックなんてないけど、先輩方のセンテンスを切り取って自分のものにして行き、自分がやりやすいようにできるようになってくる。
まだ上手くはできないけど、昔読んだいまの仕事とは全く関係のないビシネス書でも私の一部になり無駄なものでは決してない。それは、幼い頃にカーペンターズのを英語で歌いたくて調べながら覚えた経験が、その中に出てくる単語や表現を忘れないものにさせたように、興味のあるものは絶対に自分の身になる。
源さんも言ってた。いつか役に立つって。
好きなものがあるってことだけでも最高にラッキーなんだし。