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手帳ジプシー脱出

去年までの私は、10月の声を聞くと必ず頭に思い浮かべていた。

来年の手帳どうしよう。

だが今年は悩まない。ついに自分の手帳のベストを見つけられたと思う。

‥‥

デジタル社会だがスケジュール管理は紙の手帳ですると決めている。
社会人になってから去年までずっと、手帳ジプシーをしていた。
マンスリーのみの薄くて小さいものから、1日1ページのダイアリー形式のものまで毎年色々試した。
マンスリーだけだと軽くていいけどその日のto doが書けない。
1日1ページだとたっぷりメモまで取れるけどとにかく重いしかさばる。
紙製のハードカバーは1年間きれいに保てたことがない。
柄に一目惚れで買うとだいたい夏を過ぎると飽きがきてしまう。(秋だけに‥‥‥)
地下鉄図、単位一覧などの便利情報もいらないからもっと薄くしておくれ。

私が欲しいのはマンスリーと、1日のタスクが書けるようなウィークリー欄と、まっさらなメモページ10枚程度。それだけ。そんなシンプルな既製品はない。
うーん、帯に短し襷に長し。どうしたもんかなと思い、去年の今頃またもや伊東屋に助けを求めた。

ずらりと並ぶ色とりどりの手帳群。その中でふと目に止まったのがシステム手帳コーナー。

システム手帳。もはやこの選択肢しかないのは心のどこかでわかっていた。分厚くてリングが邪魔なイメージがあり、敬遠していた。だが、出会ってしまった。

PLOTTER。

本革製。バンド的な留め具もなく、装飾は背の金属バーひとつのみ。どシンプル。
表紙に「DIARY」みたいな飾りの型押しすらない。好み過ぎる!
内側のリングもとてもコンパクト。MAXで厚み15mmくらい。超スリム!こんなシステム手帳があったなんて。本当にありがとう!
バイブルサイズ、だったかな‥小ぶりな縦長のカバーを選択。エイジングが楽しめるように明るい茶色にした。マンスリーページ、ウィークリーページ、メモページを買い、綴じ込んだ。
革の重みでパタンと閉まる表紙が心地よい。

うわ、すっごいシンプル。満足。これでいい。これがいい。ウィークリーは1年分綴じ込めないので3ヶ月ごとに入れ替えることにした。

‥‥

そして今、最後のウィークリーの入れ替えをした。あと2ヶ月で丸一年使うことになる。不満はひとつもなかった。自分のベスト手帳を見つけられたなんて、人生の大きな課題のひとつを克服した感がある。
手帳にいまひとつ満足できていない人がいたら、ぜひシステム手帳も視野に入れて欲しい。

社会人になって初めて、来年も同じものを使っていけそうだ。そろそろ新しい中身を買わなければ。
また伊東屋に行く口実ができてしまった。


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