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【小説】制服とパーキングエリア。【#2000字のドラマ 】

【小説】

中一の全体の整列のときでしたか。そう言う人はらんらんと目を輝かせて、全員をじろじろと眺めて誰がいいとかなんだとか聞こえよがしに言う。

言われた方は赤くなったりなどしてしまっていました。

(なるほどねえ、そのへんの目星は順当なところなのかな。。)

と眺めていた。

中2になると私に来た。。

でも向こうはほぼ悪者であるから、することが本格的過ぎるので逃げますよ。気乗りしない態度になる。

ほんらいが不自然でクラスも部も違うのできっかけなんてものは一切ない。

それが中2になると同じ課外クラブにはその人がいて、図書委員会にもいることになる。

私のクラスは別の建物なので、渡り廊下でつながっている。

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こんな感じ

窓の外見ていると歩く姿が見えて定期的にこちらに来る。歩いてる姿を見たらほぼ私の所へ来る。別件もたしていたりもしますが。

渡り廊下で視界に入ればああ来たな

違うクラスに来て話しかけるのはなかなかやらないでしょう?

そして靴下のことばかり話してくる

それは何だね とか良いとか変とか

考え抜いた靴下でもない。つまり制服と校則で他は話題にならないので考えたのでしょう。

どんな時もこちらはまともに会話なんかしていない。

ああそう?ああ、はあ。ほう。

そんな感じなのにやめない。やめたとしてもこちらは気にもしない。

高校は別れました。たぶん私のとる点数の3分の1くらいの点数。

とうぜん進路は変わる。

でも続いた。

高2の修学旅行。SAで休憩の停車。

そこでとつぜん肩を叩かれた。その人でした。腰を抜かしそうになりましたね。

幽霊か!と一瞬思うではないですか?その500kmはなれてるわけで。。

つまりバスのフロントガラスの高校名で私の高校名を確認した後で

9台?から降りて散り散りにばらける多数のなかから私を探しぬいたということになる。

雨でも降っていて皆が傘でもさしていたらどうしたのでしょうね?

(よく見つけたね?ずぶ濡れだよ? と?)

簡単に探せますか?見つかります?あるいは歩き方とか後ろ姿に癖でもあるのかな?

この調子が6年続いたら、続いたんですが、いよいよ、

「どうしよう?」

と友人に相談してしまいました。

ただし嫌がらせの類はなく、軽く話しかけてはすぐに去る。それを何度も何度も何年も。

冷淡の極みから転じてこちらも気の毒になった。

そんなにそこまで好きなんですかい?

もちろん相手は何人いるのか知りませんが。というかいますよ何人か。

それにしても、

にしても。

よほど好きなんだと思うしかないでしょう?

最寄りの駅とかでもよくあう。

会うというか話しかけに近寄らない人は多くありませんか?

あまりに近づいたら「やあ」とはいいますが。

6年も続き。。

いつものように軽く受け流そうとして ではね といったとき

今までとは違う落胆と苦痛を感じたんです。辛くなった。

それで相談することになったんです。

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私を好きな浩紀くん

キミのことを好きだったのはマキちゃんだよ。

スポーツでいつもツートップになる私と双子のようにそっくりだとみんな言っていたマキちゃんだ

~終わり~

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