🧠フリーフォントへの情熱…！！

2021年9月13日 02:50

みなさん、フォントカスタムしてますか？
イエス！私はしています！！

でも、デザイナーでは無いからフォントを買って使い倒せるほどでもない…
本来フォントってめちゃくちゃ高いんです。

古くは印刷機のハンコみたいなものから始まり、その後パソコンに移行しても長らく業者がドカンと購入するものだったフォント…

ところがどっこい、ここ20年パソコンやプリンタの発達とともに、新たな盛り上がりの波がやってきていたのであろうフォント界。
趣味で作る人が現れたり、自由に改変して良いものが現れたり。

どうしてこんな気が遠くなるほど手間暇かかるものを無料で利用させてもらえるのか…
好きだから、としか言えないであろう製作者のその情熱…

最大限の敬意をこめて、コツコツコレクションした愛するフリーフォント様たちを自慢します。
そして、あわよくばあなたをフォント沼にひきこもうと狙っています。

フォント初心者さんに向けて布教の気持ちで書いています。
（フォント好きの方は私より詳しいと思うので）

まずはご覧ください！

字体の紹介をしたかったので、それも兼ねて、各フォントについて画像内で紹介しています。
（私の感想なので、実際とは違う部分もあるかも）

他にもあるのですが、私が主にエースとして使っているフリーフォントはこんな感じです。

次に、私的なフリーフォントダウンロード時の注目ポイントをご紹介します。

■ フリーフォントダウンロード時の注目ポイント（当社比）

① 商用利用の可否。

これ重要。「条件あり」の場合は条件をチェック。案外緩やかな場合もある。
ダウンロードしちゃうと、どれが商用利用可なのかダメなのか、全然分からなくなる。正直、利用不可のものは、初心者はそもそも入れない方が吉。
フォントを使うって、何がしかチラシとか商用じゃない…？
私のフォント一覧は商用利用可のはずだけど、商用の範囲が人によって違ったり、途中で規約改変することもあると思うので、必ずご確認お願いします。

② 入れすぎ注意。

ワクワクする。超わかります。
でも、実際には、たくさんあっても
「あれ？さっきのフォントなんだっけな？」
と迷子になるし、細かい違いを使い分けるよりズバッと一目で印象を与えられるフォントを選択することになるのです。シロウトだから！
個人的には、可愛い系、たおやか系、レトロ系、デザイン系あたりで、かつ次の漢字がしっかり収録されているものばかりを使っています。
（そうと決意していても、魅力的なフォントは漢字が足りなくても入れてしまう…てへ。使っていきながら絞っていったりもします。）

③ 漢字の収録数はJIS第一水準以上が使いやすい。

こちとら日本人なので、どうしても漢字を使う。
それはもう無意識に使いまくっている。
なので、どんなにかっこよくても漢字がないと、現実的にはお蔵入りしがち。
よくある漢字収録の段階は

・なし（ひらがな、カタカナのみ）
・作者の趣味でいくつか
・学校漢字（作者の線引き）
・JIS第一水準（2965文字）←基本の漢字
・JIS第二水準（3390文字）←ちょっとレアな漢字も
（ちなみにJIS90（1990年）かJIS2004（2004年）は「餅」の“へん“の形などの違いで、収録文字数の話ではない）
・JIS拡張漢字（第三水準・第四水準）←髙（はしごだか）、﨑（たちさき）はこっちにしかない

JIS第一水準があれば、ほとんど困らないかな〜
一つの目安にすると良いと思います。
詳しくはこのサイトがわかりやすいです。

このサイトはその他にも

・収録文字の規格でAdobeが独自に定めたAdobe-Japan1の話
・下で説明しているフォント名の謎記号の一覧
・法令遵守の話

などもオススメ。どれもわかりやすいです。

■ わからなくて目が回る謎のフォント用語

① "MS Pゴシック" や "HGP丸ゴシックM-Pro"のアルファベットって何？

って感じじゃないですか？
私も、この暗号みたいな文字に悩まされ、ずっとモヤモヤし続けていました。

大雑把にいうと

MS／HG：フォント開発社のブランド名。MSはマイクロソフト、HGはリコー

ゴシック：フォントそのものの名前

P：プロポーショナルフォント
文字の並びが綺麗に見えるようにフォントの幅を広げたり狭めたりしてます、と言う意味。（特に英字でiとwの幅が同じだとすごく読みにくい）

PじゃなくてSとかGのこともあって、半角だけプロポーショナルフォントとか限定的なやつ
最近は何も書いていなくても半角だけプロポーショナルフォントなことが多い
個人的には、日本語と数字は等幅の方が使いやすい。

Pro：収録文字数が多い、という意味のことが多い
W3やMとかB：文字の太さを各社が段階をつけて勝手に言っていると思う。言い方もバラバラ！

ブランド名もPもW3も規格があるわけではないので、各社、製作者によってつけたりつけなかったり、統一されていません。
Windowsの方が付いていることが多い印象。

このページ↓が熱い一覧なので、見ていくとわかるかも。
モリサワ、リコー、アドビ、創英規格、シャープ、字游工房あたりがなじみのあるフォントが入っているかしら？

② セリフ体、サンセリフ体って何？

・ゴシック体　sans-serif体
・明朝体　　　serif体

印象的には仲間です。

sansって書いてあったら、英語のゴシック体みたいなツルンとしたフォントだなって思えば大丈夫です。
serifっていうのが、iやj大文字の横棒チョン（ウロコ）の意味で、sansは「なしで」って意味です。
横棒チョン（ウロコ）なしで。
チョン（ウロコ）具合にも色々あって、詳しくはここがわかりやすいかな。

ふふふ、ようこそ沼へ。

最後に私の好きなフォントに関連するサイトをご紹介しましょう。

■ そろそろフォントをダウンロードしたくなってきた、あなたへ。

しめしめ…

サクッと、いろんなフォントを探したいならこのあたりが探しやすいと思います↓

上のサイトは、フォントURLをみんなで投稿するタイプ
下ふたつは管理人がリンクをまとめているタイプ（たぶん）

どのサイトも、誠実さとみんなのフォント愛を感じる良サイト。
（FONTDASUは「超ワカッテルー！」なサイトなんですが、商用可に厳選されているので、たくさん見るなら上二つが◎）

配布終了してしまったもの（しねきゃぷしょん等）も、製作者が再配布を許可している場合はダウンロードできるようにしてくれていたりそれぞれ手厚いです。

■ 個人的にぜひ見ていただきたいフォント製作者サイト

一体どんな思いで、彼らがこの何千文字という狂いそうな量のフォントを作りまくっているのかを垣間見ることができます。

これを読めば、絶対に、製作者の「こう使って欲しい、こうは使って欲しくない」については、最大限、全力で敬意を払いたくなると思う。

私がフリーフォントを好きになったのは「無料だから」というのが最初のきっかけでしたが、製作者のフォント愛に圧倒されたからかも。

ていうか、なぜ今、フォント？

これには、深く悲しい理由があるのです…

私は、2012年にMacを買ったときに、それまでのWindowsにダウンロードして使っていたフリーフォントをごっそり入れ直したのです。
（その当時すでに“しねきゃぷしょん“と“はんなり明朝“はJIS第一水準以上収録で存在していたと思う。）

その後も2019年にiPadを買った時も、カスタムフォント機能がOSに搭載される前から、プロファイルにフォントをぶち込むAppでせっせとフォントを入れてきたのです。

わかってもらえますか。私のフォント愛。

ところが！！！！！

先日、これまでiPadで愛用していたお絵かきアプリが、せっせと入れてきたフォントを使えなくなっていたわけですよ！！！
慌てて、別のお絵かきアプリを2つ買ってしまいました。
それでも使えない…
多分OSの問題だと思うんですが…

今、私は路頭に迷っています。

絵を描いて、それをPagesで読み込んで文字を打ち込めば良いんですが、それはもう、めんどくさいのなんのって。

あまりの悲しみに、こういう記事を立てました。

そう、あまりの悲しみに、こういう記事を立てたくなるほど、
ホントにフォントはいい！！

以上。

追記：解決しました！！！！
> iPadお絵かきアプリフォント問題

解決法：
・Autodesk sketchbook
・Artstudio Pro（そもそもテキスト機能が使いづらすぎる）
この二つは現状カスタムフォント使えません。

・Adobe Fresco（サブスクじゃなかった！！）→いけました！！！（情報提供感謝です涙）
・Procreate→ものすごく奥深くにテキスト入力機能があって、先程ようやく見つけました…！
そしたらなぜかフォント名が全てアルファベット表記になっていましたが入っていました！！！
カスタムで入れたものを中心に反映していないフォントがあります。ただ、私が絶対に使うフォント（プロファイルにぶち込んだもの）は反映されていました。
並び順と表記が違いすぎて超見つけにくいけど、なんとかなる…！！
文字の変形操作（丸くレイアウトしたり）がしやすい。

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