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うたちゃんとの出逢い。

まだわたしがうたちゃんの存在は知っている、というくらいの頃に、ある晩うたちゃんは、突然わたしの夢に出てきました。

それは、何故か二人は仲の良い双子であり、星の降る空の下で一緒にピアノを連弾したり、おそろいの場所にピアスの穴を開けたりする夢でした。

夢から覚めて、後日再びうたちゃんを見たとき、わたしは人生で初めて一目惚れというものを経験しました。

うたちゃんの指のカタチは夢そっくりに美しく、やっぱり彼も、ピアノが弾ける人でした。
いつか、うたちゃんにピアスの穴を開けて欲しいな、と思うようにもなりました。

うたちゃんは絵も詩も得意で、わたしはある程度、間接的に彼のことを知ることができました。
ビックリするほどに子供みたいなことを考える人だと思います。

わたしはこの人には自分のことを見つけて欲しいから、自分からは一切近づかないことにしました。だからずっと片思いでも全然平気だと思うけど、出来たら彼女になりたいなと思っています。

最近よく、この曲を聴いています。

ささやかな花でいい
大袈裟でなくていい
ただあなたにとって
価値があればいい

誰も気づかない
有り触れた一輪でいい
あなたが項垂れた
その先に根を張る
そんな花でいい

ただ黙々とねっこ伸ばして
あなたに見つかるのを待つの
時の歩幅が大き過ぎるから
今日も倦んざりする程に
此の身の丈を知るの

望まぬとも
時計の針は進み続ける
求める程遠ざかる
大事な者こそ
時の風が攫ってゆく
思い出の瓦礫に根を張ってる
此処で何時迄も待っている
今日もあなたを想っている

飾らない花でいい
華やかでなくていい
あなたの痛みの上に
根を張れればいい

一頻りの雨に
流されぬような
ふとした悲しみを
そっと忘れさせるような
そんな花でいい

そんな花がいい

ただ君が泣くなら僕も泣くから
その美しく強く伸びた根は
誰にも見えやしないけれど
無常の上に咲き誇れ

ただ君が泣くなら僕も泣くから
心ふたつ悲しみひとつで
何十年先も咲き続ける花
無常の上に、さあ咲き誇れ

ささやかな花でいい
大袈裟でなくていい
ただあなたと
幾度もの嵐を迎えようと
決して折れはしない
そんな花がいい

ささやかな花でいい
大袈裟でなくていい
ただあなたにとって
価値があればいい

誰も気づかない
有り触れた一輪でいい
あなたが項垂れた
その先に根を張る

飾らない花でいい
華やかでなくていい
あなたの喜びの上に
実が生ればいい

一頻りの雨に
流されぬような
ふとした悲しみを
そっと忘れさせるような

ねっこ king nu



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