まだわたしがうたちゃんの存在は知っている、というくらいの頃に、ある晩うたちゃんは、突然わたしの夢に出てきました。
それは、何故か二人は仲の良い双子であり、星の降る空の下で一緒にピアノを連弾したり、おそろいの場所にピアスの穴を開けたりする夢でした。
夢から覚めて、後日再びうたちゃんを見たとき、わたしは人生で初めて一目惚れというものを経験しました。
うたちゃんの指のカタチは夢そっくりに美しく、やっぱり彼も、ピアノが弾ける人でした。
いつか、うたちゃんにピアスの穴を開けて欲しいな、と思うようにもなりました。
うたちゃんは絵も詩も得意で、わたしはある程度、間接的に彼のことを知ることができました。
ビックリするほどに子供みたいなことを考える人だと思います。
わたしはこの人には自分のことを見つけて欲しいから、自分からは一切近づかないことにしました。だからずっと片思いでも全然平気だと思うけど、出来たら彼女になりたいなと思っています。
最近よく、この曲を聴いています。