8月6日 原爆の日
今日は8月6日。
広島に原爆が落とされてから、75年。
わたし、この頃になると思い出すんだ。
アメリカに住んでた時に言われたこと。
フロリダのアパートで
たまたま会ったアメリカ人のおじいさんと話をしていた時。
私が日本人だと知ると、その人は自慢げに言った。
oh, you are from Japan... then, you know about Hiroshima?
(日本から来たのか…ヒロシマ、知ってるか?)
「自分は昔、軍のエリートだった。我々は原爆を落としたろ?あれは、fear control(恐怖による支配)だ。原爆を落とせば、日本はもちろん周りの国々が度肝を抜いてアメリカに歯向かおうって気にはならないだろ。
見せしめさ。」
こういう話は何かで読んで知ってた。
でも、目の前で偉そうに話されると
その衝撃と嫌悪感はハンパなかった!
見知らぬ人からそんな話を聞いて
私がどういう気分になるのか、
想像もつかないんだろう。
相手の男のその感覚が怖い…
日本に原爆を落としたことは、
アメリカでは正当化されるのが主流。
戦争を終結したことで、多くのアメリカ人の命が救われた、
戦争にかかる資金をセーブすることができたって。
立場が変われば、ものの見方はかわる。
でも、
でもね!
どう考えても原爆なんて使っちゃダメでしょ!!
自分の家族や友人や恋人に対して、そんなことできるか?
できないんだったら、やっちゃダメでしょ!
それぞれのものの味方は
育った環境や置かれた立場で異なる。
でも、いろいろな角度で物事を考えてみることはできる。
想像できる。
想像力こそが、私たちの世界を広げてくれる。
本棚から取り出してきた本。
今日は、娘と一緒に
戦争について、平和について
ゆっくり話し合いたい。
わたしたち大人が学んで
想像して 伝えていかないと
みんな忘れちゃうかも。
いずれなかったことになるかもしれないよ?