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バンドマン社長の未来地図vol.64

季ららYokohamaをオープンして、いろんな日が巡るけど、一日として同じ日はなくて。
日常の中で突如ステージに立つ、なんて事も多くて。
エンタメを作る、という事について今日は書いてみる。

どうも、IRabBitsマイコです。

10/10(日)は、うちの立ち上げからのスタッフでもあるdannyあきんこの生誕祭でした。

IRabBitsメンバーは、それぞれ誕生日に自分でイベントを企画してきたけど、それ以外では何気に初のスタッフ自らの誕生日イベント。
内容的にも、売上的にも本当に素晴らしかった。

まず、彼女はバンドをやりながら10年間クレープ屋さんでバイトをしてきたという経歴があって、
だから季ららYokohamaにはクレープのメニューを取り入れてるわけで。
今回の「クレープ付きチケット」なんて聞いたことない、彼女だからできたアイディアなわけです。
しかも、お一人お一人に名前を書いたプレート付き。
これはお客さんは嬉しいよね。

IRabBits結成当時、横浜駅前で路上ライブをしていた時に先輩に言われた言葉で、今もめちゃくちゃ残っていることがあって。

「目の前の路上で付き始めた数人のお客さんに対して、過度に尽くし過ぎるのはやめた方がいい。
いつか武道館とか、何千、何万人の前でステージに立ちたいと思うのなら、大勢にできない事は数人にもやるべきではない。
今からそれは意識しておいた方がいい。」と。

すごく理にかなってると思うし、今もその意味は理解している。

でも、飲食店をやっていると、数十人の空間で、日々日々いろんな方がやってくる。
めちゃくちゃ常連のお客さんもいれば、名前ぐらいを知ってて来てくれた人もいる。
自ずと一対一の向き合いになってくる。

一見矛盾しているようだけど、それは両立できる事だな、というのが、最近見つけた実感だったりする。
いわゆるミクロとマクロ的な、近い部分もみて遠くからも見て、主観的にも考えるけど客観的にもちゃんと見据えて、、物事は大体そういうものだから。

どちらにも共通しているのは、そこに"感動"が生まれるかどうかということ。
感動は"特別"からやってくる。
特別を毎回やってのけるには、"真摯に向き合って考えること"が必要。

大勢の前でやるライブのセットリストやライブメイクも然り、
目の前にやってきてくれるお店のお客さんも然り。
その状況、状況において、向き合って考えて、その先に出てくるのが感動的なパフォーマンスなんだと思う。

私たちが歌をうたい、演奏すること、
その場に集まった人や会場、時に向き合って言葉を発すること、
シェフが自ら料理を提供して説明をすること、
誕生日という特別な日に集まってくれたお客さんに名前入りクレープという特別なものを提供すること、
全部がライブであり、ここに感動が生まれたならそれは成功だ。大成功だ。

そうやって積み重ねたその先に、ちゃんと売り上げが付いてきたらもう言うことなし。
そうやって、ライブみたいに店をやれたら幸せだなと思う。

ライブ本編が終わった後、閉店時間までずっと楽しそうなお客さんを見て、
私は思わずマイクを持ってずっと喋ってた。笑
ただただ楽しかったし、こんなエンタメもあるんだなと気付かされた日でした。

まだまだいろんな可能性を秘めてるよ。
これからもどうぞよろしくね。
そして、ここを見てくれてる人で、まだ季ららYokohamaに足を踏み入れてないって人は、ぜひいつかお会いしましょう。

特別なエンタメ時間を用意してお待ちしております。

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