オトコという生き物は

「オトコ」という生き物は
何故本能に振り回されてるの？
何をそんなに急いているの？

システムで欲求が溜まって
それを放出したいだけ
そんな原始的欲求に支配されて
そんな動物的本能一杯にして

出てくる言葉なんて
アナタは気付いてないかもだけど
きっと古来何千年も
似たり寄ったりの言葉なのよ

「綺麗ですね」
「可愛いですね」
「色気が凄い」
「こんなセクシーな人いない」

そんな単調な言葉なんて
心の何処にも響かない
どんなに小綺麗な表現に変えたって
生々しさがダダ漏れる

「嫌がる事はしない」
「君の意思を尊重するから」
「身体が目当てじゃない」
「君自身が好きだから」

ウソばかりの虚構の言葉
ならば私に触れないで
私の何を知ってるの？
私の何を見ているの？

ただ歩いているだけで
ただ食事をするだけで
ただお酒を楽しむだけで
ただ隣の席にいただけで

「オトコ」という生き物は
何故そんなに厚かましいの？
何で本能をぶつけてくるの？

私に触れないで
私を物欲しそうに見ないで
ありきたりな表面の言葉なんて
聞き飽きたわ  まっぴらごめん

どーしようもなく動物な
「オトコ」という生き物は

そのくせ「理想」まで欲しがる
自分の思う「セクシー」を押し付けて
自分の思う「好いオンナ」を欲しがって
なんて思い上がった生き物なの

「オトコ」という生き物は

その上「心」まで欲しがるなんて
どれだけ思い上がった生き物なの
その上「愛」まで欲しがるなんて
どれだけ勝手な生き物なの

お願い
私に触れないで