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ヘンダーソン_子宮内膜症_術後5日目
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【今回の情報】
症例:子宮内膜症術後患者の看護
32歳女性のA氏は、3年前から徐々に悪化する月経痛に悩まされていた。痛みのため毎月3-4日は仕事を休まざるを得ない状況が続き、市販の鎮痛剤では効果が得られなくなっていた。婦人科受診し、MRIにて両側卵巣に4cm大のチョコレート嚢胞を認め、深部子宮内膜症と診断された。保存的治療を試みたが症状の改善が見られず、腹腔鏡下子宮内膜症切除術目的で入院となった。
A氏は夫(34歳、SE)と2人暮らし。結婚4年目で挙児希望があるが、不妊治療は未実施。身長158cm、体重52kg(BMI 20.8)とやせ型。几帳面で真面目な性格だが、不安が強く心配性な面がある。IT企業で経理事務として勤務しており、仕事に対する責任感が強い。入院前は「このまま仕事を続けられるか不安です」「子供は授かれるのでしょうか」と涙ぐむ場面もあった。
生活習慣として、月1-2回程度の機会飲酒があるが、禁煙。趣味はヨガと読書だが、ここ1年は痛みのため継続できていない。食事は3食規則正しく摂取し、職場では手作り弁当を持参。水分摂取量は1日1.5L程度。生理痛による不眠があり、平均睡眠時間は6時間程度。月経時は市販の鎮痛剤を服用していたが、徐々に効果が減弱。便秘傾向があり、市販の整腸剤を時々使用していた。
12月17日に入院。入院時のバイタルサインは体温36.7℃、血圧118/76mmHg、脈拍72回/分、SpO2 99%(room air)。術前検査では貧血傾向(Hb 12.8g/dL)を認めたが、その他特記すべき異常所見なし。
12月18日、全身麻酔下で腹腔鏡下子宮内膜症切除術を施行。手術時間2時間45分、出血量180ml。術中所見では、両側卵巣のチョコレート嚢胞に加え、ダグラス窩の強度癒着、直腸表面への子宮内膜症病変の浸潤を認めた。慎重な剥離操作により、肉眼的病変は可能な限り切除された。
術直後のバイタルは体温37.2℃、血圧126/82mmHg、脈拍88回/分、SpO2 98%(room air)。術後の疼痛は強く、「お腹の中が焼けるように痛いです」との訴えあり。硬膜外麻酔とフェンタニル持続静注による疼痛管理を開始。嘔気も強く、制吐剤を使用。
術後1日目、疼痛は軽減傾向。早期離床を促すが、「動くのが怖いです」と不安を表出。理学療法士と協力し、ベッドサイドでの座位から開始。夫の面会時には「早く良くなってね。仕事のことは心配しないで」と声をかけられ、涙ぐむ場面あり。
術後2日目、硬膜外麻酔を抜去。歩行器を使用し病棟内歩行開始。「思ったより痛くないです」との発言あり。夜間の睡眠は断続的で、睡眠薬を希望。
術後3日目より常食開始。食事摂取量は7割程度。術後の採血データではHb 11.9g/dL、CRP 1.8mg/dLと炎症反応の上昇を認めるも、発熱なし。創部の疼痛に対してロキソプロフェンNaを頓用。「赤ちゃんを作れるようになりますか」と将来の妊娠に対する不安を表出。
術後4日目に抜糸実施。創部の治癒経過は良好。便秘に対してセンノシドを投与し、排便あり。
現在(術後5日目)、バイタルサインは安定(体温36.8℃、血圧112/70mmHg、脈拍76回/分、SpO2 99%)。病棟内の移動は自立。創部の痛みは軽度残存するものの、「動くと少し痛いけど、薬を飲めば大丈夫です」と話している。入浴は創部保護のため清拭対応継続。着脱は自立しているが、かがむ動作で腹部に違和感あり。
医師からは1週間後の退院が提示されており、「仕事復帰のタイミングはいつ頃が良いでしょうか」と質問あり。また、退院後の生活について「重いものを持ってはいけないと聞きましたが、洗濯物を干すのも控えた方が良いですか」など、具体的な不安を表出している。夫は「僕ができることは何でもするから」と協力的な姿勢を示している。
今後は、退院後の生活指導と不安への傾聴を継続し、外来でのフォローアップ体制を整えていく必要がある。また、術後の病理結果と今後の妊孕性に関する医師からの説明が予定されている。
【アセスメント】
1.正常に呼吸する
〇呼吸数、肺雑音、呼吸機能、経皮的酸素飽和度、胸部レントゲン、呼吸苦、息切れ、咳、痰喫煙歴、アレルギー、自宅周辺の大気環境
子宮内膜症は、子宮内膜組織が子宮腔以外の場所で増殖する疾患であり、炎症や癒着を引き起こす。特に深部子宮内膜症では、腹腔内臓器への浸潤により様々な症状を引き起こす。本症例では、両側卵巣のチョコレート嚢胞に加え、ダグラス窩の強度癒着と直腸表面への浸潤を認め、腹腔鏡下での手術操作が行われた。手術は全身麻酔下で実施され、手術時間は2時間45分に及んだ。
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