ゴードン_双胎妊娠_母性 妊娠後期
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【今回の情報】
事例:双胎妊娠に伴う切迫早産および妊娠高血圧症候群の患者支援
以下は、妊娠37週1日目のA氏(32歳)の看護記録である。
【基本情報】
A氏は身長162cm、現在の体重68kg(妊娠前55kg)の初産婦である。夫(34歳、IT企業勤務)と2人暮らしをしている。小学校教諭として10年のキャリアがあり、現在は産休中である。性格は几帳面で計画的、やや心配性な面があり、妊娠初期から様々な育児書を読み、準備を進めてきた。不妊治療歴があり、人工授精3回目で妊娠が成立。双胎(二絨毛膜二羊膜双胎)と判明後は、「やっと授かった赤ちゃんたち。絶対に無事に産みたい」と強い思いを持っている。
【生活背景】
夫は仕事が忙しく、平日の面会は困難であるが、休日は必ず面会に来ている。実家は隣県にあり、母親(58歳)が出産後の育児支援のため、2週間後から1ヶ月程度の滞在を予定している。飲酒・喫煙歴はなく、妊娠前は週2回のヨガ教室に通うなど、健康管理に気を配っていた。
【入院までの経過】
妊娠32週頃から子宮収縮の自覚があり、産科外来で経過観察していた。36週2日の定期健診時、子宮頸管長の短縮(15mm)と軽度の蛋白尿、血圧上昇(145/92mmHg)を認め、即日入院となった。入院時、「早く産まれてしまうのではないかと不安です。夫の育休が来月からなので、できれば来月まで持たせたいです」との発言があった。
【入院後の経過】
入院当日から子宮収縮抑制剤(リトドリン)の点滴を開始。同時に妊娠高血圧症候群に対する降圧剤(ニフェジピンCR)の内服を開始した。入院3日目に突然の頭痛と嘔吐があり、血圧が160/100mmHgまで上昇。緊急でMgSO4の点滴を追加し、24時間持続点滴管理となった。
この際、「頭がガンガンして吐き気が止まりません。赤ちゃんは大丈夫でしょうか」と強い不安を示した。胎児心拍モニタリングでは、両児ともに異常は認めなかったが、予防的に胎児肺成熟促進のためベタメタゾンを投与した。
入院5日目には血圧が安定し(130/85mmHg前後)、MgSO4点滴を終了。子宮収縮も落ち着いてきたため、リトドリン点滴も中止となった。その後は降圧剤の内服管理のみとなり、現在は血圧120/80mmHg前後で安定している。
【現在の状態】
妊娠37週1日現在、両児の推定体重は、第1子2,300g、第2子2,250gで、発育に問題はない。羊水量も正常範囲内である。ただし、昨夜から再度子宮収縮が増強傾向にあり、1時間に2-3回の不規則な収縮を認めている。
血液検査では軽度の貧血(Hb 10.8g/dL)と、D-dimer上昇(2.8 μg/mL)を認めており、深部静脈血栓症の予防のため、弾性ストッキングの着用と適度な運動を促している。
【治療・看護方針】
妊娠37週を超えており、切迫早産の治療は中止しているが、妊娠高血圧症候群の管理は継続している。分娩時期に関しては、38週での予定帝王切開を検討中である。
患者は「帝王切開になるのは仕方ないけど、麻酔のことを考えると怖いです」と不安を口にしている。夫も「妻と子どもたちのために何をすればいいのかわからない」と戸惑いを見せており、両親への具体的な支援が必要な状況である。
以上の状況を踏まえ、以下の看護計画を立案している:
妊娠高血圧症候群の増悪防止と症状観察
双胎妊娠に伴う母体・胎児リスクの観察と管理
帝王切開に向けた心理的支援
産後の育児に向けた具体的な指導と支援体制の確立
【アセスメント】
1.健康知覚-健康管理
〇健康状態、受診行動、疾患や治療への理解、運動習慣、服薬状況、身長、体重、BMI、飲酒、喫煙の有無、既往歴
双胎妊娠に伴う切迫早産及び妊娠高血圧症候群は、母体と胎児の双方に重大な影響を及ぼす可能性のある周産期合併症である。双胎妊娠では単胎と比較して、切迫早産、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの合併症リスクが2~3倍に上昇する。特に二絨毛膜二羊膜双胎の場合、各胎児が独立した胎盤を持つため、血行動態の変化が著しく、母体への負担が大きい。
A氏は32歳の初産婦で、人工授精による二絨毛膜二羊膜双胎妊娠である。妊娠前の体格は身長162cm、体重55kg、BMI 21.0と標準的であったが、現在は体重68kg、BMI 25.9まで増加している。双胎妊娠における推奨体重増加量は11~19kgとされており、現在の体重増加13kgは許容範囲内である。しかし、妊娠高血圧症候群を併発していることから、急激な体重増加には注意が必要である。
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