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ヘンダーソン_骨粗鬆症_カルシウム摂取指導時
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【今回の情報】
【事例詳細】
A氏は68歳の女性で、近隣の保育園で40年間保育士として勤務後、3年前に退職した専業主婦である。夫(70歳)との2人暮らしで、2人の娘は結婚して独立している。几帳面で自立心が強い性格だが、自身の健康に関する不安が強く、特に転倒後は「もう歩けなくなるのではないか」という不安を頻繁に口にしている。
来院前の生活は、毎週水曜日の習字教室に通い、自宅の小さな菜園で野菜作りを楽しむなど、活動的な生活を送っていた。しかし、若い頃からダイエットへの関心が高く、「太りたくない」という思いから、意識的に乳製品の摂取を控えめにしていた。1日の食事内容は、米飯とおかず中心で、牛乳・乳製品の摂取は週に1-2回程度であった。また、日中の水分摂取量も少なく、「のどが渇いたら飲む」程度で、1日約800ml程度であった。
入院の契機となった転倒は、自宅の玄関で発生した。朝の習字教室に出かける準備をしていた際、玄関マットに足を取られ、右側に転倒。「ボキッという音がして、激痛で動けなくなった」と話している。夫が119番通報し、救急搬送となった。来院時、右大腿骨頸部骨折と診断され、同時に実施された骨密度検査でYAM値65%と重度の骨粗鬆症が判明した。患者は「父が寝たきりになって亡くなったので、私もそうなるのではないか」と涙ながらに不安を訴えた。
入院後、第2病日に右人工骨頭置換術を施行。術後経過は良好であったが、痛みへの不安が強く、リハビリテーションに消極的な様子が見られた。理学療法士の促しに対し、「痛いからもうやめたい」と訴えることも多かった。しかし、長女の「お母さん、頑張れば絶対元気になれるよ」という励ましの言葉を機に、徐々に前向きな姿勢が見られるようになった。
第7病日頃から歩行器を使用した病棟内歩行が可能となり、ADLは着実に改善。しかし、現在も「また転んだらどうしよう」という不安が強く、特に排泄のために夜間にトイレに行く際は、必ず看護師を呼んでから移動している。
第10病日の採血で25(OH)D値が15ng/mLと著明に低値であることが判明。これを受けて、主治医から「骨の強度を上げるためには、食事内容の見直しが必要」と説明があった。A氏は「今までの食生活が良くなかったのかしら」と自責的な発言もみられたが、「これからは牛乳もしっかり飲むように心がけます」と、生活改善への意欲を示している。
第14病日の本日は、栄養指導と骨粗鬆症に関する生活指導が予定されている。夫も「妻の食事管理をしっかりサポートしたい」と意欲的で、指導に同席する予定である。
バイタルサインの推移は安定しており、術後の痛みもロキソプロフェンの頓服で対応できている。しかし、夜間は「手術した足が痛くて眠れない」と訴えることがあり、不眠傾向が見られる。現在は、主治医、理学療法士、作業療法士、看護師が協力して、A氏の身体機能の回復と、精神面でのサポートを継続している。
退院後は、週1回の整形外科外来通院と、週2回の外来リハビリテーションが予定されている。また、長女が「休日は私が母の買い物に付き添います」と申し出ており、家族による支援体制も整いつつある。
【アセスメント】
1.正常に呼吸する
〇呼吸数、肺雑音、呼吸機能、経皮的酸素飽和度、胸部レントゲン、呼吸苦、息切れ、咳、痰喫煙歴、アレルギー、自宅周辺の大気環境
骨粗鬆症は、骨量の減少と骨質の劣化により骨強度が低下し、骨折のリスクが増大する全身性の骨疾患である。加齢に伴う骨量減少に加え、女性ホルモンの低下、カルシウム摂取不足、運動不足などが主な原因となる。特に閉経後の女性は、エストロゲンの急激な低下により発症リスクが高まる。本症例では、長年の不適切な食生活による栄養摂取不足と、運動不足が発症要因として考えられる。
呼吸状態について、現在の呼吸数は16回/分で正常範囲内である。動脈血酸素飽和度は99%(室内気)を維持しており、呼吸機能は良好である。聴診では両側肺野で正常な呼吸音を聴取し、異常な肺雑音は認められない。胸部レントゲン検査では、肺野に明らかな異常陰影を認めず、横隔膜の動きも良好である。呼吸困難感や息切れの訴えはなく、咳嗽や喀痰の産生も見られない。
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