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ヘンダーソン_胃がん_化学療法開始時

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【今回の情報】

本症例は、65歳の男性A氏で、性別は男性、身長168cm、体重52kg(3ヶ月で-8kg)、BMI18.4です。妻(63歳)と二人暮らしで、長男(38歳)は隣県在住です。2年前に高校教師(数学)を定年退職し、几帳面で話好きな性格で、教師時代から生徒思いで評判が良かったとのことです。入院前の生活習慣として、飲酒はビール350ml/日、喫煙は20本/日を45年間続けていましたが入院を機に禁煙しています。趣味は囲碁(地域のサークル所属)と園芸です。

入院前の日常生活機能は、食事は自立で3食規則正しく摂取、水分は1500ml/日程度、嚥下力に問題はなく、認知機能は正常、睡眠は6-7時間/日、服薬は自己管理、コミュニケーションは良好、排泄は自立、移動は自立、入浴は自立、着脱は自立でした。現在の日常生活機能は、食事は全粥食で摂取量6-7割程度、水分は1000-1200ml/日、嚥下力は化学療法後の口内炎により若干低下、認知機能は正常、睡眠は不眠傾向(5-6時間/日)、服薬は看護師管理、コミュニケーションは良好だが倦怠感強い時は応答が少なくなる、排泄は自立でポータブルトイレ使用、移動は病棟内歩行器使用、入浴はシャワー浴介助、着脱は自立だが時間がかかる状態です。

薬剤アレルギー、食物アレルギー、信仰は特にありません。

入院経緯として、2024年9月頃から食欲不振と心窩部痛を自覚し、近医受診し上部消化管内視鏡検査にて胃体部小弯に2型進行胃癌を認め、当院紹介となりました。術前精査にて肝転移(S4、S7)を認め、Stage IV胃癌の診断となっています。告知時、「まだ孫の成長を見たいから、できる治療は全てやってほしい」と本人より希望があり、11月2日に化学療法目的で入院となりました。

治療経過は、11月2日に入院、11月4-6日に各種検査実施、11月7日に化学療法(S-1+CDDP)開始、11月9日にCDDP投与後の嘔気・嘔吐があり制吐剤調整、11月12日に口内炎Grade 2出現、11月14日に倦怠感増強、食事摂取量低下がみられています。

バイタルサインは、入院時が体温36.8℃、血圧132/82mmHg、脈拍78回/分、SpO2 98%(room air)、化学療法開始時が体温36.6℃、血圧128/76mmHg、脈拍82回/分、SpO2 97%(room air)、現在が体温37.2℃、血圧118/70mmHg、脈拍88回/分、SpO2 96%(room air)です。

内服薬は、S-1 100mg/日、制吐剤(パロノセトロン、デキサメタゾン、アプレピタント)、オキシコドン10mg/日、ファモチジン40mg/日、アセトアミノフェン頓用です。

採血データは、入院時がWBC 6,800/μL、Hb 11.2g/dL、Plt 22.8万/μL、TP 6.8g/dL、Alb 3.5g/dL、AST 28U/L、ALT 32U/L、BUN 15mg/dL、Cr 0.8mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 103mEq/L、現在がWBC 4,200/μL、Hb 10.8g/dL、Plt 15.6万/μL、TP 6.2g/dL、Alb 3.2g/dL、AST 35U/L、ALT 38U/L、BUN 18mg/dL、Cr 0.9mg/dL、Na 138mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 102mEq/Lとなっています。


【アセスメント】

1.正常に呼吸する

〇呼吸数、肺雑音、呼吸機能、経皮的酸素飽和度、胸部レントゲン、呼吸苦、息切れ、咳、痰喫煙歴、アレルギー、自宅周辺の大気環境

胃癌は胃の粘膜から発生する悪性腫瘍であり、本事例は肝転移を伴うステージIV胃癌である。シスプラチンを含む化学療法を実施中であり、化学療法による副作用や全身状態の変化が呼吸機能に影響を及ぼす可能性がある状態である。

呼吸状態について、現在の呼吸数は測定値の記載はないものの、バイタルサインから安静時の経皮的動脈血酸素飽和度は96%(室内気)であり、やや低下傾向にある。入院時は98%(室内気)であったことから、化学療法開始後に軽度の低下を認めている。胸部聴診所見や肺雑音、呼吸機能検査、胸部レントゲン所見については情報収集が必要である。特に化学療法による間質性肺炎などの副作用の早期発見のため、これらの情報は重要となる。

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