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卓球の男 Xくん

20代後半になると、
結婚する友達もちらほら出てきて、
自分もいつかは、と思うようになりました。
素敵な彼氏が欲しいと思う反面、
まだまだ遊びたいなーと言う気持ちもあり、
心も身体もふらふらしていました。

この頃、周りでは頻繁に合コンが開かれており、
多い時で週2回ほど参加することもあり、
毎週末繁華街へ遊びに出ていました。

そんな中開かれた合コン。
メンバーはいつもと同じ。
職場の同期の子と、その友達と、その友達の友達。
4対4の合コンでした。
場所もいつものお店、イタリアンバル。
ホールのような広い空間に
テーブルとイスやソファが並べられています。
時折、街コンのような大きなイベントも
開かれるこのお店は、
私たちのお気に入りのお店でした。
合コンでなくても飲みに行くこともあったし、
合コンで使うこともしばしば。
フードも美味しかったし、
私はフルーツの入ったサングリアが
美味しくてお気に入りでした。

合コンメンバーの1人だったXくん。
(今回はどうしても名前が思い出せず、
Xくんとします。)
趣味で卓球をやっていると言っていたのが
印象的でした。
背は高く、細身ですらっとしていて、
髪は天パかパーマかウェーブがかっていました。
今まであまり出会わなかったタイプでした。
新鮮味を感じたのか、ちょっと興味が湧き、
じっと見つめてみたり、隣に座って話してみたり、
軽くアプローチしてみました。

私は自分で言うのもなんですが、胸が大きく
中高の頃はコンプレックスに感じていましたが、
大人になり武器として使えることがわかると、
ここぞとばかりに活用してきました。
合コンなどではピッタリした服を着て胸を強調し、
ここぞというときには寄せてみたり、
巨乳好きの人には刺さっていたと思います。
(さすがに谷間を見せたり、
あえて押し付けることはできなかったですが。)

おそらくXくんも胸好きだったと思います。
チラチラと胸を見ていたのを感じました。

その後、何がどうなってそうなったのか
詳しく覚えていないのですが、
Xくんと一緒に帰ることになり、
私がお持ち帰りした感じで、
部屋に連れ込んでいました。

そしてもちろんsex。
ただ、残念なことにXくんのものは小さめで、
テクニックもそれほどなく、
なんだか淡白なsexに物足りなく感じました
1回戦で終了し、
Xくんはその後すぐに帰ってしまいました。

あー、なんか失敗だったな

物足りなさも残る中、
1人残された部屋でちょっと寂しくなったとき、
決まって連絡するのはセフレのTくんでした。

週末だったため、たまたま街で飲んでいたTくん。
少しして私の部屋まで来てくれました。
そして、結局Tくんとsexをして、
心も身体も満たされて眠りにつきました。
この頃の私には、
Tくんがなくてはならない存在でした。

Xくんとはその1回きりで、
その後連絡を取ることもなくワンナイトでした。
私がイマイチと感じた分、
向こうも合わないなと思ったのかもしれないですね。
なので、正直あまり記憶に残っていませんでした。
覚えているのは、
趣味で卓球をやっていたということ
珍しいですよね。

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