4股の男 Kくん
20代後半からマッチングアプリを初めて、
そこで出会ったのがKくんでした。
アプリ上で顔写真が見えていたのですが、
メジャーリーグで活躍する○木誠○選手似で、
たぶん好きな人は好きな顔だと思います。
私は特別好みではありませんでした。
(私は塩顔好きで、○口健○郎がどタイプ)
初めて会ったのは、繁華街の居酒屋でした。
待ち合わせをして予約していたお店へ行きました。
Kくんの自宅は郊外だったため終電が早く、
その日は私の家へ。
もちろんベッドイン。
そこから何回か会うようになり、
その度にsexしていました。
付き合うことはなかったですが、
身体の相性も悪くないし、
一緒にいても心地よく過ごせていたので、
そのまま何となく会ってsexする日々が続きました。
Kくんの仕事が忙しく、
お互いの自宅も遠かったので、
1〜2週間に1回程度の頻度で、
私の部屋に来ることがほとんどでした。
こんなに会っていたのに、
好きだとか付き合いたいとは思いませんでした。
実は、Kくんと一緒にいても
頻繁に携帯電話の通知音が鳴っており、
他の女の影を感じていました。
女の勘で何となく感じ取って、
踏み込まずに適当に関係を続けていました。
ある日、事後にベッドでゴロゴロしていると、
Kくんの携帯の通知がなりました。
Kくんは隣で寝ています。
私はKくんの携帯を手に取り、
あらかじめ盗み見して覚えていた暗証番号を入力し、
Kくんの携帯のロックを解除してしまいました。
ドキドキしながらLINEを見てみると、
パッと見ただけで私以外に3人の女の人と
やりとりをしていました。
1人目は普通の女の子で、
どうやら付き合っているっぽい感じでした。
2人の写真も載せており、確認しましたが、
派手さもなく素朴な感じの女の子でした。
2人目は夜のお店の女の人で、
営業メールなのか本気なのか、
よくわからない感じでした。
でも、内容的には身体の関係が
ありそうな感じでした。
3人目はおそらくマッチングアプリから
LINEに移行してきて間もない感じの女の子でした。
まだそこまで親しくない感じで、
Kくんがグイグイ押していました。
パッと見で私以外に3人も女の子が出てきて、
正直呆れてしまいましたが、
同時に面白くもなってしまいました。
こんなこと今まで経験なかったし、
もう少し関係を続けて様子を見てみようと、
思ってしまいました。
ちなみに、男の人の携帯を盗み見したのは、
この時が最初で最後でした。
それから少しして、
経緯は忘れてしまいましたが、
Kくんの家に泊まることになりました。
いつもは私の部屋だったので、
新たな展開にドキドキワクワク。
何か他の女の痕跡とか調べてみようかな、
と面白半分に考えていました。
Kくんの部屋は1LDKでした。
リビングには広めのソファ。
奥の部屋にベッドがありました。
すごく綺麗ではなかったですが、
ゴミや脱ぎ散らかした洋服などはなく
まあまあ片付いていました。
シャワーを借りるのに、洗面所に入りました。
扉を閉めて、早速洗面台の下や戸棚をチェック。
特別なものはありませんでした。
お風呂場に入りびっくり。
女物のシャンプーとトリートメントのボトルが
並んで置いてありました。
堂々と置きすぎていて思わず笑っちゃいました。
遠慮なく使わせてもらいました。
あとから聞くと、
自分で使っていると言っていました。
Kくんは髪が短く坊主のような髪型でした。
トリートメントいる??
その後は新たな収穫はなく、
その日はいつも通りsexをして一緒に寝ました。
次の日、私は仕事が休みでしたが、
Kくんは朝から仕事で、
私を残して出て行きました。
家出る時ポストに鍵入れて置いて、
と慣れた様子で言われました。
1人になった瞬間部屋の中を捜索してみました。
すると、テレビ台の棚から
女性物の下着とシュシュが出て来ました。
何でこんなところから?と思いましたが、
洗濯物から慌ててしまったのかな?
と思いました。
そして、リビングの戸棚からAVを見つけました。
おそらくKくんが好きそうな、
女子高生ものとマジックミラー号。
ちょっと中身が気になりましたが、
DVDを見るまではさすがにできませんでした。
それ以上は何も出てきませんでした。
たぶん家に来ていたのは、
付き合っているっぽい普通の女の子。
おそらく、他にも遊んでいることは
知らなさそうだったので、
帰り際に付けていたピアスを片方だけ
洗面所の隅に置いてきました。
置き土産です。
鍵をポストに入れて、家を後にしてから、
Kくんとは徐々に連絡を少なくし、
そのまま終わりにしました。
4股(のうちの1人)を続けることに
急に飽きてしまったのと、
付き合っている彼女が可哀想になったからです。
きっと彼女はこの事を知らないのです。
いっそ、私からLINEで爆弾投下しようか
とも思いましたが、
そこまでする義理はないかなと思い留まりました。
それ以降、Kくんとは会ってもいないし、
連絡もとっていないですが、
時折、携帯盗み見からのお部屋訪問のことを
思い出します。
普段は携帯を見たり、部屋を物色したりしません。
たまたまこのときだけ、
ブラックな面が出てしまいました。
どんな人にもそういう一面、
あるんじゃないでしょうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?