高校の同級生 Hくん 地方の愛人編
高校の同級生だったHくんと、
大人になってから再会しセフレになり、
就職で上京し遠距離で会えなくなっても、
数年後にまたこっそり逢瀬を重ねる。
地方の愛人のような関係になった私たち。
また1年ほど会わない期間がありました。
会わない期間に連絡を取ることもなく、
お互いそれぞれの生活を過ごしていました。
Hくんと会えなくて寂しいとか、
会いたいとか、連絡したいとか、
そんなことを思うこともなく、
会わない期間は存在すら
頭からいなくなってしまうくらいでした。
たまたま機会があれば会えたらいいな、
くらいの気持ちでした。
そんな中、私が学会に参加するために
都心へ行く機会がありました。
何となくHくんのことを思い出し、
久しぶりにHくんに連絡をしてみました。
HくんとはLINEの交換をしていなかったので、
相変わらずSNSを介しての連絡です。
でも、その方がお互い便利でした。
学会でそっちに行く機会があるんだけど、
会う時間とかとれないかな?
Hくんからはすぐに返事が来ました。
もちろんオッケーです。
こうして、学会までの日々を
楽しみに過ごすことができました。
もちろん学会発表は緊張するし、
準備だって大変でしたが、
久しぶりにHくんに会えることが
何よりも楽しみでした。
ちなみに私には当時付き合っていた彼氏がいました。
今の夫となる人です。
もちろん罪悪感は多少はありましたが、
絶対にバレない自信がありました。
学会前日、いよいよHくんに会える日。
待ち合わせは夜の新宿です。
少し遅い時間だったので、
店の予約などはせず、
飛び込みで居酒屋に入りました。
1年ぶりに会ったHくんは、
前回会った時よりもより男身が増し、
穏やかな雰囲気は残しつつ、
下心でギラついている感じは出ていて、
会って話しているだけで興奮しました。
久しぶりに会うので、
会わない期間お互いに何をしていたか、
共通の知り合いの近況報告など、
積もる話はたくさんありました。
Hくんは少し前に結婚し、
奥さんは現在妊娠中だと言っていました。
奥さんの妊娠中に浮気するなんて、
最低だなとは思いつつも、
相手は自分なのだから共犯です。
自分が奥さんの立場だと
離婚レベルの裏切りだと思うけれど、
浮気相手の立場だと
不思議なことに罪の意識も薄れてしまいます。
お酒も入りほろ酔いになった頃、
この後どうする?という話になりました。
事前に、近くのホテルに宿泊予定だ
ということは伝えていたので、
ホテルまで送って行くよ
と言われ、
送っていって終わりなわけないよね、
と内心思いつつも、言葉通りの意味を受け、
2人で店を出ました。
夜の繁華街を2人並んで歩きました。
側から見たらカップルにでも見えたでしょう。
私はHくんのことが好きなのかな、
と考えたこともありました。
正直外見はタイプではないですが、
どこか惹かれる部分はありました。
お互い彼氏彼女がいない状態で出会っていたら、
この関係も違うものになっていたかもしれません。
ホテルに到着し、
当たり前のように部屋に入ってきました。
私も拒否することもなく部屋にあげ、
ベッドに並んで座りました。
一瞬間がありましたが、
気付いたらHくんとキスをしていました。
会っていなかった期間を埋めるかのように、
濃厚で激しいキス。
一瞬で私の下半身も熱くなり、
じんわり濡れているのを感じます。
と同時にHくんのモノも、
熱く固くなっているのを感じました。
いつもHくんとsexをするときは、
前戯はそこまでしっかりしてくれず、
割とすぐに挿入したがっていました。
そこが少し物足りなく感じていましたが、
今回は割と長めに、優しく触り、丁寧に舐め、
私もぐちゃぐちゃになってしまいました。
いざ挿入してからも、今までよりも気持ちよく、
ビジネスホテルで声を出せない状況にも興奮し、
イってしまいそうになりました。
実は私、1人でするときはイケるのですが、
相手がいる時には一度もイったことがありません。
sexでイケる女性は多くはないと知っているものの、
少し悔しい気持ちもありました。
今回もイクことはなかったですが、
イケそうかもと思えるくらい、
気持ち良い時間を過ごせました。
事を終えて、身支度を整え、
早々にHくんはホテルを後にしました。
終電間近だったからです。
自宅からは電車を乗り継いで来なければ
ならない距離でしたが、
わざわざ来てくれたことに感謝です。
別れた後に、またSNSでメッセージを送り合い、
お互い他の人に口外はしない
このやりとりは消す
また会える機会があれば会おう
と話をして、
メッセージを終えました。
そして、メッセージの履歴を消しました。
それから数年が経ち、
また最近、Hくんから連絡が来ていました。
帰省で地元に戻るが、少し会えるか
という内容でした。
しかし、私はそのメッセージに気付かず、
予定の日にちが過ぎてから気付いたため、
会うことは叶いませんでした。
私も数年の間に結婚をし、子どもを授かり、
子育てに奮闘する毎日でした。
会いたかったなぁと思いつつも、
お酒も飲まなくなり、夜外に出歩くことも
ほとんどなくなってしまったので、
メッセージに気付いていても、
会うことは実現しなかったかもしれません。
それでも、またいつか会える機会が来る事を
心のどこかでは願っています。
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