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各駅散歩の旅(126)

今週も、行きましたよ〜。
ホントに、お散歩だけでした。

十日市場駅

[横浜線]

横浜市内シリーズ94

長津田駅方
中山駅方

十日市場駅は、横浜線では新しい駅ですね。
まぁ、45年位経っていますけど。(横浜線は116年)

掘割のホームから、橋上駅舎の改札を出ると、北口側は一段低くて、南口側はフラットと言う感じでした。
北口側に流れている、恩田川の丘陵って感じでしょうか。

南口駅前広場(バスターミナル)

昼過ぎで疎らではありましたが、断続的な人の流れもある感じでした。
南口から、駅を離れました。

環状4号線

今回のお散歩は、ひたすら環4を南下するだけの予定で、歩き始めました。
時間的余裕が幾らかはあったので、寄り道の余地もありましたが、一応土地鑑もあったので、その可能性は低いかなとは思っていました。

十日市場交差点
十日市場バス停

駅から少し歩くと、十日市場の交差点やバス停があって、やはり駅が後発なんだなと実感しました。
概ね、南下していたので、陽射しが眩しかったです。

中山谷なかざんや交差点

中山谷交差点を過ぎると、十日市場から霧が丘に入りました。
住宅街に、ロードサイド店等が点在する、落ち着いた雰囲気もありました。
だいぶ以前に、一時期国道246号の裏道として利用していた時とは違って、すっかり街の姿が完成されている感じですかね。

霧が丘を抜けて長津田ながつた(広い!)に入る頃には、謎の2連続アップダウンが始まりました。
住戸も少なくなって、地形を生かした感じなんでしょうか。
ただ谷底付近では、河川等は見当たらなかったです。

横浜若葉台団地
ハングリータイガー 若葉台店

周辺に畑が点在し始めて、若葉台の団地群が見え始めると、程無く
『横浜のさわやか』ことハングリータイガーが現れました。
いえ···『静岡のハングリータイガー』さわやかなのですよ。
知らんけど。
地元横浜のハングリータイガーは、大人向けのまさしくハンバーグステーキで有名なステーキハウスで、本店は保土ヶ谷球場傍にあります。
この若葉台店は、かつての経営危機の際にも存続した、歴史も長い貴重なお店ですね。

保土ヶ谷BP上川井方面(R16内回り)
滝沢隧道

ハングリータイガーから仄かに薫る、美味しそうな匂いから離れて行くと、視界が開けて東京環状線こと国道16号の保土ヶ谷バイパスが見えて来ました。
16号の旧道は、上川井ICから八王子方面は地方道に移管されていますから、この辺りはバイパス区間が本道であります。
東名高速の横浜町田IC手前(R16外回り)の区間は、高架線で車線増を図っておりますが、国道246号の交差点と相俟って、相変わらずの渋滞の名所みたいです。
滝沢隧道でバイパスを潜ると、緑区から瀬谷区に入りました。
この辺りで、歩き始めて1時間と言った感じでした。
雲が多くて、陽が翳るとまるで夕方でしたが、まだ15時過ぎでした。
尤も、冬場の15時であれば、夕方認定でも良いでしょうね。

卸本町
目黒交番交差点八王子方面(旧R16)

卸本町を抜け、目黒交番交差点で八王子街道(旧R16)を越えて、海軍道路に入りました。
本来の海軍道路は、目黒交番交差点から更に八王子寄りの海軍道路入口交差点で、八王子街道に突き当たっていますから、正確には目黒交番交差点から少し先については、環状4号の整備に伴って誕生した新規区間になります。(あくまでも環状4号の新規区間なので通称である海軍道路としても無問題でしょうね)

海軍道路新旧分岐点
道路付替え地点

間も無く、道路の付替えが行われる様で、整備が進んでいました。
海軍と呼ばれる位ですから、元々この辺りには旧大日本帝国海軍補給廠があり、戦後は在アメリカ合衆国海軍が接収して上瀬谷通信施設が置かれていました。
通信施設だけあって、地上にはアンテナがある程度で、後は地下施設だった様ですから、地上はグランド等で開放されていまして、元から仰々しい軍事施設感も薄く、面白い事にある程度の環境保全となって様に思います。
現在は返還となって、その跡地で国際園芸博覧会(花博)が2027年に開催予定です。
道路の付替えもそうですが、目黒交番交差点でも立体交差工事の準備が始まっていて、花博に向けてのものなんでしょうね。
横浜は南北を結ぶ鉄道路線は、沿岸部か外周付近にしかありませんから、この辺りはある意味鉄道空白地帯でもありまして、花博に向けてのLRT(軽量軌道交通)等の新設案もありましたが、採算性等で少なくとも近々に実現する事はありません。

左の壁は付替え工事区間

海軍道路と言えば、やはり桜並木が有名ですが、老齢化等で一部で伐採もあって、花博に向けて再整備されるそうです。
道路付替えと言っても、数十メートル東側へ移動するだけなので、工事の壁が見晴らしを阻害していましたが、本来なら開放感のある空間でした。
道路も直線で、好い雰囲気なんですね。
時折、歩行者や自転車の姿もあり、幾らか市街地に近付いた雰囲気もありました。

海軍道路南側
瀬谷消防署中瀬谷出張所

中瀬谷消防出張所の手前で、付替道路との合流部があり、旧通信施設の敷地も終わって、農地と宅地が混在する様になりました。
更に15分程歩いて行くと、以前歩いたエリアに入りました。

完全に市街地へと入りましたが、この辺りから境川と和泉川に挟まれた(形成したと思われる)台地を、環状4号は真っ直ぐ進んで行きますね。
その2つの川が合流する、境川遊水地公園の手前(台地の縁…まぁ川が合流するので必然的に無くなりますね)で和泉川を越える迄、殆ど真っ直ぐな道であります。

瀬谷柏尾道路との瀬谷中学校前交差点で、一応海軍道路の名称が終わりました。
のんびりとは言え、40分以上は歩いていたかも知れません。
勿論、環状4号としては、続いております。

相鉄本線 瀬谷1号踏切道

交差点を越え中学校の脇を通って、高架脇の側道に沿って進みました。
高架には歩道が併設されていなかったのは、それが仮設と言うか暫定的なものだそうで、将来的には地下化が予定されている模様です。
踏切を渡って、もう少し歩きました。

ゴール

瀬谷駅が、ゴールでした。
日没間近でしたが、何とかその前に辿り着けました。
125分のお散歩となりました。

瀬谷駅南口

シンプルに、環状4号に沿って歩きました。
少々風はありましたが、陽が出たり翳ったりで、丁度好いお散歩日和でした。
12月も中旬に入ろうかと言う時期ではありましたが、特に師走特有の慌ただしい雰囲気を感じる事も無く、何時もと変わらず楽しく歩けました。
市内郊外部でありますし、前述の通りそれに沿った鉄道路線もありませんから、何とは無しにのんびりとした雰囲気もありました。
交差する保土ヶ谷バイパス(国道16号)を挟んで、その前後周辺は農地等自然保全中心の環境で、(当然)駅に近い部分の宅地が進んでいました。
面白いもので、個人的に瀬谷の市街地の方が、不思議と落ち着きましたね。
十日市場は兎も角、それなりに長いとは言え、霧が丘は新興の市街地でありますから、瀬谷との市街地の歴史の長さが違うのは確かですし、基本的に緑区3兄弟(青葉都筑)と瀬谷を含む戸塚区一派(泉栄)は、微妙に元々の雰囲気が違うのです。
私自身が戸塚区一派出身であるのも、当然そのシンパシーの基礎にはあるでしょうね。
取り敢えず、横浜市内の各駅散歩旅で今回の様なロングウォークは無さそうな感じですね。
多分。

(了)