各駅散歩の旅(120)
恒例の、お散歩をして来ました。
今回は目的地がありましたが、日没時間的に若干迷いつつの、見切り発車となりました。
中山駅
[横浜線]
横浜市内シリーズ88
中山駅は、ゴール駅として何度か来ていましたし、グリーンラインとの重複駅で来ていました。
漸く今回は、主役駅となりました。
北口側は、恩田川や港北ニュータウン等、何度か歩いたエリアでもありましたから、目的地がある事もありましたが、南口から歩き出しました。
緑区役所からの登坂(とはん)
駅前から、賑わう商店街を抜けて歩いて行くと、緑区役所がありました。
駅近ですね。
そこから少し歩くと、長い坂道となりました。
まぁ、山越えと言うか丘越えは、今回は必須でありましたから、想定内ではありました。
断続的な人通りもあった坂道を上って行くと、神奈川大学の野球場が現れました。
その背後には、付属の中学高校もあります。
だいぶ昔になりますが、車でこの辺りを通った記憶はあるのですが、何で来たのか覚えていないです。
渋滞回避の裏道とか、そんな感じだったのでしょう。
その敷地の周囲に沿って、更に坂道を上ると、僅かばかりの尾根筋の道になりました。
団地と里山
尾根筋を歩いて行くと、神大付属の南門を経て、地域活用されている旧ひかりが丘小学校があったり、そのまま自然が残されているエリアもありました。
団地沿いの道を行くと、反対側に里山(谷戸)かあると思ったら、明らかに公園でした。
谷戸地形を活かした公園でしたが、大都市郊外ではこうした公園化が、自然保全としては王道でしょうね。
住宅街から、僅かな山林の間を抜けて、大きな通りに出ました。
中原街道
交通量の多い、中原街道沿いを歩きました。
以前、逆方向に中山駅迄歩きましたが、それをなぞるのも面白くないので、別ルートをチョイスしましたが、この辺りが限界でした。
一応、大回りの更なる別ルートもあったのですが、日没を鑑みれば妥協点でありました。
坂を上って、都岡小池橋辺りから下りとなりましたが、余り圧迫感は無かったので良かったです。
日没前でしたが、かなり雲が広がっていました。
国道16号を超えて、保土ヶ谷バイパス(こちらも16号)を潜ると、だいぶ薄暗くなってしまいました。
一応目的地へ向かっていましたが、すっかり真っ暗になってしまうと、また出直す羽目になりそうで、最近も似たような事がありました。(陣ヶ下渓谷事件)
そんな事を考えてつつ歩いていると、どんどんモチベーションが下がって行くのでした。
テンションダダ下がりで歩いて行くと、大きな橋(旭大橋)を渡りましたが、下は小川と谷戸と言うか、手入れされた自然公園の様でもありました。
矢指隧道を抜ける頃には、夜の帳が下り掛けていました。
中原街道を離れて、住宅街を歩いて行きました。
暗雲立ち込めるとは、正にそんな感じで、快晴であればもう少し明るかったでしょうね。
和泉川源流ひろば
何とかギリギリ、写真が撮れる程度の明るさが残る内に到着出来ました。
遊歩道やボードウォークが整備されていましたが、当の和泉川は小学校と住宅街に挟まれて実質下水路であるのは、宅地化での小川の姿ではあります。
ひろばを抜けて、更に川上へと向かいました。
遡れる限界迄行ってみましたが、恐らくゴルフ練習場の奥が源流域なんでしょうね。
源流の最初の一滴を、特に見たいと言う事でも無いので、一応満足しましたから出直しは無いと思いました。
和泉川を下る
踵を返して、和泉川沿いを歩いて行きました。
写真以上に、暗くなっていました。
源流ひろばの先も、ボードウォークが続いていましたが、流れが住宅の間を抜ける部分で、それも無くなりました。
迂回をして本流を追いかけましたが、道路と交差する部分で再会しただけで、再び住宅の間を流れて行きました。
結局そこから踏切を渡って、中原街道を渡った先で、漸く暗渠から姿を現した和泉川に会えました。
ここからまた住宅の間を流れて、直ぐに以前訪れた二ツ橋水辺公園となりますね。
ゴール
二ツ橋の交差点から10分程歩いて、若干雨が落ちて来たりしましたが、無事に三ツ境駅に到着しました。
すっかり夜で、155分のお散歩となりました。
そんなこんなで
多摩丘陵の山を越え、谷を越えるお散歩でありました。
歩く方向に依って有りがちなので、そりゃ平坦な川沿いを好むと言うものです。
まぁだいぶ陽が短くなって、結果的に1時間程スタートが遅かったのも確かですが、何とかギリギリのところでしたから、出直す必要は無さそうです。
と言うか、無いです。
今回10キロ程度離れた目的地で、出直すとしてもやはり同程度の距離はありますから、覚悟はありましたが充分満足できましたので。
各駅散歩の旅に、絡めなくても良いのでは無いかと言う話もありますが、それはオフレコと言う事です。
(了)