2022/23(令和4/5)年冬 常磐線 18きっぷの旅プチ
青春18きっぷの残り2回。
例年であれば、日帰り2回が無難なチョイスではあります。
今年は3日に仕事が入って、三連休に日帰り2回はしんどいと言う訳で、ちょっと変わった消化試合…延長戦と相成りました。
2023(令和05)年01月06日(金)
まぁ、消化試合…延長戦なので、昼過ぎに仕事を終えてから、ゆる〜く出立したのでした。
横浜駅〜品川駅
例に依って、横浜駅からのスタートでしたが、暮れのお伊勢参りは珍しくちがいましたから、夏以来ですかね。
平日グリーン(1000円)で、ちょっと頑張っちゃいました。
金額からして、品川駅迄って訳ではないですよ。
アクシデントその1
意気揚々と品川駅で降りましたが、そこでは驚愕の事実発覚でした。
午前中、内原駅〜友部駅の間で発生した死亡事故(5時間止まったとか)で、常磐線ダイヤ乱れまくりとなり、私が乗る予定だった15:35発(1187M勝田駅行)の列車が運休(若しくは上野駅発変更)となっていたのでした。
慌てて、品川駅に向かったのに…。
グリーン券も高萩駅迄用意していたので、1時間後の高萩駅行(16:35 1195M)に乗るか思案したのですが、結局のところ次発の列車で向う事にしました。
品川駅〜いわき駅
品川駅15:55発の列車(3189M)は、本来特別快速なのですが、この日は快速として運転されました。(三河島駅、南千住駅、我孫子駅、天王台駅にも停車)
いやかつては、特急も停車していた我孫子駅を、今は特快も通過するんですね。
取り敢えず列車に乗り込んで、順調に進んでいた松戸駅で、アクシデントに見舞われたのでした。
アクシデントその2
列車が松戸駅着くやいなや、目の前のホームの非常ボタンが押される瞬間を目撃してしまい、一瞬人身事故かと脳裏を過りましたが、特にそんな雰囲気も無く普通にホーム入線停止してましたので、一体何だったのでしょうね。
駅員さんがワラワラと集まって、右往左往状態で子供の鳴き声も聞こえていましたが、当のボタンを押した女性の姿もありませんし、駅員さんも状況把握に時間が掛かっていた模様です。
結局、安全確認が取れて出発しましたが、少なくとも人身事故(接触も含む)では無かった筈で、何を持ってボタンを押したのか首を傾げるしか無かったです。
非常ボタンを押す事を躊躇う必要は当然ありませんが、それは列車運行の安全上の問題発生時に関してであって、関係者の呼び出しボタンでは無いのです。
別に先を急ぐ旅では無かったですが、何とも疑問が残りましたね。
まぁ何も無い事が、一番ではありますが。
その後は、順調に列車は進みましたが、取手駅の先のデッドセクションでは、室内灯が消えたので、新型のE531系も例外では無かったのですね。
土浦駅からは、始発列車に乗り継ぎましたが、17:30発で恐らく区間運休列車(391M)だったのか、グリーン車連結でラッキーでした。
尤も、日中はグリーン車含む基本編成は、土浦駅で切り離しと言う話も耳に入っていたので、土浦駅から先でグリーン車が無くても良い感じではありました。
グリーン券を高萩駅迄用意したのは、あくまでも保険でした。
水戸駅迄、グリーン車で快適に移動して、この日最後の乗り継ぎとなりました。
E531付属編成5両の列車(691M 18:40発)で、原ノ町駅行と言うのも、新鮮な感じでありました。
夕方のラッシュ時でもありまして、当初は立ちましたが、隣の勝田駅で着席出来ました。
十王駅辺りから、空いて行く様なかんじで、扉がボタン方式でもありましたので、私の大好物である車内まったり時間となりました。
勿来駅から福島県に入り、特に問題も無くいわき駅に到着しました。
ほぼ予定より、品川駅の出発を繰下げた分だけ、遅い到着でありました。
意外と県境を跨いでの、通勤通学客の姿も散見されました。
昔一度だけ、いわき駅を下りた事があったのですが、こんな華やかだったっけ?
横浜駅〜いわき駅 244.0キロ 4510円(参考)
グリーン券平日51キロ超 1000円
01月07日(土)
18きっぷも最後の回なのですが、帰る前に初発で北上しました。
常磐線も、まだ先へ続いていますので。
いわき駅〜名取駅
三連休初日の土曜でしたが、流石に初発だけあってか、人の姿は疎らでありました。
寒さは、思った程では無かったですね。
先ずは、原ノ町駅行の列車(663M)に乗車しました。
まだまだ外は暗くて、お好みのまったり時間でしたが、まったりし過ぎて、噂のJヴィレッジ駅停車に気付かなかったです。
そんな事ある?
あります。
ウトウトしていた訳でも無いかと。
大高駅辺りから、少しづつ明るくなって、終着の原ノ町駅では明るくなりました。
原ノ町は南相馬市と言う事で、あの相馬野馬追の本場ですね。
交流電車の登場で、いよいよ仙台エリアに足を踏み入れた雰囲気で、普通列車(231M)で北上しました。
何故か扉開閉釦があるにも関わらず、各駅ではオートフルオープンだったので、寒かったです。
明るくなって、改めて沿線風景を眺めていると、殊の外海岸線が近い事を感じましたし、新旧混ざった街の風景もまた、印象に残りました。
仙台圏が近付くに連れて、車内も混雑し始めて、6両編成であった事も納得です。(原ノ町駅も仙台駅から70キロ余)
阿武隈川を渡り、岩沼駅で東北線に合流して、名取駅で下車しました。
いわき駅〜名取駅 64.0キロ 1170円(参考)
杜みなせ
名取駅で、乗換列車を待っていると、阿武隈急行の車両がやって来ました。
仙台駅迄、乗り入れている様ですね。
仙台空港鉄道に、乗車(1312M)しました。
10分程で、仙台空港駅に到着しました。
途中駅は、住宅街の雰囲気でしたが、広大な農地を挟んで、仙台空港が広がっていました。
仙台空港鉄道と言えば、杜みなせちゃんです。
仙台空港も、少しだけ見学しました。
三連休初日だけあって、賑わっていました。
蔵王連峰も綺麗でした。
40分程の滞在で、普通列車(1315M)で空港を後にしました。
仙台駅には、30分程で到着しました。
仙台空港鉄道
[初乗車] 名取駅〜仙台空港駅 7.1キロ 420円
仙台空港駅〜名取駅 7.1キロ 420円
名取駅〜仙台駅 10.4キロ 240円(参考)
仙台駅〜原ノ町駅
仙台駅は、結構な人出でありました。
観光する時間が、無かった訳でもありませんが、三連休初日に観光地に飛び込む勇者でもありませんから、駅周辺を少し散策して、1時間程で帰路となりました。
最初は、原ノ町駅行の普通列車(236M)に乗車しました。
実は乗車した列車は、利府駅始発(4434M )でしたが、ほぼ全員が下車していました。
仙台駅を出て、暫く東北線を上り、岩沼駅から常磐線に入りました。
まぁ、数時間前に逆方向から来てますが。
先程、明るい時間に通っていますので、ウトウトしていたり、ぼーっと流れる景色を眺めていたりしていました。
ちゃんと、扉釦方式でした。
原ノ町駅〜いわき駅
原ノ町駅からは、E531の普通列車(674M)に乗車しました。
乗換時間が3分しか無いのに、跨線橋連絡で頑張りました。
先程は、夜明け前の区間でもありましたし、景色が楽しみでした。
長閑な里山の風景や真新しい駅に、農地では無さそうな広大な更地だったり、間も無く12年が経とうとしていますが、まだまだ途上なんでしょうね。
この区間は、原発事故の影響も残っていますから、鉄道復旧はその復興の足掛かりの一つで間違い無いでしょう。
あのJヴィレッジ駅は、想像とは真逆の立地でありました。
海の近くも通りました。
実は常磐線のこの区間も、だいぶ以前に乗った事がありましたが、オール明けで岩沼駅辺りで爆睡してしまい、目覚めたらいわき駅で景色は一切知らなかったのですね。
線路付け替え等もありますから、当時の風景を望むべくもありませんが、それでも幾らか取り返せたのかなぁ。
いわき駅〜勝田駅
約8時間振りに、いわき駅に戻りました。
乗り継ぎ時間が少しあったので、改札の外に出てみました。
水戸駅行きの、普通列車(576M)に乗車しました。
何だか、首都圏が近くなった様でもあり、不思議と安心感もありました。
北茨城は海も近かったですが、進むに連れて徐々に遠くなって行きました。
内陸に入り、終点水戸駅の一つ手前の勝田駅で下車しました。
勝田駅〜横浜駅
勝田駅から、普通列車(398M)に乗車しました。
しかも、グリーン車です。
10両編成で、土浦駅で後ろに5両増結でした。
夕暮れとなり、東京が近くなるに連れて、グリーン車も賑わって来ました。
北千住駅では、急ブレーキで停車して、安全確認が行われました。
実はこの前の列車でも、泉駅手前出踏切の安全確認で少し止まっていて、前日から続いていましたね。
藤代駅先のデッドセクションで、車内灯の消灯が無かったですが、どう言う事なんでしょうね。
上野駅止まりの列車でしたので、最後の乗り継ぎをしました。
最終ランナーは、宇都宮線からの普通列車(1595E)でした。
出発が少し遅れたのは、後続の常磐線特急の遅れ(前に乗車した列車の直後)が原因ですね。
東京駅から、グリーン車も満席状態で横浜駅に無事到着しました。
そんなこんなで
乗り鉄風味の旅でありましたが、変態乗り鉄の私としては、充分に楽しいものでした。
外は、寒いしね。
そして改めて、自分の目で確かめる事の大切さも感じる事が出来ました。
少なくとも浜通りであれば、冬の北上も悪くは無いのかも知れません。
寒いけど。
仙台駅〜横浜駅 395.9キロ 6050円(参考)
グリーン券ホリデー51キロ超 800円