各駅散歩の旅(123)
お散歩しました。
気が付けば、日没が16時半頃となっていて、精一杯迅速に現地へ向かいました。
もう11月なんですよね。
弥生台駅
[いずみ野線]
横浜市内シリーズ91
駅名(住居表示)の由来は、開発に伴って弥生時代の土器が出土したからだそうですが、駅周辺はそもそも、ほぼ新規開発された場所でありますから、何れにしてもそれらしい地名や駅名になっていた可能性は大きかったでしょうね。
副駅名が、"国際親善総合病院"となっていますが、元は中区にあって弥生台に移転して来たのです。
この近隣では、比較的規模の大きな部類の病院で、創立は1863年(江戸時代)と歴史も長いです。
掘割の駅で、相対式ホーム背後の斜面には、桜の木が植えられています。
現在は、ホームドアが設置されておりますが、かなり以前に、実証実験でバー式の昇降型ホーム柵が1両分だけ、下りホーム最後尾(自立式駅名標の辺り)に設置されていた事がありました。
結局暫く後で、相鉄では採用されず、JR拝島駅で見た記憶があるだけですね。
関西のロープ式(高槻駅等)とは、伸縮する支柱は似ていますが、また違うものでした。
南口は改札フロアからフラットで、バス乗り場や商業施設等もありましたが、駅施設も含めて開業当初の姿から、リニューアルで変わっていますね。
北口は、丘陵を切り拓いた駅らしく、1段低くなっていましたが、普通の閑静な住宅街(公園も少々)の印象でありました。
曇天
北口を出て、丘陵の途中の様な場所でしたから、迷わず上を目指しました。
住宅街の坂道を歩いて、階段を上りました。
森の脇を抜けて、未舗装の道を歩いて行きました。
これが横浜市内かと言う話もありますが、この辺りは昔からこんな感じでした。
かまくらみち(神奈川県道402号阿久和鎌倉線)に出ると変電所があって、此処は私が知る限りで昔ながらの風景でした。
まぁ道路を挟んで、太陽光発電パネルが大量設置されているのは、目新しかったです。
但し昔ながらは良いのですが、バス通りでもあるかまくらみちの狭さも相変わらずで、一部のドラッグストアや集合住宅では私有地を開放する形で、歩行者の安全を確保してくれていた一方で、変電所は…ドライバーも…。
取り敢えず、曲がりなりにも歩道らしきものが出て来て、のんびり歩いて山王塚バス停の先でかまくらみちから離れました。
程無く阿久和団地となり、通り抜けて行きました。
昭和のイメージとは違い、人の姿が無い訳ではありませんでしたが、とても静かで土曜日とは思えない雰囲気でした。
よくよく考えると、泉区から瀬谷区に入っていました。
団地を抜けて、新幹線のガードを潜って、市道鴨居上飯田線に出ました。
以前に少し歩きましたし、それ以前から既知の道路でした。
少し歩いて、坂道を下りて行きました。
遠く丹沢の山々は霞み気味でしたが、一応見えてはいましたから、何とか天気は持ちそうな雰囲気でした。
和泉川宮沢遊水地
天気が天気でしたし、時間に追われているところは確かにありましたが、少し寄り道をしてみました。
2度目の訪問でしたね。
自然を生かした、池があったり草原だったり、親水広場的な遊水地であります。
遊水地内には入らず、外周道路を歩いて、遊水地のシンボルでもある、上流方面にあるめがね橋へ行きました。
めがね橋を渡りました。
遊水地脇を流れる和泉川に架かる、山王橋が直ぐにありました。
遊水地を跨ぐ橋なので、とても優雅な佇まいでありましたが、遊水地が実際に機能している時は、どんな感じになるんでしょう。
和泉川
めがね橋は、2回目でしたからそこそこに、和泉川左岸を下流に向けて、歩き始めました。
まぁ、引き返しました。
実は、これが今回は本命だったのですが、弥生台駅を出て既に小一時間経っていて、日没も迫ってちょっと焦っていました。
往復で、10分程の寄り道でしたが。
鴨居上飯田線に戻って、わいずみ橋(和泉…なぜのこの名前なのか最後にわかります)で右岸に移りました。
若干、獣道感もある右岸でしたが、左岸はもっと凄くて、歩けたのかどうかも定かではありませんでした。
北の境橋で、左岸に移りました。
右岸は工事で、立入禁止となっていましたが、遊歩道は整備されていました。
新幹線橋梁を挟んで、川に近付ける様になっていて、その為かゲートも設置されていました。
時折、ランナーに"サイクリニスト"やお散歩の人等にも遭遇しましたが、基本は1人でのんびりと歩けました。
いずみ野線の高架(和泉川橋梁)を潜る頃には、日没間近となりすっかり薄暗くなってしまいました。
和泉川を渡ったいずみ野線は、向きを変えて和泉川沿いを走っていますから、後一駅分(30分?)位は歩かないといけません。(ゴール確定ですね)
黙々と下流へ進軍して行くと、西部あやめ橋で大きな4車線の通りに出ました。
市道権太坂和泉線で、弥生台駅へも行けます、と言うか直接歩けば20分程でしょうか。
今回は100分くらい掛って、やって来ました。
和泉遊水地が近くなり、上分橋で左岸を進む事が出来なくなったのて、右岸に移りました。
大規模な遊水地で、夜間照明完備のテニスクラブやスポーツ広場等が、整備されています。
暫くは、自然を生かした遊歩道が続きましたが、神田橋から整備された道に変わりました。
写真ではまだ明るさがありますが、結構暗くなっていました。
対岸(左)に泉区役所が見えて来て、お散歩もそろそろ終了が近くなって来ました。
人通りも多くなって、普通の歩道の感じも強くなりました。
長後街道(県道22号横浜伊勢原線)の、和泉橋に辿り着きました。
かれこれ1時間程前の、"わいずみ"の謎?も解けました。
平仮名なので、恐らく阿久和と和泉の意味合いが強かったりするのかも知れません。(勿論漢字は同名になってしまいますもんね)
ゴール
と言ったところで、長後街道を渡ってすっかり夜の帳が下りた、いずみ中央駅がゴールでありました。
125分程のお散歩となりました。
今回の弥生台駅篇で、相鉄線は市内コンプリートとなりました。
そして、実質メインの和泉川散歩も、(ほぼ)全域コンプリートでした。
大きな川ですと、源流域が山中で沢登りの真似事をするケースが多いでしょうから、やはり都市郊外部の河川ならではなのかも知れません。
和泉川の面白いところは、相鉄本線沿線の上流部は、早くから宅地化が進んで河川と言うよりも下水路ですし、暗渠になっている部分もあります。
以前歩いた宮沢遊水地から二ツ橋迄(一部住宅街)と、今回歩いた中流部が1番自然を生かしたエリアだったりします。
勿論人の手が入った上での、自然保全ではありますが、周囲に畑等も残っていますからかなり印象が違いますね。
更に和泉橋から境川遊水地公園(境川合流部)迄は、遊歩道としては車道に付随した歩道なので、また違う感じはありますが、周囲に田畑等も多いので自然は残っていますね。
尤も、田畑は人工物ではありますが、自然保全が為されているからこそ、存在出来るところはあるでしょうね。
取り敢えず、帰宅する迄雨に降られる事も無かったですし、今回も楽しく歩けたかと思います。
時々書いていますが、川沿いは概ね平坦なので、それもまた好いのです。
(了)