劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III. spring song
3月公開予定が延期となって漸く公開の日を迎えて初日に観て来ました。
当時は初日の席を抑えた翌日(正確には日付変わって直ぐの予約で当日)に公開延期が発表となったのでした。
映画自体は2月29日以来となりましたが劇場(ブルク13)には何度かフライヤーやら前売券やらで何度か行ってましたね。
そもそも近年は個人的に映画と言えばアニメ作品なので夏場のアニメは一般系(ジブリとか新海さんとか・・・)の大作中心なので珍しい事になりました。
因みに近年夏に観た映画は唯一実写の「カメ止め」だったりします。
映画館の座席については一席おき(定員半分)の発売と言う形だったのでシネコンらしく上映回数が通常よりも多くなっていました。
[ネタバレなし感想]
約3年掛けての3部作最終章公開となりました。
ゲームを始めとする原作の類には一切触れずスピンオフである「Fate/Zero」からTVアニメシリーズだけのお付き合いの単なるライトファンの一人に過ぎない私ではありましたがそれでも何故か不思議と惹きつけられる作品の一先ずの区切りを見届ける事が出来て良かったです。
突き詰めれば私にとってはラストの日常的なワンシーンが全てであってそれを見届けられた充足感しかなかったです。
細かく作りこまれた設定や映像の美しさも当然ありますがせめて映画くらいは安堵の気持ちで席を立てる事が一番の幸せじゃないかと思ったりもします。
ラストの流れが少しわかりにくいところもありましたがそれらしい示唆するような映像や台詞もあり魔術の存在する世界でもありますし個人的な解釈としては正しいかどうかは別として補完出来てはいます。
当初の予定通りに公開されていれば物語の季節と合致して余計に感動があったかも知れないと考えたりもしましたが結局のところそんな些末な齟齬は関係ないくらい映像・音響・役者さんのお芝居全てが圧巻で感動的な最終章でした。