NME BOYNEXTDOORインタビュー翻訳 2023年6月

BOYNEXTDOORへの30の質問

デビューから1ヶ月を記念して、BOYNEXTDOORがNMEのためにアルバム制作の過程を説明し、これまで共有されたことのないパーソナルな質問に答えた。

By Sara Delgado
2023年6月30日
 
2022年末にZico(訳注:以下ジコ)がKOZエンターテインメント初のボーイグループを予告して以来、メンバーの名前も知らされていなかった頃からずっと、BOYNEXTDOORは注目を集め続けている。ガールグループが主流だった1年を経て、HYBE Labelsの新人たちは5月30日にファースト シングルアルバム『WHO!』で正式に表舞台に登場したが、ファンたちはそれ以前から、SUNGHO、RIWOO、JAEHYUN、TAESAN、LEEHAN、WOONHAK(訳注:以下ソンホ、リウ、ジェヒョン、テサン、イハン、ウナク)の姿を垣間見ていた。
 
一ヶ月以上もの間、最終的にBOYNEXTDOORが完成するパズルのピースが少しずつ公開された。最初は目立たないカウントダウンだった。次に、ファンキーな3D映像でグループ公式のロゴが紹介され、デビュー日を予告した。その数日後、6つの謎めいたドアの落書きが続き、疑問に答えた。それぞれの落書きはメンバーの名前を明らかにし、彼らが個人的に好きなものをほのめかした。アートポスター、ラジカセ、犬の餌皿、キーボード、金魚鉢、バスケットボールなど、どの要素も見れば明らかでありながら、グループの謎めいた魅力をさらに際立たせている。
 
そしてついに、「Serenade」、「But I Like You」、「One and Only」という3曲のタイトル曲が収録され、このうち2曲は複数メンバーが作詞作曲に参加しているシングルアルバム『WHO!』が発表された。HYBEのレーベルメイトであるNewJeansと同様、このような常識にとらわれないアプローチは、BOYNEXTDOORが予測可能ではないことを証明した。彼らの謎を解き明かし続けるため、NMEはBOYNEXTDOORにインタビューを行い、デビューから1ヶ月を記念して、1日あたり1つの質問として合計30の質問を投げかけ、彼らが初めて音楽の世界に足を踏み入れた頃の話から、2023年の抱負、さらに2030年の自分たちの姿まで、ありとあらゆることを語ってもらった。
 
まず、今日の気分はいかがですか? 今日は何をしましたか?
 
ソンホ:最高です! デビューから3週間が経ちましたが、あっという間に感じます。僕たちはちょうど地元のラジオ局から戻ってきたところなのですが、とても楽しかったです!
 
リウ:とても良い気分です!
 
ジェヒョン:ラジオ番組に出演しました。デビューしてからすべてが新しいことなので、最高にワクワクしています!たった今、雨が降り始めたので、今日という日に素敵な情感さえ加わりました。
 
テサン:最近はいつも幸せです!
 
イハン:ワクワクしています!
 
ウナク:今日は僕たち初めてラジオ番組に出演しました。ファンのみなさんに会うことができたし、メディアでしか見たことがないラジオの司会者の方にも会えました。毎日ワクワクする新しい体験をしています。
 
たった一枚のシングルアルバムを発表したばかりですが、みなさんの音楽に対するアプローチがとても実践的であることは明らかです。音楽と出会った時期や、なぜ音楽を仕事にしようと思ったのか、少し教えていただけますか?
 
ソンホ:中学の終わり頃から、職業として追及したいほど自分が本当に好きなことはなんだろうと考えるようになりました。そして、音楽、パフォーマンス、ダンスが大好きな僕にとって、アーティストになることがぴったりだと気づいたんです。
 
リウ:学園祭でステージに立つ機会があったのですが、その時のワクワクする感動や気持ちは今でも忘れられません。その瞬間を毎日味わいたくて、音楽を志すようになりました。
 
ジェヒョン:僕が幼い頃、音楽業界で働いていた母がいつも音楽をかけていました。自然と幅広い音楽に触れ、音楽への関心が増していきました。音楽を仕事にするなら、どんな選択をしても後悔はしないと悟ったことが始まりでした。
 
テサン:父がビートルズの大ファンだったので、僕も大好きになりました。音楽を夢見ないわけがないでしょう?
 
イハン:物心がついたころから、いつも歌やダンスに夢中でした。アーティストは声やパフォーマンスを通して観客にさまざまな感情を届け、共有する職業であり、僕にはとても魅力的に思えました。自分のユニークなスタイルや音楽を通して、人々と共鳴したかったんです。
 
ウナク:学園祭でひとりでステージに上がったことがありました。学校全体からの歓声に心を奪われました。僕が人生最後の日まで聴きたいのはこれだと、そのとき分かったんです。
 
音楽の道に進む前は何になりたかったですか? あるいは、もし音楽の道に進まなかったら何を目指していたと思いますか?
 
ソンホ:難しいですね、特に僕はいろいろな分野に愛情を注いでいる人間なので。ひとつに決めないといけないとしたら、サッカー選手かな。
 
リウ:もうひとりのリウが存在するとしたら、彼にプロゲーマーになることを勧めます。幼い頃からずっとゲームをプレイするのが好きなので、僕はこの世界で音楽をするから、別の世界のリウはゲームを職業にすればいい。
 
ジェヒョン:音楽を目指し始める前は、スポーツやファッションが好きでした。だから、もし音楽以外だったら、ファッションに関することかな。
 
テサン:僕はいつもアーティストになることを夢見ていました。でも、もし他の職業を選んでいたとしたら、テコンドーの選手になりたかったかもしれないです。
 
イハン:別の世界でも、またアーティストになることを絶対に選びたいです。たくさんの人たちから愛とサポートを受けられることに、ただただ感謝していて、幸せです。
 
ウナク:人生で何をしたいかを考え始めたとき、僕にとってそれはいつも音楽でした。でも、もし別の職業を選んだとしたら、間違いなくたくさんスポットライトを浴びられる仕事だと思います。自分がすることに愛と応援をもらいたいです!
 
以前は他の事務所で練習生だった人もいるそうですが、どのような経緯でKOZに入社したのですか?
 
ジェヒョン:KOZと打ち合わせをしたとき、ジコPDは、チームの一員であることの魅力を教えてくれました。また、もし一緒に仕事をすることになったら、KOZはいつでも僕をサポートし、アーティストとして成長させてくれると言ってくれました。こうした言葉はとても誠実で信頼できるものだったので、KOZとなら素晴らしい仲間たちと一緒に楽しく音楽を追求できると信じられるようになりました。
 
ウナク:K-POPアーティストになる夢を決めたとき、明確な、確固たるビジョンがあるレーベルに入りたいという僕の思いは固かったです。
 
ソンホ:僕はKOZが設立されたばかりの頃に入社しました。練習生の頃は、会社のみなさんが本当に僕を気にかけてくれて、アーティストとしての成長をサポートしてくれると感じたので、KOZでアーティストとしてデビューしたいと強く思いました。
 
入社して初めて会ったメンバーは誰でしたか? BOYNEXTDOORとして正式に結成されたのはいつですか?
 
ソンホ:全メンバーの中で僕が最初にKOZに入社したのですが、実はそれからたったの1ヶ月後にリウが入社したので、リウと僕は一番長く一緒に歌とダンスの練習をしました。メンバー全員で練習するようになったのは1年くらいです。1年というのは決して長くはないと思うかもしれませんが、僕たちは特に音楽やパフォーマンスに関しては同じ考えを共有しているので、素晴らしいチームになると思います。
 
リウ:最初に会ったのはソンホです。ソンホは僕とはまったく性格が違う友達です。僕は初めて会う人に人見知りをする方なのですが、ソンホは最初に僕に近づいてきて、できるだけ明るく挨拶してくれました。
 
ジェヒョン:僕が入社した時には、他のメンバー全員が既にグループとしてチームを組んでいたので、一気にメンバー全員と会いました! イハン、リウ、テサンはもっと注意深くてシャイな人に見えましたが、ソンホとウナクは最初から見るからに興奮して、ワクワクしているようでした。
 
テサン:入社して初めて会ったのはソンホさんでした。最初に会ったときに僕の方が年上だと思ったみたいで、とても礼儀正しい感じで、でも温かくて愉快な人でした。ソンホさんは僕が歓迎されていると感じられるように接してくれました。僕たちが全員集まったのは約1年前ですが、好きなことに関しては僕たち波長が合うので、すごく仲が良いんです。
 
イハン:最初にリウさんと会いました。新しい環境だったので、会社に慣れようと頑張っていたのですが、リウさんはどこに何があるのか、この先どんなことがあるのか、きちんと教えてくれました。他のメンバーもみんなフレンドリーだったので、すぐに馴染むことができました。
 
ウナク:僕が最初に会ったのもリウさんでしたが、もっとカリスマ性のあるメンバーだと思っていたので、怖かったのを覚えています。今では彼の本当の姿を知っています。(笑)
 
ジェヒョンが先程少し触れていましたが、CEOのジコに初めて会った時の第一印象はどんなものでしたか? そして現在はどういう印象を持っていますか?
 
ジェヒョン:ジコPDはいつも僕たちと僕たちの音楽をサポートしてくれています。初めから僕たちに本心を伝えてくれていると確信しているので、同じミュージシャンとして、また会社のリーダーとして、僕は彼をとても頼りにしているし、彼の助けがあれば音楽を追求し、アーティストとして成長できると思っています。
 
ジコの具体的なアドバイスで心に残ったものはありますか? あるいは、これまでで一番のアドバイスは何ですか?
 
ソンホ:僕が好きな言葉があります。「マイクを持つ人はもっと賢くならないといけない。」直接言われたアドバイスではないですが、とても心に響きました。特に自分は誰かに影響を与えられる立場にあるのだから、プロとして、人として、このマインドセットを持っている必要があると思います。
 
リウ:僕たちのプロデューサーであるジコPDとPop Time PDは、僕たちが音楽を通して何を表現したいのか、物事をどう感じているのかをいつも尊重してくれるので、僕たちは自分が正しいと思う形で自分自身を表現することができます。僕がいただいた一番のアドバイスは、僕を安心させてくれる言葉でした。ある日、「君はよくやっている。すでに多くの人が君のボーカル、ダンス、存在感を愛している。自分もそのひとりだ。そして、もっと多くの人がそうなると確信している」と言ってくれました。

ジェヒョン:以前「ベストを尽くした先に悪い結果は生まれない」と言われたことがあり、その通りに生きています。
 
テサン:僕の父はいつも「木ではなく森を見なさい」と言っていました。
 
イハン:「もし100人中90人があなたを嫌っていても、10人があなたのどんな小さなことも愛して応援してくれるとしたら、あなたは誰のために生きるのか」と訊ねられたことがあります。もしかすると僕のことをあまり好きではない人もいるかもしれないけど、応援してくれる方々にいつも感謝したいし、音楽を通していただいたサポートにお返しをしたいです。
 
ウナク:デビューの準備をしている間、自信を失いかけた頃がありました。その時にPop Time PDが「無限の可能性とチャンスがあるのだから、いつも自信を持ちなさい」と言ってくれました。
 
どの言葉も人生における素晴らしいモットーですね。BOYNEXTDOORのファースト シングルアルバム『WHO!』について少しお話ししましょう。このアルバムの制作を始めたのはいつで、完成までにどれくらいの時間がかかりましたか?
 
ソンホ:シングルアルバム『WHO!』は去年の夏頃から作り始めました。メンバー全員がプロデューサーのジコPD、Kako PDとPop Time PDと常に話し合い、僕たちのユニークな資質やグループとして一緒になる時のシナジーを深く研究しました。大きなことから小さなことまで、僕たちがBOYNEXTDOORとしてやりたいことに彼らは耳を傾けてくれました。そのプロセスのおかげで、『WHO!』は、サウンド面でもリリック面でも僕たちをよく表していると思います。
 
リウ:プロジェクトが始動したのは去年の8月からですが、実際はレコーディングや振り付け、MVの撮影が今年の1月まで続きました。今も、僕たちがステージに上がるたびに、そしてチームとして一緒に練習をするたびに、自分たちの成長を感じるので、アルバムのリリース後も作品は完成していないと感じています。
 
『WHO!』に収録されているのは3曲だけですが、すべてタイトル曲なので、どの曲も等しく注目を集めています。一番好きな曲と、特にこの3曲をデビュー曲として選んだ理由を教えていただけますか? また、選ばれなかった曲のなかで、収録したかったものはありましたか?
 
ソンホ:リード曲3曲すべて大好きです。それぞれのストーリーとメッセージがつながっているので、ぜひ順番どおりに聴いてほしいです。でももし1曲を選ぶとしたら、「One and Only」です。このトラックはBOYNEXTDOORのアイデンティティをとてもよく表しています。
 
イハン:「Serenade」です。パフォーマンス中、振り付けの中に表情やジェスチャー、演技が入っているので、ファンのみなさんも見ていて楽しいと思います。
 
テサン:「But I Like You」はアップビートで聴く人のテンションが上がる曲です。この曲も、メンバーたちの実際の性格や個性が歌詞の中に含まれているところが大好きです。
 
正式にデビューしてからちょうど1ヶ月が経ち、ファンはあなたたちの好みや性格についてもっと知りたがっています。シンプルに、まだ答えていない基本的な質問で一息つきましょう。みなさんの好きな色とその理由を教えてください。
 
ソンホ:スカイブルーと紫です。不快感を与えなくて繊細で好きです。
 
リウ:最高の天気の日にMVやコンテンツを外で撮影して以来、青空を思い起こさせる色に、僕たちメンバー全員がはまっていると思います。
 
ジェヒョン:好きな色は特にありません。僕は服が本当に大好きなので、気に入ったものを見つけるたびに、その服の色がその日のお気に入りの色になります。(笑)
 
テサン:赤が好きです。強い印象を残す色なので。
 
イハン:さまざまなムードを生み出す黒が好きです。見方によって、多様でユニークな面がある人になりたいです。
 
ウナク:緑、黄色、青など、自然で見られる色が好きです。目につきやすくて親しみやすいにもかかわらず、それぞれのユニークな性質もあるからです。
 
もしこの先ずっと死ぬまでひとつのものしか食べられないとしたら、何を選びますか?
 
ソンホ:ハンバーガーです。食べる量をどうにかコントロールすることができれば、ヘルシーな選択肢だと思います。
 
リウ:ドーナツで生きていけます!
 
ジェヒョン:たぶんハンバーガーです。ソンホがアドバイスしてくれましたし。
 
テサン:寿司を選びます!
 
イハン:グミ!
 
ウナク:パンです! パンにはいろんな種類があるので飽きないと思います。
 
同じように、残りの人生で1本だけ映画やシリーズものを観られるとしたら、それは何ですか?
 
ソンホ:うーん……難しい質問です。というのも僕は映画がとても大好きだからです! もしひとつ選ばないといけないとしたら、クリストファー・ノーラン(の全作品)を観ます。ちょっとズルしましたが、もしこの先の人生で映画を一作品しか観れないとしたら、とても残念だし、機会を失ってしまうので。(笑)
 
リウ:「スパイダーマン」シリーズ!
 
ジェヒョン:「トワイライト」サーガ! 永遠の愛はロマンチックだと思わせてくれた映画シリーズです。
 
テサン:「タイタニック」です。
 
イハン:「アバウト タイム」!
 
ウナク:「君に読む物語」がとても好きです。しょっちゅう観ているけど、飽きたり、うんざりしそうになったことが一度もないので、もしひとつの映画を何度も観るとしたら、「君に読む物語」です。
 
手放せない洋服やブランドは何ですか?
 
ソンホ:服全般です! 服が大大大好きです。
 
リウ:アクセサリーは必須です!
 
ジェヒョン:サングラスとデニムです。間違いなく僕の定番アイテムなので、手放せません!
 
テサン:帽子とサングラスです。最後にファッションにアクセントを加えて、スタイルを作るアイテムです。
 
イハン:靴です!
 
ウナク:可愛さとヒップさを兼ね揃えているブランドが大好きです!こうしたブランドは魅力的だし目を引きます。
 
手放せない美容アイテムは?
 
ソンホ:クレンジングフォームですね。汗をたくさんかくので、しっかり洗顔するようにしています。
 
リウ:リップバームです! ときどき唇が乾燥しやすいので必需品です。
 
ジェヒョン:アイクリームです。僕はいつも笑顔なので、アイクリームが必要です!
 
テサン:うーん……美容アイテムがなくても僕は生きていけると思いますね。
 
イハン:リップバームです。
 
ウナク:肌が乾燥しやすいので、シートマスクなしで生活したくないです!
 
BOYNEXTDOORのサウンドをそれぞれ3つの形容詞または絵文字で表現するとしたら、何を選びますか?
 
ソンホ:喜びに満ち溢れている、新しい、待望の、です。人はいつも何か新しいものを望んでいると同時に、自分が慣れ親しんでいることに安心を覚えるものだと思います。だから僕たちはそのどちらも体現したい。僕たちはユニークで新しいチームであると同時に、人々が思い出したい、追体験したい記憶を思い出させてくれるチームでありたいです。
 
リウ:😌😛🥰
 
ジェヒョン:フレンドリー、心地よい、愛らしい。
 
テサン:😵‍💫👕💍 ー 僕たちの音楽を聴いたことがある人は、この絵文字が何を意味しているかわかると思います!
 
イハン:🖤🥰🥺
 
ウナク:😍😎😘 ー これらの絵文字は、恋に落ちて、告白を準備して、最後に告白するという、僕たちのアルバムのストーリー全体を表しています。
 
ひとりひとりの「ポジション」はさておき、みなさんはグループ内でどのような役割が自分に合っていると思いますか? 例えば、誰がムードメーカーか、誰が一番メンバーの面倒を見ているか、誰がより大人らしく振る舞っているか、など。
 
ソンホ:僕はチームのエネルギーレベルを担っています。僕たちが少し疲れているときやエネルギーが足りないとき、僕がチームの活力となってチームをまとめて前進し続けられるようにします。
 
リウ:僕たちはひとつの決まった役割に固執するのではなくて、全員がその時にやるべきことを見つけて協力し合っていると思います。
 
ジェヒョン:僕は防波堤になりたいです。メンバーたちがいつも人々からポジティブな反応を得てほしいので、裏ではいつもメンバーの側に寄り添うようにしています。僕たちが進む道中に起きるかもしれない衝撃や荒波からチームを守り、支えていけるように強くありたいです。

メンバーに代わって言わせてもらうと、テサンは意外とかわいい。リウは冷静で状況を素早く判断します。ソンホは賢くて、いつも物事を理解しています。イハンはチームの仲裁人です。ウナクは末っ子で一番かわいい。
 
テサン:僕は間違いなく、効率性の観点から考えや意見を伝えます。
 
イハン:僕はメンバーたちのカウンセラーです。
 
ウナク:グループで一番年下なので、全員から注目を集めて愛されています。(笑)
 
メンバーの素晴らしい特質は何だと思いますか?
 
ソンホ:BOYNEXTDOORとしての一番の特質は、僕たち全員が違った性格と個性を持っていることです。メンバー全員がそれぞれ独自の好みと魅力があるところが、僕たちがより多彩でクールな所以です。リーダーとして、ジェヒョンはいつもチームを第一に考え、メンバー全員を受け入れてくれます。僕たちには、チームとして僕たちの調和的な色を描かせてくれるリーダーが必要ですが、ジェヒョンはまさにそうしてくれます。リウは一番落ち着いています。冷静なので、メンバー間で仲裁が必要なときはいつも彼に相談します。テサンは間違いなく一番クリエイティブです。彼の感性は、音楽だけでなく、さまざまな形で輝いています。テサンのクリエイティビティはBOYNEXTDOORをとても豊かにします。イハンは一番思いやりのあるメンバーで、誰にとっても近くにいてくれると素晴らしい人です。ウナクの説明は短く済みます。一番かわいいです。(笑)でもときどき、特に世界に対する大人びた考えや態度を見せて、僕たちを驚かせます。
 
BOYNEXTDOORのメンバーの典型的な一日はどのようなものですか? 朝起きて最初にすることと、寝る前に最後にすることは何ですか?
 
ソンホ:デビューしてから僕たちとても忙しくしています。普段は撮影かパフォーマンスをしに行くので、僕たちの一日はほとんど毎日衣装で着飾ってスタイリングをすることから始まります。
 
リウ:寝る前に、その日のパフォーマンスなどすべてのことを振り返ります!
 
ジェヒョン:移動中や寝る前は、SNSでいつもファンと交流します。一日の中で最も大切な時間です!
 
テサン:起きたら、歯を磨いて、シャワーを浴びて、一日を始める準備をします。後でファンの方々へ共有できるように、一日を通して写真を撮ったり言葉を書くことを忘れないようにしています。一日が終わったら、またすぐにシャワーを浴びて、音楽を聴きながら眠りにつくことが多いです。
 
イハン:ファンの方々からいただくメッセージを全部確認します!
 
ウナク:一日の始まりと終わりは、ファンのみなさんと一緒に過ごしています。ファンのみなさんのコメントに目を通しながら一日を終えると、次の日は自信に満ちて一日を始めることができます!
 
忙しい一日を過ごした後、どのようにリラックスしたり、くつろいだりしていますか?
 
ソンホ:夜にぐっすり眠ることが一日の疲れを取って次の日に備えるために一番大切だと思います。
 
リウ:長い一日の終わりに熱いシャワーを浴びることが一番のリラックス方法です。
 
ジェヒョン:疲れたら横になって音楽を聴いたり眠ったりします。あと最近はファンの方々とSNSで話すことも助けになっています。
 
テサン:一日の気分に合う音楽を聴きながら休みます。
 
イハン:基本的に家に帰った瞬間からすべてのことをやめて休みます。
 
ウナク:音楽を聴くか音楽を作るかのどちらかです。音楽を通して今の瞬間、自分がどう感じているかを表現すると安心します。ひとつ問題なのは、僕の気分が変わり続けるので、完成していない曲がたくさんあることです!(笑)
 
みなさんの中には、音楽の好みやインスピレーションについてとてもはっきりと語っている方もいます。例えば、最初のティーザー映像から、テサンがニルヴァーナを愛していることは明らかでした。みなさんが一番好きなアーティストは誰ですか?
 
テサン:どんな音楽も好きですが、特にロックバンドが好きです。僕の好きなミュージシャンは、Nirvana、Oasis、The Carpentersです。
 
イハン:その日の気分で変わります。少し落ち込んでいるときは、遅いテンポの音楽を聴きますが、いい気分の時は、普段ヒップホップを聴きます。最近はd4vdにはまっています。
 
ソンホ:僕も音楽全般のファンです。もし好きな音楽に何か共通点があるとすれば、自分の音楽に確信を持っていて、率直な歌詞で構成されているところかな。好きなアーティストはTom Misch、FKJ、Billie Eilishです。
 
ジェヒョン:好きなジャンルはヒップホップとレゲエミュージックです。身近にいる人が好きな音楽を聴く傾向もあります。例えば、テサンと出会い、ロックやインディーミュージックの素晴らしさを知りました。新しい人と出会うことで、新しいジャンルの音楽に恋に落ちます。最近はシティポップにはまっていて、最近のお気に入りはSOULIGHTSとBob Marleyです。
 
ウナク:音楽をジャンルに分けることはあまりしないのですが、時代を代表するポップアーティストの音楽を聴くようにしています。最近はThe Kid Laroiにはまっています。
 
リウ:何世代も前のコリアンポップも好きですが、車の中でグルーヴを楽しみたい時には最近のポップスも欠かせません。好きなアーティストはBruno MarsとDeulgukhwaです。
 
いい感じにミックスされていますね! 一番好きなアルバムや曲は何ですか?
 
ソンホ:これも難しい質問です! Tom Mischのアルバム『Geography』をよく聴きます。リラックスして、気分が安らぎます。

リウ:好きなアルバムはYoo Jae-Haの『Because I Love You』です。好きな曲はBruno Marsの「Versace on the Floor」です。

ジェヒョン:Johnny Nashの「I Can See Clearly Now」です。僕はレゲエミュージックが本当に大好きで、この曲がビルボードチャートで一位になって以来、多くのジャンルがレゲエのリズムを取り入れ、影響を受けたと感じています。この曲のおかげで、幸運にも、僕が大好きな複雑にミックスされたジャンルを含む音楽を聴くことができるようになったと思います。

テサン:My Chemical Romanceの『The Black Parade』です。

イハン:僕たちのデビューシングルアルバム『WHO!』です。僕にとって永遠に大きな意味を持つアルバムだからです。

ウナク:Lee Chan-hyukの『Error』です。最近は元気付けられる音楽が好きです。

今月リピートしていた曲を教えてくれますか?
 
ソンホ:間違いなく僕たちの3曲です。(笑)でもよく聴いているのはMetro BoominとJames Blakeの「Hummingbird」です。

リウ:Jay Parkの「Joah」をリピートしています。

ジェヒョン:主に自分が作業している音楽を聴いています。僕にとってはどの曲も大切なもので、聴いているだけで癒されます。
 
テサン:Bee Geesの「Technicolor Dreams」です。

イハン:「But I Like You」、「One and Only」、「Serenade」です。数えきれないほどたくさん聴いて、練習しました。
 
ウナク:僕は同じ曲を何回もリピートするタイプではありません。以前はヒップホップにさんざんはまっていましたが、今は多くの人の心に響くような幅広い音楽やジャンルを学んで聴くようにしています。
 
ファンがあなたたちの基本的な好みを少し詳しく知ったところで、もう少し深く掘り下げてみましょう。まだ誰も知らない隠れた才能や変わった癖はありますか?
 
ソンホ:子どもの頃は馬に乗っていました。小さい頃にメダルを取ったこともあります!
 
リウ:メンバー全員スポーツがかなり得意なので、ファンのみなさんは僕たちのそういった側面を見ることも期待していただけると思います。
 
ジェヒョン:誰も知らない僕の隠れた才能は、辛抱強さだと思います。僕はいろんなことを考えすぎてしまいます。ですが、メンバーたちといつも冗談を言い合って、彼らの一日を和ませ、一緒に過ごす経験すべてがより面白くて楽しいものになるように心がけています。
 
テサン:明晰夢を見ることができます。夢を見ている間、自分が夢を見ていることにいつも気が付いています。
 
イハン:植物を育てることが好きなのですが、なぜか出会った植物たちはみんなしおれてしまいます。心が痛むので育てるのをやめました。
 
ウナク:ラップが大好きです! みんなに僕のラップスキルをアピールするために腕を磨いています!
 
ひとつだけ選ぶとすれば、デビュー以来最も印象に残っている出来事は何ですか?
 
ソンホ:一番思い出深い瞬間はWeverse Con Festivalです。あれほど大きなステージでパフォーマンスをすることが初めてだったので、本当に楽しかったです。もっとたくさん練習をしてパフォーマンスを向上させて、ファンの方々や他の皆さんに僕たちを見てもらいたいです。
 
リウ:デビューしてから初めてファンの方々とお会いした日が忘れられません。まるで夢のようで、この目で見ていることが信じられませんでした。
 
ジェヒョン:僕も初めてファンの方々とお会いした時です。自分たちが本当にデビューしたことをそのとき実感しました。
 
テサン:ファンの方々と初めてお会いしたのは、韓国のテレビ用の事前収録でパフォーマンスをしたときでした。僕たちを見るためにファンの方々が来てくれたことが信じられませんでした。とても大きな声援を送ってくれたことをこれからもずっと感謝し続けます。
 
イハン:ステージに上がった瞬間すべてです! ファンのみなさんが「イハン」とか、ときには「王子様」と呼んでくれることが大好きです。
 
ウナク:ステージの上でファンの方々の声援を聴いたときです。これから先もあの瞬間を忘れることができないと思います。
 
次は少し軽めの質問ですが、みなさんファッションがお好きなようなので、これまでのステージやミュージックビデオで着てきた衣装の中で一番好きなものはどれですか?
 
ソンホ:「One and Only」で着たカーディガンにショートパンツを合わせた衣装や「But I Like You」で着た緑色の制服のような、学生服スタイルの衣装がとても好きでした。
 
リウ:「One and Only」で着たスタイルや衣装がとても好きでした。そのとき僕は格子柄のTシャツを着て大きいバックパックを背負ったのですが、キュートさとクールさを兼ね備えた衣装だと思いました。衣装を完璧にするためにたくさんの楽しい要素が加えられていました。
 
ジェヒョン:お気に入りのルックは「One and Only」で着たプレッピースタイルです。Tyler, the Creatorを思い起こさせる衣装で、僕が今まで試したことのないスタイルでもありました!
 
テサン:「One and Only」のMVで僕が最初のヴァースを歌っているときのスタイルが好きです。あのファッションは僕の人となりをよく表していると思います。
 
イハン:ひとつ残らずすべてが大好きです。でも、ずっと忘れられないのは「One and Only」のMVで着た青とオレンジ色のセーターです。セーターの毛がずっと抜け落ち続けて、僕の顔にも付着しました。(笑)
 
ウナク:「One and Only」MVのショッピングモールのシーンで着た衣装が好きでした。身に着けたゴーグルのおかげで、スタイルに楽しさとヒップさを加わっていました。
 
ひとつ前の質問でソンホさんが答えた話題に戻ります。BOYNEXTDOORはソウルで開催された2023 Weverse Con Festivalでライブデビューしたばかりですね。いかがでしたか? 緊張しましたか?
 
ソンホ:感動的な瞬間で、嬉しさでいっぱいでした。ステージに上がる前、バックステージから僕たちのファンで埋め尽くされた客席エリアを見ることができたのですが、そのとき自分の鼓動が早まるのを感じました。パフォーマンスを始めたら、緊張はすぐに喜びに変わりました。本当に幸せな一日でした。
 
リウ:緊張よりもあの日僕たちができる最高のパフォーマンスを見せることに集中したかったです。
 
ジェヒョン:Weverse Con Festivalに出演できてとても光栄でした! 僕もステージに立つことに期待と興奮でいっぱいでした。
 
テサン:僕たちはデビューしたばかりなので、あんなに大きなフェスティバルに出演することができてありがたかったです。僕たちがステージの上で楽しむことができると知っていたので、その通りにできました!
 
イハン:ワクワクが緊張を上回っていました。今までで一番大きなステージだったので、僕たちの力をみんなに見せたくて、興奮しすぎてしまいました。
 
ウナク:実はステージに上がる前は少し緊張していたのですが、ファンのみなさんが僕たちの名前が書かれたカードを前に掲げているのを見ました。すごく楽しかったです!
 
放送局のステージでパフォーマンスするのと比べてどう違いましたか?
 
ソンホ:ステージに上がったら僕たちはいつでも全力を出すようにしているので、大きな違いはありません。でもステージの規模が大きいので、放送局のステージよりもフェスティバルの方がファンの距離が少し遠いように感じました。
 
リウ:フェスティバルでのエネルギーは、主に観客の人数が違うためですが、全然違いました。僕たちはフェスティバルで本当にたくさんのエネルギーとサポートをいただきました。このような機会をいただけて感謝しています。
 
ジェヒョン:放送局のステージは、僕たち主に顔の表情やカメラのためのパフォーマンスに集中しますが、フェスティバルでは観客と直接にコミュニケーションできるので、エネルギーを高めるために新しいことを試します。
 
イハン:放送用のステージでは、僕たちがBOYNEXTDOORの最高の面を完璧に見せるためにたくさん考えるのですが、フェスティバルでは、僕は肩の力を抜いてその瞬間を楽しみました。嬉しくて、すごく興奮していたので、感情に身を任せました。

ウナク:放送局のステージでは、カメラの向こう側に僕たちの音楽をしっかり届けられるように顔の表情やパフォーマンスに集中しますが、フェスティバルでは観客と共鳴して繋がるために、もっと生き生きとして、アドリブを入れたり遊び心がありました。
 
ステージに上がる前にする儀式のようなことはありますか? また、気をつけている迷信などはありますか?
 
ソンホ:個人的には、いつもストレッチをします。ストレッチをすると、緊張が消えて、身体が温まります。チームですることとしては、声を出すことです。声を出すとエネルギーが高まるし、もっと楽しもうという気持ちになります。
 
ジェヒョン:グループの挨拶を少し変えて、ステージに上がる前に「Who’s there, the BOYNEXTDOOR!」と大きな声で挨拶します。
 
テサン:イハンと僕はステージに上がる直前に3回ジャンプします。そうすると身体と心が目覚める感じがするんです。
 
イハン:そう、テサンと僕はお互いに腕を組み合って一緒に3回ジャンプします。実際にパフォーマンスをする前の待機時間がかなり長いので、ジャンプしてエネルギーを取り戻すんです。ファンのみなさんに最高のパフォーマンスを見せるためにやっています。
 
2023年のバケットリストにはどのような項目がありますか? 今年100%達成したいことは何ですか?
 
ソンホ:まず頭に浮かぶのは、Rookie of the Year(今年のルーキー)賞をいただくことです。一度だけ受け取れる賞なので意義深いです。BOYNEXTDOORを応援してくれる方々が誇りに思えるようなチームにしたいです。
 
ジェヒョン:できるだけたくさんのファンの方たちと会いたいです! 状況が許せば、海外に行って、海外のファンの方々にも会いたいです。
 
テサン:ファンの方々のことをもっと知りたいです。この関係を築くことで、より深いレベルでファンのみなさんと繋がることに集中したいです。
 
イハン:Weverse Con Festivalよりもさらに大きなステージでパフォーマンスがしたいです!

未来についてはいかがですか? 例えば2030年の7周年や30代に向けての抱負について。今はイメージしにくいと思いますが、その頃には何を達成し、知られていて欲しいですか?
 
ソンホ:僕たちがなりたいグループ像について、メンバー全員がビジョンを共有しています。BOYNEXTDOORと僕たちの音楽を通して、人々が僕たちが生きる時代を懐かしみ、僕たちがこの時代を思い起こさせるアイコンだと思われることを願っています。人々が親しみを覚えるような音楽を作るために、全力を尽くすつもりです。
 
リウ:僕たちの音楽が人々にとって安らぎとエネルギーの源になることを願っています。
 
ジェヒョン:2030年、そしてその先も、僕たち全員がBOYNEXTDOORであり続けたいです。そして、僕たちの音楽を聴くことで人々が青春というものを思い起こすようなチームとなり、人々が記憶し続けたい思い出の一部に僕たちがいてほしいです。
 
テサン:この質問について、たくさん考えてきました。僕がアーティストとして成し遂げたいことについては、父の影響を受けています。BOYNEXTDOORとして人々に影響を与え、人々の青春時代を思い起こさせ、僕たちの音楽とともにその青春時代を思い返してもらえるような音楽をやっていきたいです。
 
イハン:BOYNEXTDOORとして、時間をかけて個人としてもアーティストしても成長していく姿をみなさんにお見せすることに専念しています。そして、たとえば7年後に人々が「One and Only」を聴くと、今年を思い出してもらえるような、時代を象徴するような存在でありたいとも思っています。
 
ウナク:リスナーやファンのみなさんにとって、BOYNEXTDOORがこの時代を象徴するアーティストとして知ってもらえるようになることを願っています。そして、その頃にBOYNEXTDOORが、今と同じように、いやそれ以上に幸せなチームとして音楽を追求していてほしいです。
 
BOYNEXTDOORのデビューシングルアルバム『WHO!』は現在発売中です。

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