堺刃物ミュージアム〔#266〕(貿易の重要性)
皆さん、こんにちは!旅が大好きなMAIGO @maigo_travel です!
大阪府堺市にある「堺刃物ミュージアム」に行ってきました。
これで訪問した博物館は183館目です。
堺伝統産業会館という建物の中にあります。
建物の1階に入ってすぐのところに堺の伝統産業の紹介がされていました。
傘、鯉のぼり、清酒、昆布、最近だと自転車等が紹介されています。
さすが戦国時代には自治都市として栄えた街です。
この時代には対明貿易や南蛮貿易など海外との交流拠点として発展したそうです。
1階には、堺の特産品の販売コーナーもありました。かなり広い場所で様々な物産を売っていましたが、そこそこお客さんがいたので写真は撮っていません。
スタッフに聞いたら、コロナで海外からのお客さんが来なくなったので売上は半分ぐらいに減ったそうです。
2階に堺刃物ミュージアムがあります。
これが入口から見た感じ
いろんな包丁が展示されています。
出刃包丁もサイズで名前が違いうみたいです。
ここの特長は、展示しているだけではなく、現物も販売していることです。
ハサミのできるまでの説明
値段はこんな感じ。やっぱり海外からのお客さんのお土産購入を狙った価格帯だったのかもしれません。
★感想(今後の可能性を感じさせるミュージアム)
堺は戦国時代には、対明貿易や南蛮貿易など海外との交流拠点として発展しました。
それが江戸時代になって、海外との貿易拠点が長崎だけになってしまい、徐々に存在感が薄れていったようです。
様々な博物館を巡ってみると、発展している街は、貿易、金融、製造、歴史のいずれかの強みがあるように感じます。特に貿易を上手く回している街は急速に発展する傾向にあると感じます。
この施設もインバウトの海外からのお客さんをもっと意識して多言語での展示紹介とかするようになったら、すごい人気施設になっていくような可能性を感じるところでした。
単に展示だけでなく、販売も意識しているところがその可能性を感じる要因だと思います。これからこういうミュージアムが増えていくのでしょう。
訪問日 2020年6月
訪問施設 堺刃物ミュージアム
入場料 無料