3度の妊娠、2度の出産。ママになるまでの物語vol.2
こんにちは。まいこです。
平日は人事のお仕事をする傍ら、数秘術を取り入れたコーチングのパーソナルコーチとして活動しております🌹日々Twitterでも発信しておりますのでよろしければフォローしてくださいませ♪
最近は労務相談を受けるキャリコンの活動もしており、労務知識に強いキャリコンとしてもご認識いただけると大変うれしく思います♡
なぜ私が女性のキャリア支援に対して熱い思いがあるのか。
先日これまで誰にも語ってこなかった真実を途中まで語り、誰にも吐き出せず閉じ込めていた私の気持ちを吐露させていただきました。第2弾続編となります。包み隠さず記します。
これから記すことは全てノンフィクションです。途中不快になったりする方もいらっしゃるかもしれません。そのときはそっと閉じてくださいね。
先日の記事はこちら↓
手術室で目が覚めたあと
「武重さーーーん、武重さーーーーーん」
トントンと優しく身体を小突かれ、麻酔から目を覚ました私。まぶたが尋常じゃなく重く、目を開けていることがしんどい。そのまままた深い眠りへと付きそうな中病室へ運ばれていく。
病室には泣きじゃくっている母と姉がいた。どうやら不安で仕方なかったようだ。そりゃ、26年間捻挫すらしたことない私が、突然救急車で運ばれ緊急手術をしている、という電話を数時間前にもらったらこうなるのも仕方ない。
車で1時間以上かけて病院まですっ飛んできてくれたらしい。姉は結婚式の2次会があったようだけどキャンセルして駆けつけてくれたとのこと。(ありがとう、お姉ちゃん・・・)
そして、まだまだ眠気がひどくほとんど会話ができないまま再び眠りについた。
お医者様からの説明で知った事実・・・
術後少しずつ正気を取り戻し始めた頃、看護師さんから「お医者様からの説明をしますね」と。
どんな手術になったのだろうか。そこで受けた説明は今想像するにも耐え難いものだった。当時の私には衝撃が大きすぎて一人で耐えるにはしんどかった。でも誰にも泣いている姿は見せなかった。
「右卵管切除、左卵巣の一部切除をしました」
お医者様の説明は要するにこんな感じだったと記憶している。まさか術後目が覚めたら身体の一部がなくなっているなんて全く想像していなかった。(もしかすると手術前の説明で言われていたのかもしれない。それどころじゃなかったから全く記憶にはなかった。)
女性にとってとても大切な臓器の一部がなくなっていた。
お医者様は私がショックを受けていることはわかっていなかったのだろうか。「もう片方は残っているから◯✗△□・・・」みたいなことをお話していたように思う。その医師は男性だった。
私はもうママになることはできないのかもしれない
とっても悲しかった。悔しかった。苦しかった。
‹保健・体育›の授業で習った知識をおぼろげに思い出しながら、元気な右卵巣はもう右卵管に通じることはない。残っている左卵管に繋がるはずの左卵巣は病気で削ってしまっている。ということは私はもう妊娠ができないのではないか、そう思った。
怖くて聞くかどうかを迷った。でも聞かないと前に進めない気がした。現実を受け止めようそう思った。そして先生に質問した。
「つまり私はもう妊娠できないということでしょうか?」
半分泣きべそをかいていたかもしれない。怖かったけれども聞かなくては、そう思って勇気を出して聞いたのだ。
先生「そういうわけではないですよ、右卵巣から排卵したものが左卵管で着床するなんてこともなくはないので。どちらから排卵したものが着床しているかなんてわかりませんから。他に何か聞きたいことはありますか?」
淡淡と答えてくれた。でもそんなことを信じられるわけなかった。でも半分信じてみようそう思ったことも事実だ。
少しだけ明るい兆しを感じつつ、身体を動かすと走る痛みで現実に引き戻され、また涙が止まらない。
周りには安静を言われた入院中の妊婦さんもいた。大きなお腹を見れば見るだけしんどかった。ニコニコと笑顔でいつつも、内心は全く穏やかではなかった。そんな入院生活を過ごしていた。
バチが当たったんだ
妊娠がわかったときの私の気持ちを察してこの子はこの世に生を受けることをやめたのかもしれない。そうだ、自分が望んでいたことが現実に起こっただけだ。
思い返せば私は妊娠検査薬に陽性反応が出たときこんなことを思っていたじゃないか。
いっそのことなかったことにならないだろうか?
そうだった。なかったことになるために、身体の一部を失うという代償はあったものの、自分が望んでいた現実をしっかりと引き寄せていたのである。
なのに、何を言ってるの私は。
ないものねだりってやつをしていたのである。
失って初めて気づいた感情は悲しい・悔しい・苦しいだった。
子どもを産めない女とは結婚したくないよね、きっと
退院後、ずっと気にしていたことはこんなことばっかり。
・夫は何を思っているのだろう?
・まだ若いし、子どもがほしいなら他の女性と結婚したほうがいいのではないか?
・私から別れてもいいよというべきなのだろうか
・先生はできないとはいっていなかったよね
でも、でも・・・・・・
こんなことばかり考えていたから察したのかもしれない。ある日こんなことを言われた。
「別に子どもいなくてもいいよ。2人で生きていくっていうならそれはそれで楽しめばいいし。」
皮肉にもこの優しさが更に自分を苦しめることになった。
強く生きよう。○歳までにできなかったら自分からお別れを切り出そう。そう決めた瞬間だった。
ここまでお読みいただきありがとうございます。この続きは書きたくなったときにまた書こうと思います。
あるがままの事実をここに記し表現する。今私がしたいことをただやっています。
心にしみるものがあったらスキしてくださると嬉しいです。