被写体の配置
写真を撮るときに、誰でもすぐに実践できるような「構図」のきほん的なことを説明していきます。
いい写真だなぁと惹きつけられる(目に留まる)写真と、何気なく見過ごしてしまう(記憶に残らない)写真の違いのひとつが構図です。惹きつけられる写真は、撮影者が「なにを写したかったのか」が見たひとに伝わる写真になっています。
「猫」が被写体の写真で比べてみます。
この写真は、左側のコチラを見ている猫・木・右側の寝転んでいる猫など、情報量(被写体かな?と思われる候補)が多く、「この写真の被写体は?」という質問の答えにバラつきが出てしまいます。
この写真のように猫にぐっと寄って、被写体かな?と思われる候補を減らすだけで、なにを写したかったのかが伝わりやすい写真になります。
なにを写したかったのか(この写真でなにを伝えたかったのか、表現したかったのか)が伝わる写真にするには、まずは 【被写体を目立たせること】 です。メインの被写体にとって必要のない情報が、なるべく写りこまない構図にすることを意識してみてください。
また、ひとの目線が行きやすいポイント(赤い印がつけられているところ)に被写体を置くことも、惹きつける構図をつくるテクニックのひとつ「三分割法」とよばれる構図です。
「きほん*水平と垂直」でも触れたように、構図をつくるときには、グリッド(縦と横に入っている2本の線)を活用しましょう。
iPhoneの設定方法
「設定」→「カメラ」→「グリッド」をタップしてオンにするだけです。
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