花火(手持ち撮影)
花火をきれいに撮影するのは、そんなに難しいことではありません。コツさえわかれば、だれでも必ずきれいな花火の写真を撮ることができます。
花火を撮影するうえで、必須なのは「三脚」と「レリーズ」です。が、意外と三脚を使った撮影が禁止されている花火大会会場も多いので、今回は、手持ちで撮影する方法を説明していきます。
この写真は、2018年の 大津志賀花火大会で撮影したものです(2019年は 7月20日土曜日 に開催されます)。上の写真は、三脚を使わずに手持ちで撮影しています。
撮影機材:PENTAX K-s1
ISO感度:1600
F値:8.0
シャッター速度:1/640秒
【ピントの合わせ方】
花火を撮るときは、オートフォーカス(AF)では撮影できないので、マニュアルフォーカス(MF)に設定してください。「∞(無限大)」に設定しておき、そこから徐々に微調整していく必要があります。
【ISO感度】
手持ちでブレずに撮影するには、ISO800~ISO1600くらいになると思いますが、まずは「ISO200」から微調整してみてください。
【F値】
F8.0~F11くらいがおすすめです。
撮影機材:PENTAX K-s1
ISO感度:1600
F値:5.6
シャッター速度:1/30秒
※構図は、あえて花火全体を入れずに、中心に寄せてみました。カラフルな花火の場合は、こんな風に撮影してみるのもおもしろいです。
たとえピントがうまくあっていなくても、構図次第でかわいい写真にもなります。すべての写真を完璧に撮影することは難しくても、50枚撮ったなかに1枚いい写真があれば充分です。
花火大会の前半は、フィナーレでいい写真を撮るために、カメラの設定を完璧にするための試し撮りの時間だと思ってください。
また、記載しているISO感度やF値は、あくまでも推奨されている値であり、カメラの性能や撮影環境によってはうまくいかない場合もあります。
ピント・構図の調整をしながら、撮れた写真を見て、「明るすぎる/暗すぎる」場合は、下の表を見ながら各数値を調整していきます。シャッター速度、F値、ISO感度すべての数値を設定しなおす必要はありません。調整しやすい数値から調整してください。
※F値をしぼるというのは、F値を大きく(F8.0→F16)にすること。
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