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ひまわり
ひまわりに限ったことではありませんことですが、お花畑で写真を撮ってみると「花だけで埋め尽くせる構図を探すのが難しい」と感じるひとが多いと思います。特に有名なお花畑であれば、ほかの観光客が入り込んでしまったりもします。
ひまわり畑が最盛期を迎えるまえに、ひまわりを例にお花畑で写真を撮るちょっとしたコツをいくつか紹介します。
ひまわりより上の位置から撮影すると、土やほかのものが写りこんでしまいます。すこししゃがんで角度を変えて下からひまわりを写すと、青い空が背景になってより夏らしい写真になります。
また、単焦点レンズを持っている方は、ひまわり全体を写すだけではなく、ぐっと近寄ることで花びらの透け感を撮影することができます。透け感をより楽しむためには、「逆光」で撮影してみてください。その場合、露出をあげる必要があります。
単焦点やボケを楽しめるカメラでは、下の写真のように、被写体の奥にぼんやりとひまわりが入るような構図にしてみたり、満開の花だけを被写体にするのではなく、あえてつぼみの状態で撮影してみてもいいかもしれません。
全体を写そうとするよりも、お気に入りの形や色、咲き具合のひまわりを探して、単体で焦点を当ててみる方が簡単です。
お花畑にかぎった話ではありませんが、いい写真を撮ることに夢中になりすぎて、同じ場所を長時間独占したり、入ってはいけない区域に入ったりせず、マナーはとことん守りましょう。だれかに迷惑をかけたり、だれかを不快にさせる写真は、それがどれだけ奇跡的な瞬間だとしても、いい写真だとは思えません。
その場にたまたまいた観光客が、個人を判別できるくらい鮮明に写っているにも関わらず、なんの処理もせずにSNSで公開している方をお見受けすることがあります。
まったく気にしないひともいれば、不快に感じる人もいるかもしれません。少なくともわたしは嫌です。
繋がりがなければバレないのかもしれませんが、写真が好きだからこそ、知識や技術だけでなくこういった配慮も身につけるべきだと考えています。
偉そうな小言を書いてしまいましたが、カメラが広く普及して、誰もが写真を楽しめる時代だからこそ、マナーあるフォトグラファーで溢れたらいいなと思います。
今回掲載しているひまわりの写真は、滋賀県守山市 なぎさ第一公園で撮影しています。ひまわりだけではなく、春の菜の花畑としてもステキな場所です。