「自分のために書く」をもう一度大切にしたい。
昨日は、メンターである「発信する勇気」著者末吉宏臣さんの「日記Kindleの始め方セミナー」に参加していた。
「日記Kindle」というのは、末吉さん自身が数年前に、毎日感じたこと、気づき、学びを綴ったエッセイを毎月一冊のKindleにまとめて出版する、ということを実践されたことをきっかけにつくられた造語だ。
「本を書く」というと、何らかのノウハウや"誰かのために"書くというのが一般的だと思う。
でも末吉さんの定義する「日記Kindle」は、
「自分のために書く」
が大前提だ。
セミナーの中で、「”自己治癒”のために書く」という言葉が、今の私の心に妙に響いている。
今からおよそ2年前。
noteを始めた2023年の春から私の人生は驚くほど激変した。
数年前からずっと思い描いていた「時間や場所にしばられず、発信をライフワークにする」という夢を形にしつつあるのだ。
最初は、このnoteで有料記事を販売するところから始めた。
そしてのちにメンターの末吉さんやプロデューサーとなる人たちとの運命的な出会いを次々に経験することになり、念願のKindle出版を叶えることもできた。
さらには、このnoteで私の思いに共感してくれる人たちとの繋がりができたことで、今では「人にもお金にも愛されるMaicoの魔法学校」というメンバーシップを運営するまでになった。
少し話は過去にさかのぼるが、私はちょうど30歳になる2013年に起業した。
そこからは、無我夢中でがむしゃらに頑張ってきた。
それなりに結果は出せたけれど、次第に「頑張ること」への違和感や限界を感じるようになっていった。
2020年3月。コロナ禍に入ったタイミングで、これは決断すべきタイミングが来たと思い、すべてを手放した。
すべての仕事を手放してみて気づいたことがある。
私は起業してからというもの、
「つねに行動し続けなければならない」
「つねに成長しつづけなければならない」
「仕事をして社会貢献するべきだ」
こんなふうに、いつのまにか仕事至上主義になりすぎていた。
それと同時に
「何もしていない(稼いでいない)私は愛されない」
そんな自分の思いこみを持っていたことにも気づかされた。
コロナ禍の3年間は、専業主婦をしながら、とことん「生きること」を楽しむ時間にした。
その時間は私にとって「何もしなくても私は愛されている」を体験するための貴重な時間だったように思う。
そして、40代に突入した今。
自分が無理なく呼吸するようにできることをライフワークにすることができた。
昔と比べたら、力をぬいて等身大の自分でリラックスして仕事ができている。
でも昨日のセミナーを聞いていて、昔の思考パターンがまた顔を出していることに気づいたのだ。
最近はありがたいことに、コミュニティにも40人以上の人が参加してくれていて、セミナーを開催すれば20〜30人が参加してくれる。
そうやって関わってくれる人が増えてうれしい一方で、
(応援してくれる読者さんやファンのために)
「もっと何かしなきゃ」
「もっと行動しなければ」
「みんなにお返ししなければ」
そんなふうに焦ってしまう自分がいることに気づかされたのだ。
まわりのことばかりを考えて、すぐに自分のことがおろそかになってしまう。
だから私は、今日から「私のために書く時間をつくる」と決めた。
私はこれからも、みんなのためにも書くけれど、私を救うためにも書きつづけていく。
そのためにも、noteを書きながら、日記Kindleも書こうと決意した。
いつも大切なことに気づかせてもらえる貴重な時間をありがとうございます。