ドラえもんのキャラクターに「出来杉くん」しかいなかったら、物語はとてもつまらない
大好きな作家ひすいこたろうさんのYouTube。
小説家の森沢明夫さんがゲストの回が神回だったので、ぜひご覧になってみてください。
森沢さんが小説を書くときには、魅力的な主人公にするために必ず二つの武器を与えるとおっしゃっていました。
それは、「長所」と「短所」 だそうです。
先日、私のこの記事にも書きましたが、
「人は長所で尊敬されて、短所で愛される。」
森沢さんもまさに、こんなことをおっしゃっていました。
さらにはひすいさんと森沢さんがこんなことも。
本当にそうですよね。
ドラえもんの物語に、もしも出来杉くんみたいなキャラクターしか出てこなかったら?
みんな完璧なスーパーマン、スーパーウーマンだったら?
ドラえもんが22世紀から助けにくる必要もなさそうだから、そもそもドラえもんの物語が始まらないですよね(笑)
のび太くんがダメダメで、できないことだらけだからこそ、未来からドラえもんがやってきてくれるのだから…
このYouTubeを観ながら、ストイックな完璧主義人間として生きていた頃の私は、
「必死で出来杉くんになろうとしていたんだな。」
って気づいたんです。
私という人生物語の「主人公」ではなく、「サブキャラ中のサブキャラ」になろうとしていた。(笑)
そんなのもったいない!
かつて完璧主義ながんばり屋さん仲間であり、私のKindle本の表紙を描いてくれたイラストレーターchokuさんも、シンクロするような記事を書かれていました。
ぜひ全文読んでいただきたいのですが、もう一言一句共感しました。
今の30代以上の人は、生まれ育った時代や環境の影響も大いにあると思います。
個性とか多様性なんて言葉を聞くこともなかったし、みんなと同じようにできること、なんでも努力して頑張ること、苦手を克服することが素晴らしいとされていた時代だから。
給食で、苦手な食べ物も、量的に食べられなくても、無理やり全部食べさせられていた記憶…(笑)
胃腸が山根くん(ちびまる子ちゃんの胃腸弱めキャラ)な私は、給食が本当につらかった…
でも、ドラえもんにしろ、ちびまる子ちゃんにしろ、生まれたのは昭和です。
結局いつの時代も、欠点がある人が愛されているのは変わりないんだよね。
完璧な仕事、正確性を求められる仕事はAIにまかせられるようになった新時代だからこそ、
私たち人間も、漫画やアニメのキャラクターのような欠点が見えてこそ、個性や魅力が輝く時代になったのだと思います。
それって最高じゃない?
勇気を出してダメな自分をさらけ出していったchokuさんは、今や大人気のイラストレーターさん。
他にもいろんなお仕事で引っぱりだこのマルチプレーヤーです。
あなたも出来杉くんのようなサブキャラを目指すのはもうやめませんか?
あなたの人生の主人公は、まちがいなくあなた自身です。
あなたの欠かせない点=魅力をどんどん解放していきましょう!
「あれ?私、出来杉くんを目指していたかも?」と思ったあなたにオススメの一冊です。
かわいい表紙を描いてくれたのが上でご紹介したchokuさんです。
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