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夫婦会議のススメ
以前、こんな記事を書きました。
GW中、ずっと夫や家族と一緒だったことで、ひとり時間が確保できずイライラが募っていたという話。
「共感しました!」
「私も同じです!」
とコメントやメッセージをいただいてうれしかったです。
それからというもの、あらためて私たち夫婦の心地よい距離感や、これからの休日の過ごし方について話しあいました。
私たちはたまに外食に出かけて、飲みながら夫婦会議をすることがあります。
今後の人生について、生き方について、そして心地よい関係性について…
あーでもない、こーでもないといろんなことを語り合う。
すごく大切な時間です。
思い返せば、北海道に住んでいた頃は完全に車社会で暮らしていて。
電車でどこにでも移動できる今の東京生活とは、真逆のライフスタイルでした。
だいたい夏の週末は車で遠出して、1泊2日でキャンプに出かけたり、冬はスノーボードに出かけることが多かった。
車は一台なので、土日は夫婦いっしょに過ごすことが当たり前になっていました。
だから、転勤で東京へ引っ越してからもなんとなく
「休日は夫婦でいっしょに過ごすものだ」
とお互い思いこんでいるようなところがあったのかもしれない。
週末にほかの予定を入れることをなんとなく遠慮したり、夫に申し訳ないと思ったりしていました。
そして、それは夫も同じように感じていたみたいで。
大自然の田舎暮らしから、便利な都会の生活になってから気づいたことがあります。
それは、私と夫の興味の対象がまったくちがうこと。(笑)
夫はとにかく洋服とか小物、靴、インテリア…
おしゃれが大好きで、買い物大好き。
東京なら北海道とちがって、欲しいものがなんでも店舗においてあります。
欲しいと思ったら、すぐ実物を見にいけるし買いにいける。
だから、毎週のようにデパートをハシゴしてウィンドーショッピングしても飽きないらしい。
新宿伊勢丹が大好き。
一方の私は、あまり物欲がないので、洋服でもなんでも必要最低限のものがあれば良いタイプ。
学ぶことが何より好きなので、お店だったらデパートよりも大型の本屋さんや図書館で1日過ごしていたい。
新宿なら紀伊國屋書店が好き。
田舎に住んでいたときは、お店もあまりないし、夫婦いっしょに大自然のなかで遊ぶことくらいしかなかったんだけど。
都会で選択肢が増えたことで、夫婦で興味の対象がより細分化されて、方向が分かれてしまったんですね。
でも、べつにこれは悲しいことじゃなくて。
それなら変化したライフスタイルに合わせて、夫婦のあり方を変えれば良いだけのこと。
東京生活では、それぞれ心が満たされることをする一人時間を確保しながら、二人で楽しく過ごす時間も確保していく。
両方バランスよく大切にすればいいよね、ということで二人の意見は一致しました。
今は、夫も遠慮なく同僚と飲みに行ってサウナに泊まってきたり、週末にひとりで買い物に出かけたり。
今年はひとり京都旅行にも行くらしい。
だから私も気兼ねなく、一人で執筆活動に没頭したり、自分メンテナンスの時間をつくったり、北海道への出張をしようと決めることができたのです。
これならお互いにイライラが溜まることもないし、お互いに満たされて幸せ!
夫婦だからなんでも言い合えているはずとか、理解しあえてるって思いがちだけど…
意外と「昔はこうだったから」と思いこんでいることだったり、相手に気を遣って胸にしまっていることも多いと思うんです。
もうかれこれ20年以上の付き合いの私たちでさえそうなのだから。
なんでも時間の経過とともに変化していくのが自然なことで。
ライフステージやライフスタイルが変わるごとに、夫婦の心地良いあり方が変わっていくのは自然なことなんじゃないかな。
だから私は、これからも定期的に夫婦会議の時間をつくっていきたい。
いつまでも自分も相手も大切に、そして幸せに過ごしていくために…