【子育て】俺はコイツと旅に出る
知ってる人は骨の髄まで知り尽くし、知らない人は「聞いたことある」程度の認識…
そう、それがポケモンという名の世界的モンスターであろう。
つい5年前まで、私は圧倒的に後者であった。
が、子供が生まれてからというものポケモンの威力を突きつけられる日々を送ることになったのである。
「ママ、しりとりしよ!」
そう言われたらとりあえずやるしかないわけだが、我が家のしりとりは正解がわからない。
全部ポケモンの名前で返してくる息子。
「メ」には必ず「メガ〜」を繰り出す。
(ポケモンが進化した時の名前らしい)
既存のポケモンでは飽き足らず、オリジナルも作ったりする。
「これがハサミン。手がハサミなんだよ。
進化するとハサキングになるの」
「ハナーはね、花の蜜を飛ばす!
メガハナーになると目がすごいこわくなる」
パパときゃいきゃい言いながら新しいポケモンを作っている。
らくがきちょうが埋め尽くされ、めちゃ楽しそう!
ドライブ中のお気に入りもポケモンソングである。
これらの歌を熱唱しているのだ。
そう、息子と…私が。
日常的にどちらかが先に口ずさめば、すぐさまお互いの顔を見ながら首でリズムを取り、歌い上げる。
一節ずつ交互に歌って、歌詞をちょっとでも間違えると「ちがうよ」と指摘される日々。
楽しすぎる…!!!
私はポケモンの世界を知ってしまったのだ。
息子との新しいコミュニケーションとして君臨してきた、ポケモンの世界を。
正直、ポケモンには1ミリも興味がなかった。
でも息子が真剣にポケモン大辞典を見ていたり、目をキラキラさせてポケモンクイズを出してきたりすれば、好きにならないことができるだろうか。
恋の相手が好きな音楽を自分も好きになってしまうように、大好きな息子が大好きなポケモンは私にとってキラキラの対象なのであった。
いつまでポケモン熱が続くのかわからないが、息子との共通言語である世界をこれからも習得していきたいと思ったのだった。
ポケモン、これからもよろしくな!(サトシの声で)
※なんて言っているが、少し前、上野で開催されていた巡回展「ポケモン化石博物館」に行ったときの話である。
息子が喜ぶと思って連れて行ったがまさかの反応であった。
ということでぶんむくれる息子。
それもこれもポケモン愛がすごすぎる故か…。
親の思惑通りにはいかないのであった。
※が、私と息子だけ先に出て噴水で遊んでいる間に夫だけは楽しく閲覧していた。
※国立科学博物館の常設展にも寄り、そこは大人も子どもも楽しめる興味津々ワールドだった。全然回り切れなかったのでまた再訪したい。
ポケモン化石博物館、今は愛知、豊橋市自然史博物館に巡回してるみたいです!