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広告費ゼロでフォロワー5,000人!「note」SNS担当がインスタでやったこと全部

運用を担当しているnote公式インスタグラムが5000フォロワーを達成しました!!!すんごくうれしいです!!!

note公式インスタグラムのプロフィール画面のスクリーンショット
記念のスクショ🫶

note公式インスタは、リールがバズったこともフォロワーが一晩で爆増したこともないのですが、一定ペースでゆる〜くフォロワーは増え続け、じんわりと5000人に。

インスタ開設から現在までのフォロワー数推移を示したグラフ
インスタ開設〜今までのフォロワー数推移

note公式なら、フォロワー増やすのなんてスグでしょ?」と思われる方もいるかもしれません。実際、この言葉はいろんな方から言われました。しかし現実はそう甘くなかった……!!!

インスタ運用に関わっている方からは「企業のアカウントで、広告をまわさずフォロワーが増え続けているのはすごいよ」と言ってもらえることがあるので、これまでの取り組みや発見をまとめてみます。

少しでも参考になればうれしいです!


2023年1月 インスタやろうぜ!運用準備期

・なんのためにやる?
noteは、X(Twitter)でシェアするイメージはある程度定着している一方で、「SNSでいちばん使うのはインスタ!」という方に向けたコミュニケーションにはまだまだ伸びしろがあると感じていました。

ストーリーズで上手にnoteをシェアしているクリエイターさんもたくさんいて、インスタからの流入も増加傾向だったので、noteもインスタアカウントを開設することに。

インスタ運用の目的の一つは「noteをインスタでシェアする文化を広めること」としました。

(ここ、「noteへの流入を増やすこと」だけを目的にしなくてよかった!!と今でも思っています。)

・ビジュアルづくり
インスタという場で好印象を持ってもらうためには、ビジュアルには絶対に手を抜けないと思っていました。

このように↓、noteと共通点があるインスタアカウントを海外含め50近く洗い出し、参考にできそうな点をまとめてデザインチームのiguchiさん・kimさんに共有。

・記事コンテンツが豊富=メディア系アカウント
・ユーザーがコンテンツを投稿する=プラットフォーム系アカウント
・読み物を紹介する=出版社や書店、読書系のアカウント
・使い方や活用法を紹介する=オンラインツール系のアカウント

note公式インスタグラムのイメージボードのスクリーンショット
デザイナーのiguchiさんのnoteより

だれでも一定のクオリティを保ちながら運用できるよう、Canvaでフォーマットを作成してもらいました。

Canvaの画面のスクリーンショット
Canvaのフォーマット

こちらのやりたいことを汲み取ったうえで、ステキで使いやすいフォーマットを実現してくださり・・・!デザイナーさんと仕事するのはやっぱり楽しいなぁと実感しました。

(iguchiさん視点での記事はこちらです↓)

2023年2月  「インスタらしい」記事を紹介する期

無事アカウントを開設し、2023年2月27日に初投稿🎊

まずは、インスタと相性の良さそうな記事をピックアップして紹介することで、

  • noteにはこんなすてきな情報があるんだ💡

  • noteをインスタでこんなふうに紹介するといいんだ💡

といった認知を広げようと考えました。

これらの投稿はインスタの「おすすめ」欄にも出たようで、保存数も多くフォロワー外にも届きました。

が、投稿が広がっても、フォローにつながらない!!

考えてみたら、そりゃそう。ホテルやカフェのことを知りたくて投稿を見た人がプロフィールを見に来てくれても、「なんだ、ホテルの投稿はこれだけか」と思われて、離脱されます。ホテルやカフェに特化して発信している魅力的なアカウントはほかにたくさんありますし。

そんななか、意外な反響があったのがこちらのリール動画でした。

どストレートに、noteをストーリーズでシェアする手順を解説したリール動画です。100件近く保存され、noteの使い方に関する投稿は重宝されることが分かりました。

その後、反響があったのは「個人で紙のエッセイ集をつくる方法」や

デジタルメモ「pomera」を紹介した投稿でした。

これらの反応から、

  • note公式が言うからこそ説得力が増す、noteの使い方や文章術

  • 「noteを書くこと」「ネットで発信すること」の周辺にあること

が、どうやら求められているらしいぞ……と分かってきました。

2023年6月  「noteを使っているひと」に役立つ投稿を増やそう期

さっそく、noteの使い方や文章術についてのフィード投稿を増やします。

noteで発信するうえで参考になりそうな、クリエイターさんの記事紹介も始めました。

こういった投稿は、毎回たくさん保存されました。見立てが当たるとうれしいですね。

2023年9月  「インスタにまだなさそうな記事を投稿すればいいんだ!」期

「いいね」や保存がつきやすい投稿の傾向は分かってきたものの、基本的にコメントはゼロ件。そんななか、うれしいコメントが急に3件もついたのがこちらの投稿でした。

- ままどおるはミルク饅頭だと思っていましたが、違うのでしょうか?
- おなか一杯でしょうね。
- ミルクまんじゅうへの情熱が溢れた凄いブログ😍 読んだらミルクまんじゅうが無性に食べたくなる😂

コメント欄より。
記事を読んだ上でコメントしてくださっているのが伝わる。うれしい!

インスタでは見たことがないジャンルの記事だったので、どうかな……?と思いつつ投稿したのですが、この反応を見て「見たことがない投稿が流れてきた方が、フォローする側としてはうれしいじゃんね!!!」と膝を打ちました。

インスタっぽい記事をインスタっぽく紹介するのではなく、noteらしいものをインスタっぽく紹介すればいいんだなーと。

発信していると、「受け取る側の立場で考えたら、そりゃそうだよね」という発見の連続です。

2023年10月 見た目の統一感を出そう期

企業のインスタ運用支援をされているRIEさんにアカウントを見てもらう機会がありました。そこでアドバイスいただいたのが、「見た目にもっと統一感を持たせた方がいい」というもの。

これまでは1〜3ヶ月ごとにベースの背景色を変えていて、画像の切り抜き方もバラバラでした。

「もっと、パッと見て”note公式の投稿だ”と分かった方がいい」と言われ、なるほど……と。これまでの発見も踏まえて運用方針をよりくわしく言語化し、Canvaフォーマットのリニューアルをデザイナーさんに依頼しました。(このあたりのことも、iguchiさんのnoteにあります!)

投稿テーマをまとめたスプレッドシートのスクリーンショット
投稿の方向性も言語化

そんなこんなで、プロフィールが

note公式インスタグラムの投稿一覧画面のスクリーンショット。Before
Before

こうなりました!!!

note公式インスタグラムの投稿一覧画面のスクリーンショット。After
After

ちなみに、よく見るとたまに色順をミスっています。笑 茶目っ気〜〜〜☝️

2023年10月 第一次リールがんばり期

「時代はリールだ」「リールをがんばったほうがいい」というのは、もう至るところで聞きました。

動画になっているからこそ知れることや、見る気になることってありますよね。noteも、操作方法や記事紹介の動画をイベントチームの助けを借りつつ増やしはじめます。

note公式インスタグラムのリール一覧画面

noteのことを動画でわかりやすく伝えるため試行錯誤するうちに確信したのは、「動画を見ている人の日常と地続きな絵にしないとダメだ」ということ。

たとえば、画面のキャプチャより、キャプチャをはめ込んだスマホの方がいいし、さらにはスマホを手に持った様子を撮った方がいい、ということです。「これはなんの映像なのか?」が伝わるスピードがグッと速くなります。

説明画像。左から、noteアプリのスクリーンショット、noteアプリのスクリーンショットをはめ込んだスマホ、noteを表示したスマホを手にした写真
右に行けば行くほど分かりやすい……はず!!!

本を紹介する動画だとしたら、書影の画像を使うのではなく、本をどこかに立てかけたり手に持っているのを撮った方がいいです。

これは持論ですが、大量の情報・コンテンツに日々触れている私たちは、「いま自分が見ているコンテンツの希少性」を直感的に感じ取っています。「これは手がかかっているぞ」「あんまり見たことがないものが映っているぞ」といったことが、動画冒頭の0.1秒で分かっちゃうのではないかと。

誰もが手元でアクセスできるnoteの画面のスクショよりも、だれかがnoteを操作している様子の動画の方が、レアです。そんな感覚を大事にしながら動画をつくるようになっていきました。

2024年3月 アカウントの存在に気づいてもらうことをがんばる期

運用開始から一年が経ち、インスタ内で露出を増やすことに限界を感じはじめた私は、ChatGPTに相談しまくっていました。

AIは網羅的に打ち手を返してくれるので、施策のチェックシート的に使えてありがたいです。AIの回答のなかから、やっていなかったことは片っ端からやりました。

箇条書きでザザッとまとめます。

・他インスタアカウントとのコラボ
noteのオリジナルイラストを外部ツールで公開する話が進んでいたので、コラボ投稿を提案!

コラボ投稿:一つの投稿を二つ以上のアカウントから出す機能。相互のフォロワーにリーチできる

それぞれ、Adobe ExpressさんCanvaさんといっしょに共同投稿をすることができました🤝

普段の投稿と比べインプレッションも多く、フォロワー外に届けることには成功!コラボ相手のフォロワーさんに合わせあらかじめピン留めする投稿を変えておくなど、フォローしてもらうための工夫はもっとしても良かったかもしれません。

・記事作成&メルマガ配信
インスタ活用に関するnoteを作成し、それを元にクリエイター向けのメルマガを配信!めちゃくちゃ開封率が良かった!メルマガ配信後にフォロワー100人くらい増えた!!

オフラインでの接点の洗い出し
note place(note社のイベントスペース)に、インスタのQRコードを置いた!note社が入居しているWeWorkにも相談して、共用エリアにもPOPを置いてもらった!

note placeに置いている掲示物の写真
手作りのあたたかみ

さらに、会社のSlackを「イベント 登壇」などで検索し、外部イベントに登壇する社員を見つけてはインスタの宣伝をしてもらえないか相談!使いやすいスライドを用意したり、社内の資料フォーマットにもインスタのリンクを追加!

Slackのスクリーンショット
草の根その1
Slackのスクリーンショット
草の根その2
noteの社員が使う登壇資料のスライドの画像
登壇資料に入れてもらうためのスライド

・noteが持つ出面の洗い出し
新規登録画面やメルマガの末尾など、違和感なく公式SNSのお知らせがはさめそうなところにリンクの設置を依頼!

などなど。

この時にガシガシ動いたことの副産物として、「なんかがんばってるな」という印象を持ってもらえたようで、同僚からインスタについて話しかけられることが増えました。

インスタを気にかけてくれる同僚、プライスレス🤜🤛

2024年6月 第二次リールがんばり期

リールをもっと見てもらうには、企業の宣伝ではなく「この人が伝えたいこと」として受け取ってもらえるようなものをつくらないと。けどどうすれば……と考えながらいろいろなリール動画を眺める日々。

そんななかで見かけたのが、家事の様子を写した動画に、映像とは関係のない話を文字と音声で載せているVlog風のリール動画でした。「あ、これならできるかも・・・?」と思い、つくったリール動画がこちら。

自分の姿がここまで写っているのは初めてだし、構成や文面も悩みながら編集したので、すぐに好意的なコメントがついたときは、出してよかった〜!!!とひと安心。

-何気ないことも、読んでるほうからすると新鮮だったりして楽しいです☺️💕note書いてたおかげでエッセイという形で出版も叶いました📚お会いできた方も多いです、note大好きです❤️いつもありがとうございます✨

-動画、何だかすごくエモくて、素敵だと感じました✨最近、noteで繋がった方々とリアルでお会いする機会がありました^^noteを初めて、続けてきて、よかったなぁと感じました🌱

-会社の方がそう言ってくださること、とても嬉しくて安心感に包まれました、、🥺どうもありがとうございます❁

コメント欄より。本当に励まされる。こちらこそ感謝ですー😭

5000回再生を越えたのは、おそらくこの動画が初めて!

動画内のテキストは、「自分の友達にnoteをオススメするとしたら、なんて言うかな?」と考えてつくりました。だからこそ「ネットで発信するのって、ちょっと怖いですよね」という入りになっています。

よく言われていることですが、インスタはCMのようなプロがつくり込んだものより、写真・動画がうまい一般の方がつくった投稿の方が見られやすいです。

ちなみに、先ほど書いた「コンテンツの希少性」という点では、オフィスが映っていることもプラスになったと思います。企業の執務エリア内って、なかなか入れない&見れないですし、自分が気に入っている商品をつくっている会社の中を垣間見られるリール動画が流れてきたら、私なら見ます。

2024年7月 インスタライブをスタート

インスタライブはずっと気になっていたのですが、「私に話せることなどない…」などと考えてしまいなかなか踏み出せずにいました。

ある日の深夜、「別にしゃべらなくても、ただ視聴者のひとと一緒にnote書けばいいのでは!?」と思いつき、Slackで自分宛てにタイトルだけメモ。

めっちゃ夜中

企画をまとめて7月4日に上司に相談、機材や出演してもらう同僚への依頼などを経て、7月18日に初回配信。このスピード感でやれるところ、note社ならではだと感じます。

ストーリーズのスクリーンショット
右はしょっちゅう出てくれる仙田くん。ありがとう

インスタライブでは、「書いた記事は #noteもくもくインスタライブ のハッシュタグをつけて投稿してね」と案内していて、配信後にタグを見に行くと毎回10記事ほど投稿されています。(すごい!)

スマホの向こう側で、集中して書いてくれていたんだなぁ……!と思うと、とてもうれしいです。

意外だったのは、インスタライブのたびにフォロワーが増えたこと。

note公式Xでの告知がきっかけのようでした。

これまでもXでインスタアカウントのことは告知していたのですが、「インスタやってます!」ではなく「インスタライブでもくもく会やるので一緒に書きましょう!」という切り口で初めてフォローしてくれる方がいる、というのが気づきでした。

人によって刺さるポイントはさまざまなので、見つけてもらってフォローしてもらうためには、アカウントの切り口を増やし続けるのが大事だなと感じました。(グラビアアイドル/テレビタレント/俳優/美容本のベストセラー著者……と切り口を増やし続けているMEGUMI様のようにね・・・!)

(最近読んだ)

2024年8月 仲間が増えて、フィード投稿を増やせるように

ここまで約1年半、インスタにまつわる業務はほぼすべて一人でやっていました。もう少し安定して投稿するためにも、アシスタントさんに手伝ってもらうことになりました。

紹介する記事のピックアップや画像作成などをマメに進められるようになり、投稿数が増加!

こちらの記事なんか、私ひとりだったら見逃しちゃうね。(=アシスタントさんがピックアップしてくれた)

2ヶ月ほどアシスタントさんと一緒にやってみた感想。

インスタのこと、あーでもないこーでもないと話せる人がいるって、なんて心強いんだ…!!!!!てか、ほんとこれまで寂しかった!!!考えすぎて頭がぐつぐつしている時に、遠慮なく壁打ちできるのChatGPTだけだった!笑 いっしょにインスタのこと、考えてくれてありがとうねぇぇぇ😭🫶🫶🫶🫶🫶🫶🫶🫶BIG LOVE

一人だとモチベーションを維持しづらい私のようなタイプの人には、早々に仲間を見つけることをおすすめしたいです。

まとめ

以上、これまでの気づきや取り組みの振り返りでした!

インスタでできることや改善の余地はまだまだあると思うのですが、"ほんのひとときでも 自分がどれだけやったか 窓に映ってる素顔を誉めろ"のWOW WAR TONIGH精神で書き切らせていただきました。

ポイントだけ抜き出すと、こんな感じです。

  • 数字は、見るだけじゃなくて「ってことは、こういうことが求められているのかな?」「ってことは、こういうフォロワーさんが多いのかな?」と考える材料にする

  • いろいろな投稿を試しながら、「このアカウントが言うからこそ、説得力が増すこと」がなにかを探す

  • 「友達に自社商品やサービスを進めるとしたら、どんなことをどんなふうに伝えるだろう?」ということを起点に考えると、宣伝臭のない、いいリールがつくれる

  • フォーマットは親しみやすく、中身はものめずらしく!「ルーティン」や「◯◯してみた」など、型はみんなが使っているものでよくて、内容を「自社が持っている、もの珍しいもの」にする

    • noteの場合は、公開前の記事編集画面や、社内の様子

    • たとえば歴史ある企業なら、資料室や重厚感のある応接間でリールを撮るとおもしろくなりそう。メーカーなら、ボツになった商品や廃盤品の紹介とか


最後に

ときどき、Xでnote公式インスタのことを紹介してくださる方がいて、ほんっっっっとうに励みになっていました!唐突にここで感謝を伝えます。ありがとうございます😭

なにより、かけがえのないフォロワーのみなさん、いつもありがとうございます&これからもよろしくお願いします!

非フォロワーのみなさんは、note公式Instagramのフォローをお待ちしています!!損はさせません!!!!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

すっっっっっごいうれしい!