自分が死ぬ日のサブタイトル、本気で考えてみた
先日、Xを眺めていたら面白い投稿があった。
「自分が死ぬ日のサブタイ何がいい?」と。
(上記リンクで該当のポストに飛べます)
めちゃくちゃ興味深かったので、ちょっと本気で考えてみました。
やみゅさま、素敵な話題をありがとうございます。
さて、みなさんなら、自分が死ぬ日に
どんなサブタイトルをつけるだろうか?
と、その前に。
我々のような地下アイドルにとって、サブタイトルとはずいぶんと身近なものである。
対バンライブなんて、サブタイトル尽くしだ。
「生誕祭」や「卒業式」やら「記念ライブ」などのサブタイトル選びはもちろん、
「自己紹介のキャッチコピー」も一種のサブタイだと思う。
サブタイトルとは、どうしても伝えたい想いそのものだろう。
端的に伝えたいなら「タイトル」だけでいい。
わざわざサブタイトルをつけるのは、
強い気持ちを伝えるためだったり、
自分自身を分かりやすく伝えるためだったり、
なんらかの目的があるはずだ。
考えれば考えるほど永遠に溢れ出るような想いを、たった10文字程度にまでまとめていく。
そりゃあ難しいに決まっている。
言葉を短縮するという行為は、短歌や俳句作成に近いのかもしれない。
私は国語の授業で、短歌を詠むのがどうも苦手だった。
私の母校では、いわゆる「俳句コンクール」に毎年応募する決まりがあった。
私はかれこれ中学生時代と、高校時代も合わせて6年間、結局一度も賞に選ばれることはなかった。
言葉を選んで並べるのは好きだけど、結局「自分ウケ」ばかり選んでしまうからだと思う。
同級生を羨み、自分の才能の無さを思い知り、
自分の生み出した言葉たちを哀れに思い、
いつしか筆をとらなくなる。
そう、言葉選びって本当に難しいのだ。
なるべく意味の重複がないよう辞書を引き、
よりよい表現を求めて何度も推敲する。
一音の重みが、助詞の印象が、なんて微妙なニュアンスまで気になり始めて止まらなくなる。
あの行為が苦手で、ほんの少しだけ好きだった。
私の言葉選びは、誰からも評価されない。
だから逆に開き直って、自分の大好きなものや素直な気持ちと向き合うことにした。
それから少し、文章を書くのが楽になった。
なんて、良いこと風に書き連ねてみたが…。
やっぱり今も、私の案はなかなか採用されない。
閉鎖環境ではどんどん認知も歪んでいき、
「意見が通りやすい人」と「意見が通りにくい人」がいるとまで感じる時もある。
結局、《ものすごい強大で画期的なパワー》がない限り、中身よりも《誰が言ったか》の人間関係構築の方が大切なのだと、ひねくれた事ばかり考えてしまう。
そんなんだから、イベンターさんやメンバーからの「サブタイや案出しまだですか?」との催促もしばしば起こる。
その度に「自分、センスないなぁ…」と凹みつつも、何かないか…何かないか…と、締切の1秒前まで頭を悩ませるまでがワンセットである。
そういう時は、
他の人に相談してみると良いらしい。
2024年4月お披露目新曲
『恋空グラデーション』という曲がある。
これは、メンバーみんなで相談した結果、生まれた曲名である。
当初の予定では、まったく違う曲目だった。
マックでメンバー全員集まり、深夜まで会議したのが懐かしい限りである。
案出しをしていると、どうしても「自分の意見を100%通そう!」と思ってしまう。
これしかない!と自分の最強を信じ、ゴリ押してしまいがちだ。
でも、無理に自分を通すのは敵を生むばかりで、最適解ではないのかもしれない。
このことに、私は最近やっと気付いた。
では何が大事なのか。
それは、「自分の意見を混ぜつつ、いかに勝ち馬に乗るか」だと思う。
他者との交流のなかで、自分のなかの絶対に譲れない一線を見つけ出す。
そこをしっかり守りつつ、他の意見に同調する。
それが「かしこさ」で「つよさ」なのかもしれない。
と、未熟な私は思ったりする。
もしくは「自分の意見を混ぜる」ことも「勝ち馬に乗る」ことも、本来は不要なのかもしれない。
ただ、物事が前向きに進み、それに自分が納得できたらそれでいいのかもしれない。
10年後振り返った時に、「良かったな」と思える選択ができたら大正解だ。
とは言っても、言うは易く行うは難しだろう。
言葉選びってむずかしいよね。
なんの話かわからなくなってきたので閑話休題。
あらためて。
自分が死ぬ日に
どんなサブタイトルをつけるだろうか?
私の答えは、「かもめが翔んだ日」である。
かもめが飛んだ日…といえば、
渡辺真知子さんの「かもめが翔んだ日」という歌が有名かもしれない。
私は芸人の柳沢慎吾さんのモノマネから知ったのだが、寂しい歌詞と曲調が耳に残る名曲である。
この時期の昭和歌謡、たまに口ずさんでしまう。
この名曲が脳内で自動再生されつつ、
私はいつも、あるアニメ映像を思い出す。
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アルドノア・ゼロというロボットアニメの最終話。
とあるキャラクターが監獄から空を眺めるシーン。
真っ青な空の先に、たった一羽の鳥(かもめ?)の後ろ姿があった。
彼の境遇は悲惨なものだった。
敵に捕えられ、監獄からもう二度と出る事はできない彼の生涯は、到底幸せとは言えない。
ただ、彼の表情は凪いでいた。
切なさ、悔しさ、周囲の環境への不満、もしもあの時別の選択をしていればとの後悔、現状への諦め…。
彼の表情は、そのどれも当てはまらない。
その心の清々しさを写し取るように、透き通る青空が一面に広がっている。
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これ、めちゃくちゃいいシーンなんだ……。
今の私がこの立場なら、この世の全てを恨んで憎んで嫉んで悲しんで般若の表情をすると思う。
でもしなかった。すごい胆力である。
いわゆる迷信かもしれないが、
死ぬ瞬間には、走馬灯が見えるという。
私の走馬灯は、どんなものが流れるだろうか。
なんでかよく知らんが土日はステージで踊ってるし、
ブログ書いてるし、平日毎朝8:00〜生放送してるし。
不思議な出会いと縁のおかげで、今の私がある。
きっと「星乃まい」としての人生が、ステージからの景色が沢山流れるんだろうと思う。
様々な選択の積み重ねの上で、今の私がある。
様々な「ありえたかもしれない未来」と、
「その先にあったかもしれない幸せ」を思うこともあるのかもしれない。
現状に後悔はしていないが、走馬灯を見ることでマイナスな気持ちが浮かぶこともあるかもしれない。
だからこそ、彼の表情に憧れるのだ。
最後の瞬間は、凪いだ顔をして空を見上げたい。
かもめが翔ぶ姿を見て、ゆるく微笑むくらいの余裕を持ちたい。
「自分の名前」も「さいごのひ」も素敵で捨てがたいけど、ちょっと遠回しな方がいい。
私の最後のサブタイトルは、
「かもめが翔んだ日」くらいがちょうど良い。
みなさんなら、どんなサブタイトルをつけますか?
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
2024/7/7、
所属するグループ「オルゴ〜ル」の
ワンマンライブ開催が決定しました!
この文章を読んでいる貴方様に!!
少しでも興味を持ってもらえるように!!!
私、星乃まいは、
◎週一回のnote投稿📝
◎ライブ配信アプリ「SHOWROOM」平日毎朝8:00〜生放送📸
◎告知動画作成🎥
などなど、
7/7ワンマンまで精一杯盛り上げていきます!
ここまで読んでくださった貴方様が、
すこしでも興味を持って頂けるように……!
精進します!
もしも興味を持ってくださったかた…!
Aチケット🎫、各メンバーごとの販売です!売れないとメチャクチャ悲しいです!!
ぜひ、星乃まい(緑)柄のチケットいかがですか!?
どうか7/7、予定を空けてくださると嬉しいです!
2000円分以上の「たのしい」をお届けします!
ぜひ、お待ちしております!!!
よろしくお願いします🙇🙇