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RTA in Japan Summer 2024にて、スーパーマリオブラザーズワンダーの解説を行いました

RTA in Japan Summer 2024にて、「スーパーマリオワンダー」の解説を担当いたしました、maibaと申します。今回レース形式で走られたお二人の魅力をお伝えできるように解説を作成いたしました。
本noteでは解説の振り返りを行います。
アーカイブもありますので、まだの方は是非見てください。
Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=XFTTsGU10lI
Twitch(チャット付き):https://www.twitch.tv/rtainjapan/video/2222331997

目次


解説担当の経緯

走者お二人、つあけさん、ティンクル・シンさんからお声がけいただきました。
2024年4月からスーパーマリオブラザーズワンダーの記録を詰めるために熱量をこめて行いました。5月に2:13:59の自己ベストを出した段階でイベントに誘われたためスーパーマリオブラザーズ3のRTAに戻りました。RTAinJapan期間中もスーパーマリオブラザーズ3のRTAを行っておりました。
以上の経緯があり、スーパーマリオブラザーズワンダーの解説に私は選ばれないだろうと予想していたため、お声かけ頂いた際には驚きました。
実際に走者としてある程度ゲームに関する理解があるため、問題無いと判断し引き受けました。

解説内容の作りこみ

基本的な解説の要素はつあけさんにまとめていただきました。
解説の要素について抜け漏れが無いか私の方でも確認し、解説練習を行ってどれだけ話せるかどうかを吟味していく流れになるかと考えました。
今回はルート違いのレースであるため、少し早口ながらも抑揚をつけて常に喋り倒す解説を意識しました。
これは、スーパーマリオブラザーズ3やスーパーマリオワールドの実況解説で普段よりお世話になっているちくりんさんに感化されています。

スーパーマリオブラザーズワンダーは特にイベントが多く、1つ1つが長いです。片方がステージを攻略しながら、片方がイベント発生中になるケースが多く、休憩を取らずに交互に解説することを心がけました。また、両方ともステージを攻略する際にはより注目度の高い方に絞って解説することを心がけました。

解説練習1回目

最初は打ち合わせのみの予定でしたが、折角ということでつあけさん、ティンクル・シンさんのレースを行いました。
つあけさんの解説要素を見ながら、分からない部分があれば適宜質問するような流れで行いました。

レースを見ながら解説を行っていく上で、要素を見るだけで文章を組むことが出来ないことが分かりました。

例えば、スーパーマリオブラザーズ3にて、「コクッパファイア撃破」の説明をします。城に入る1ステージ前から、マリオがどのように動いたか、また、ハンマーブロスのマップ移動の歩数によってパターンが変わります。マリオの移動、ブロスの移動よってパターンが変わるため、複数パターン覚えます。複数パターンから今回はこの動きをすると判断し、適切にファイア10発当てて倒します、と解説します。

ざっと文章を作りました。

スーパーマリオブラザーズ3では、要素についてその前後に肉付けをして解説をすることがアドリブで可能です。
しかし、スーパーマリオブラザーズワンダーでは、要素についてその前後の肉付けに時間がかかってしまう状態、または肉付けができない状態であることが分かりました。
よって、要素とその前後の肉付けごと文章にしてしまうことで文章そのものを要素化し、台本を読むだけで解説できるように台本を作成しました。

解説練習2回目

全てのステージを文章化し、解説練習に臨みました。ルート違いの2画面を実況解説するため、どういった流れで行うかも頭に入れた上で臨みました。
準備をしたこともあり、ある程度滞りなく解説ができたかと思いますが、改善点としては、以下でした。

  1. 台本メインで読んでしまい、お二人のプレイの実況が少なかったこと

  2. つあけさんのダッシュバッジ購入時の解説を逃してしまったこと

  3. 先行するつあけさんを主に解説してしまい、ティンクルシンさんに触れる時間が短かったこと

  4. お二人が自己ベストペースであったためそこを過剰に伝えたこと

3回目までには上記4つの点を改善しようと思いました。
余談ですが、この回はお二人とも自己ベストを更新しました。

解説練習3回目、4回目

実況と解説の比率が1対1になるように、また、つあけさんとティンクル・シンさんを1対1で実況解説するように心がけました。また、お二人ともイベントが発生して話すことが無くなった場合の台本を作成しました。

ほとんど問題無く実況解説ができたと思います。何度もやることで流れを更に把握できたため、台本を見ずとも解説出来る箇所が増え、ゲーム画面に注目しながら実況できる機会が多くなりました。
4回目が終わった時にはつあけさんより「完璧」を頂きました。実況解説の方針が問題無いこと、また喋りの出来が問題無いことが分かり一安心でした。
余談ですが、4回目はつあけさんが自己ベストを更新しました。

当日

解説台本は問題無いと考えていたためそこには手をつけず、話すことが無くなった場合の台本を作成しました。寄付額投票からの、ティンクルシンさんの黄色キノピオまでの一連の流れは当日追加したものになります。

また、各ワールドに数か所ワンダーシードの個数を要求される場面があります。ここは解説台本に盛り込まないものの、話すタイミングがあれば積極的に言うように意識しました。

現地にて

12時過ぎに会場に着き、スーパーマリオワールド勢とも交流しながら緊張を和らいでいました。話しかけてくださった方々、ありがとうございました。ティンクルシンさん、つあけさんと合流し、練習ルームに向かいました。
お二人にはプレイに集中して欲しかったため、段取りを事前にお伝えし、ボランティアに手伝っていただきたい場面では私から声をかけるようにしました。手伝っていただいたボランティアの方々、ありがとうございました。

W2モックモック高山を通しで攻略するつあけさんに解説を合わせました。
おおむね問題無いと感じたため、安心しながら本番まで待機していました。(※緊張はしています。)

本番

本番当日は無事に解説としての役割を全うすることができました。個人的には本番が一番良い状態で実況解説できたと思います。また、つあけさん、ティンクルシンさんのお二人も最高の走りをしていただきました。

よかった点

  • ルート違いのレースの魅力を余すことなく伝えられた
    ルートの性質上、つあけさんが攻略した後、ティンクルシンさんが攻略する形になります。スピードアップバッジとジェットランバッジの差を分かりやすく伝えられたかと思います。

  • スーパーマリオブラザーズワンダーとRTAの魅力を伝えられた
    新しい敵キャラクターやギミックが出たタイミングで出来る限りの解説を入れて魅力を伝えるようにしました。RTAの歴史についても発売1年未満のタイトルでありながら、研究が進行形で進んでいることを伝えられました。

  • つあけさん、ティンクルシンさん、走者お二人の魅力を伝えられた
    お二人はRTAinJapanに向けて仕上げに仕上げていました。そんなお二人を応援する人が増える願いを込めて、たくさん自己ベストを更新したこと、別のゲームのRTAの情報を入れました。

終わりに

拙い文章での振り返りでありましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
走者のつあけさん、ティンクルシンさん、RTAinJapanの運営・ボランティアの皆様、現地観覧いただいた皆様、配信でご覧いただいた皆様、アーカイブでご覧いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。

走者1 つあけさん
Twitch:https://www.twitch.tv/tsuake
X:https://x.com/Tsuake_

走者2 ティンクルシンさん
Twitch:https://www.twitch.tv/sin_ppp
X:https://x.com/sin_ppp_

解説 maiba
Twitch:https://www.twitch.tv/maibarta
X:https://x.com/maibaRTA


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