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子どもが将棋にハマった⑤詰将棋もやってみた
将棋に詳しくないママが、将棋にハマった息子に将棋の仕方を伝えるために四苦八苦する話。第五話です。
前回、駒落ち対局で、ようやく勝つ喜びを息子に伝えれました。
この駒落ち対局を練習するにあたって、もう一つ欠かせなかったのが詰将棋でした。
詰将棋って、どんなイメージですか?
詰将棋やると上達するイメージないですか?
私はそうでした。
でも、詰将棋と言われるから詰めれると考えるし。
そもそもこの形に持ち込める力が必要じゃん。
使えるようになるのは随分先な気がする。
詰将棋から上達できるイメージがわかない私が、それでも詰将棋を息子に勧めたのにはこんな理由でした。
ママが詰将棋を勧めた理由
・駒の動かし方を覚えれる。
・王手して楽しめる。
・勝つことが体験できる。
そんなんで、iPhoneアプリで落として息子にみせてみました。
最初は楽しそうにやってたのですが、そこそこしたら。
息子:もういい。しょうぎしたい。ふつうの。
息子にとって詰将棋は、山崩しとか挟み将棋のような、将棋の対局には関わりのないゲームだと思ってるようでした!(´゚ω゚`ノ)ノ
これ将棋が強くなる方法だと聞いてるよ。ほら、王って最後はこうやって取るんだよ。という私も、これが使えるのが随分先になると思ってたので、気持ちが入りませんでした。
詰将棋の思考を分解してみる
一手詰めの詰将棋から開始です。まだ駒を動かし方もしっかり覚えてない息子にやり方を伝えるのは、思考を分解して一つ一つクリアしていくことが大事だと思いました。
一手詰めの思考を分解してみると
①動かす駒を選ぶ
②駒を動かす
③王手ができるか考える
④③が出来たら、玉の逃げ道があるか確認する
↓
逃げ道があったら、①からやり直し
逃げ道がなかったら、ゲーム終了
※ 動かし方が分からないと、②から④で動かし方早見表が必要になります
これだけでも複雑ですが、もう一つ関門が。
駒が動いた後の盤上の駒を、頭の中でイメージして、その駒が次に動かす手を考えることです。
この銀がここにいった時、、、飛車で取ったらどうなる?
5歳にこれができるのか、最初は不安でしたが、これからお話ししますステップ2くらいまでいくと案外やれることがわかりました。
では、息子が詰将棋を普通にやれるまでのステップを紹介します。
ステップ1:アプリ『みんなの詰将棋』
とりあえず詰将棋をやろうと手をつけたのが、アプリの『みんなの詰将棋』でした。
こんなとこに良かったよ🎶
王手する場所の印がでるので、最も複雑な②③はシステムがやってくれます。
考えるのは①④だけですみます。
↓
・駒の動かし方を覚えられた
=②から④で必要だった早見表が要らなくなりました。
・玉が逃げられない場所だけを考えることに専念できる。
=④が身につきました!
ただ、目印がでるので、分かんなくなったり疲れたりすると、ここかな?ここかな?と適当に指し始めます(◞‸◟;)
ステップ2:本『ほんとうにはじめてのつめしょうぎ』
次にやったのが、いつつ将棋教室での商品の『ほんとうにはじめてのつめしょうぎ』です。
子どもが好きな動物の絵と冒険の書になっているので、大の動物好きな息子は、テンションアップ↑冒険の書らしく全て終わると将棋マスターの表彰状が貰えます。
息子もいつ貰えるの?と楽しそうにしてました。
こんなとこに良かったよ🎶
成って詰む、打って詰む、成らずに詰む、などそれぞれの詰み方が一章10盤ずつ丁寧に練習でき、一手詰めの方法が一つ一つ着実に身に付きます。
↓
・章ごとにやることがきまってるので、動かす駒がわかりやすかった。
=①を考える上で、考える候補が浮かびやすくなった。
・ステップ1で駒の動かし方は覚えたので、いくつかの候補の中から王手の仕方まで考えることができるようになりました。
=②と③が身についた。
ステップ1と2で、一手詰めの思考は大体みにつきます。
詰将棋は何度も反復して、形を覚えていくのが大事と、本にかいてありました。
本にも反復出来る様に、各ページにシールを貼れる欄が3個あります。息子にやる気になってもらいたくて、大好きなピカチュウのシールにしました❤︎
ただ、一回終わってしまうと、本をなかなか開きません。
表彰状は三回目が終わったらあげるよーと伝えたのですが。一回終わるとモチベーションが下がってしまって、反復させるのが難しい💦
うーん。色々考えたのですが、何かいい方法はないものでしょうか?
子育てしてて大切だと感じたことの一つに、やり始める前に約束をしておくことです。
私の場合、表彰状は三回やったあとね!とつたえたのですが、三回反復させることの難しさにきづいてませんでした。
本ははじめる前にやっておくと良かったこと。
・表彰状を3枚にしておく
・1回目は勇者見習い、2回目は勇者、3回目は勇者伝道者とかレベルアップをするシールを用意する。
・3回やったら、ファイナルステージを何か用意しておく。
ステップ③:カード『カードde詰将棋』
次にやったのが、いつつ将棋教室の商品の『カードde詰将棋』です。
『ほんとうにはじめてのつめしょうぎ』を一回やり終えて、どうしたものかと考えた時に見つけたカード式の詰将棋です。
トランプにもカードにもフラッシュカードにもなる詰将棋になってます。
いつでも気が向いた時にふらっとできるように、白板の横に貼って、答えを白板に書いてもらう事にしました。
こんな感じです↓
こんなとこに良かったよ🎶
・色んな詰将棋ができる。
・簡単な符号で言えるようになる。
平仮名やカタカナの練習を兼ねてます。
息子は符号での読み方はできなかったのですが、簡単なものはここでできるようになりました。
また、平仮名やカタカナの練習にもなって、一石二鳥❤︎指し手を考えるより、書く方が時間がかかるので、嫌がるかと思ったのですが、コツコツ書いてくれるのでビックリでした😄
今はカードの半分くらい終わって、達成度はノートで管理🎶一手詰めは70くらいやり終えたこともあり、簡単なものはスラスラ解けるようになりました!
これが終われば、ステップ2と3で100以上の一手詰めを練習したことになります。
このカードの究極な達成目標はカルタだと思います。そこまで行けたらいいけど、まず多く解くこと、出来なかったところを再度復習させることだと思ってます🌸
最後に
最初は将棋の対局が紐づかなかった息子のやる気をひきだせなかった詰将棋でした。
しかし、第四話目にお伝えしました駒落ちの際に使え、パパに勝てたことから、詰将棋も楽しんでくれるようになりました。
詰将棋の良さがわかるのは随分先になると思ってましたが、前回の駒落ちと同時にやった甲斐もあり、かなり早く伝えることができました。
次回は、将棋教室に入塾です。