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自分が話したあとの沈黙。微妙な反応。気を使わせる。嫌われたくない。
こんな理由で、私は人に自分の話をするのが恐怖に変わってしまいました。
「自分の話をするより、人の話を聞く方が好きなんだ」
こう言うと、人は、そんな人いるの?とか、助かってるよ、とか、沢山の反応をする。
嘘に決まっているじゃあないですか!こんな文章書いてるぐらいだから、自分の話なんて死ぬほどしたいし、全人類に聞いて欲しいし、自慢と自画自賛ばっかして共感できないやつらの話ほどつまらない物はないし、うん、うん、分かる、すご、と頷くしかないし。
酷いんですよ。あいつら。特にお前!!深夜三時ぐらいに自分の恋愛歴を一生語ってきたお前!!!それ、俺、学校でも同じ話2回ぐらい聞いてんの。もう覚えたよ。分かったよ、もう。元カノたくさんいるの分かったから!早く長続きしてくれ!
相手が気持ちよく話が出来ればそれで良いのですがね。あの人は人より面白いし、ちょっとイタいけど、まぁ、私よりかは有望な人間です。たくさんお世話にはなっているので、恩返しだと思えば安いもんですわ。安すぎる。
こんな愚痴ってはいるがしかし、自分の話を現実の人間にしたいのか、と言われれば、それは嘘になります。相手の反応が悪い時の、あ、私の話つまんなかったんだな、ってときほど恐ろしいものは無いし。自分の話がうまくできないし。まとまらないし。すぐ泣きそうになってキモいし。あの沈黙と変な空気にはもう出会いたくないので、今日も聞き役に徹している訳です。あと、同年代の男にはそれなりにウケます!!!すごいでしょ。人を笑わせるというのは大変気持ちの良いものだと、理解はしています。向いていなかっただけでね。
元気な時は、笑いをとるための話はそれなりに得意なのですが、純粋な、自分の話が本当にだめです。日常的な会話とか。知人程度の仲の人との会話とか。教えて欲しい。
あと、話し方というか、伝え方がキモすぎて、相手に全然伝わらないことが多々あるし、難しいことばを無理に使って優越感に浸って話をややこしくさせることが得意だし、私が相手の話の意味を全然理解してなかったりして、もうそれはそれはトラウマです。やらかす度に、あっ、やっちまった、という気になる。申し訳ないし。
だから、人の話を聞くのが好きなのではなく、人の話を聞く以外に生きる道がないという訳です。もちろん、面白い人の話を聞くのは大好きだし、好きな人間の話は大好きだし、君らの話のように極めて共感できるのも大好き。
理想は、学校では誰とも喋らず、家でも誰とも喋らず、好きな人間と好きなインターネットの人間たちとだけ話している事だ。学校の優しい人たちが、恐らく気を使って話しかけてくれることは嬉しい。けれど、あなたたちは分かっていない。本当の救済をね!