見出し画像

怒りに支配される感情

子供さん3人と真摯に向き合うお父さんのブログをかれこれ数年見ている。
子供さんが怒りに支配されて何も手につかなくなるという記事を読み、ハッとした。
理解しているつもりになっても自分だけでは自分の事はどうにも出来ないことがあるなぁと思う。
身近な理解者(お父さん)が導いてくれる子供さんが羨ましい。
こんなに年を取ってから怒りについて考えることになろうとは。多分怒りが強すぎて分からなかったんだなと今は思う。

昨日は都内の学園祭に行っていた。
(それについてはまた書きたい)
帰ったらご飯(セットした)と冷蔵庫の肉をしゃぶしゃぶにして…それから煮物も作った。よし!✨😆
ゆっくり1日遊んでご飯食べて明日は11時位まで寝ていよう。だから体力は使い切っても良い。

たぶん私の中にはそんな暗黙のスケジュールが出来ていた。
そこへ母が発熱と夕方連絡が入る。
いや、病気なんていつなるかわからないわけだし。
でも私の中では怒りに変わるのだ。
(モモはそういうところがほとんどない)
その怒りがどこから来ているのか自分では全くわからなかった。
人が病気になると嫌な気分になる。
私は冷たい人間だと思っていた。
(実際そうなのだろうが)

たまたまその記事を読んでいた私は「あ!」と思った。そうか!私はスケジュールを崩されるのが嫌なんだ。
学祭からすぐに電車に飛び乗るのもイレギュラーだ。
その電車内で頭の中でやらなければならないことを超高速で考える。
でもめちゃくちゃイライラしているわけだ。
そこに父から電話、これまたイライラする。
そうか私が電話が嫌いなのはスケジュールが全て狂うからなのか!と書きながら気付く。
限界に近い体力を振り絞って3時間のドライブ。今朝は6時に起き母のおかゆを炊きスープを作り父とモモの朝ごはんを作る。
11時まで寝ていようと思っていた予定は大幅変更を強いられる。

そう考えれば育児なんか出来るはずがない。
育児なんてイレギュラーの連続なのだから。
なるほどね~。

それでも理性で抑えるわけだ。
1つ目の怒り2つ目の怒り……理性で抑える怒りは増えて行くばかりか時々フラッシュバックまで起きる。
発達を持っている子供はもちろん「普通」ではないわけでこちらが喜ぶだろうと思う事を喜ばず、こちらが急いでいる事には気付かない。思いも寄らない行動、言動、それに対する学校からの呼び出し、相談、仕事の調整……そんな些細な怒りが心に蓄積された時最終的にそれは激しい怒りとなって爆発してしまうわけで。

メカニズムを知ってしまった。

私は長い年月をかけて外面の為に怒りを押し殺して良い娘だの良い母だのを演じてきた訳で…(大根役者のためイライラは外に出まくっているが)
現在怒りの対策などは全く分からないけれど「知る」ことで自己肯定感がダダ下がりになることはない。

つまり「冷たい人間」なのではなく(現に帰ってきてやるべきことをやっているわけで)
「スケジュールを変えられるのが嫌だ」という特性を持っている。
そう置き換えると「……仕方ないか」と思える。
怒りの根源がわかったのは進歩かな。

……しかしもっと若い時に知りたかった。
本当に寄り添ってくれるお父さんがいるブログの息子さんは幸せだと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?