学祭に行ってきた
初の文化祭を控えるモモ。
「早く寮に帰りたい」と言われると悲しい気持ちになる。それだけ好きな学校に出会えたのは良かったと思うが。
文化祭を体験しに行こう!と早稲田祭に行くことにした。路面電車も楽しそうだ。
内容を見ると…イマイチ楽しそうでない。
芸能人とかライブとか…ん〜〜〜。
で、ふと見つけたのが東京工業大学(東京科学大学)モモに見せたら食い付いてきた。
じゃあ変更!
あぁ〜初の路面電車乗車〜😅
結果としてモモは充分、十二分に楽しんだようだ。
研究室内の発表や体験はなかなか興味深かったが私には難し過ぎてわかったようなわからないような…。モモは実に楽しそうに学生さん達と交流。
DTMの教室ではマニアックな方々がマニアックな作曲を楽しんでいた。
研究室では……え〜と、量子コンピュータがどうだの、信号処理のアルゴリズムだのプラズマに触れる体験だの……。
皆さん頭が良すぎちゃって来校する一般の方のレベルに合わせられないと言う感じ😅
帰りの車でモモいわく、
「ママの頭が合ってないだけじゃない?」
と言っていたが研究室で隣に座ったオジサンも
「……何だかサッパリわからない😅」と苦笑いしていた。
そういう学者肌の不器用な方々(来校者を楽しませようという学祭の作りではないという意味での)も含めてこの学校の味だなと思わせてくれる特色ある学祭だった。
面白かった。
モモは途中からボードゲームの愛好会や将棋部で遊ぶのに夢中になってしまい東工大ならではの発表には行けなくなったのは残念だった。
オタッキーな男子が多いのと留学生が多いのもこの学校の特色かもしれない。(説明してくれた8割が留学生。調べたら全学生の5分の1が留学生だそう。)
屋台の食べ物はどれも美味しくて留学生がお国の屋台を出しているものは本格的だった。
食べ物の値段は学祭と言うイメージだとお高め。あれもこれも食べたいモモにストップをかけるのが大変だった。
モモはボードゲームの部屋には2時間以上いた(入れ替え制を考えるべきだと思う💦)迎えに行った時小さい男の子とお父さん、もう一人の男の子と共にダブルと言うカードゲームをやっていた。
男の子は多分幼稚園児。
でもその子にどうしても誰も勝てないのだ。
もう一人の男の子はいつも最下位。
何度かやって最後にお父さんがペースを落とした。
その子に花を持たせようと思ったのだろう。
幼稚園児だしね。
でもそれに全員が気付いた。
多分その子本人も気付いた。
さっきよりも更にゆっくりカードを出してそのお父さんの様子を伺っているのが見える。
多分工大祭に来てボードゲームで遊んでる幼稚園の男の子なんて頭も良い意識高い系だと思うのだ。
現に最下位でも何度も参加してきた。
手加減するお父さんの優しさを感じ。
そんな意識の全くなかった私を少し恥じる気持ち。
そして結果としてその優しさが仇になってしまった状況。
微妙な空気のままその場を後にした。
どこに行ってもその場にまるで昔からいたかのように溶け込んでしまうモモ。
私は人と関わるのは苦手だしすぐに怒るし(モモは本当に怒らない)本当に違うタイプの人間が私から出てきたんだな〜とものすごく不思議に思う。
目がそっくりだから間違えてはいないのだと思うが……
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