私が接客業にどっぷりはまるまでの経緯
現在ホテルで若女将という立ち位置で接客をしている私は、高校生くらいまでは、自分が接客業の仕事をするなんて全く思っていなかった。
学生の頃は初対面の人と話すのがすごく苦手で恥ずかしくって赤面してしまうときもあるくらいだった。
そんな私を知っている母は「まさか自分の娘が接客の仕事をするなんて全く想像もできなかった」と今でも言う。
高校生までの自分すら今の状態を全く想像していなかった。
【渡辺真衣、「接客」に出会う】
高校卒業して浪人して、19才から大学生活が始まり、最初に選んだバイトは、「自分は教えるのが好きだから」という理由で塾講師だった。
これが思った以上に自分に合わず。笑
自分でも「あれ?(楽しくない)」と思ってしまった。
その次は、パンの販売のバイトもした。が、めちゃくちゃ仕事ができなくて店長に怒られてクビ。
そして次に選んだのが、友達と食べに行って大好きになった焼き鳥の居酒屋での接客のバイト。
志望動機は「ここで働いたら、自分が好きな焼き鳥を賄いで食べられる。ふ。ふ。ふ。」だ。
しかし、こんな適当な志望動機で入った居酒屋でのバイトが私を目覚めさせた。
とにかく、スタッフ同士の掛け合いが楽しくて、酔っぱらったお客様との会話も楽しくて、その中から仲良くしてくれるお客様もできたりして。
そこから20才~大学卒業するまでは、居酒屋や飲食店の接客のバイトばかり。
なんなら院試に受からずめちゃくちゃ悩んでいたときには、「もう院に行くの無理だから、接客業の仕事に就職しようか」と思ったぐらいだ。
【なんでこんな接客の仕事が楽しいって思えたのか今の自分が分析すると】
「お客様が楽しめるように、バイト社員関係なく協力して運営に取り組んでいる過程、またはその状況がとても楽しかった」
そして単純に、「接客業に従事する人々とのノリというか相性がよかった」
~自分の過去を振り返る~
子供のころ。小4から高校の部活はバスケットボールをしていた。
大学のサークルもバスケサークル。
でもそんな長くバスケットを続けた割に、バスケットボールが純粋に好きなわけでもなかった(笑)
スラムダンクが好きだったわけでもないし、 NBAが好きだったわけでもなかった。
実は中学校にあがるときに、保育園のころから始めていた水泳と、小4から始めていたバスケットボール、どちらを続けるかを決めることになった。
選んだのは「バスケットボール」。
その理由は、「バスケットボール」が「仲間でなにか1個の目標にむかって練習して、試合に挑んで喜びやくやしさを仲間で共有できて、その他の時間も仲間でわいわいできるもので楽しかった」からだ。
バスケを通して得られる「仲間で目標や感情を共有し、協力してなにかを成し遂げる瞬間」が快感であり喜びそのものだった。
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そして、自分にとって縁のないだろうと思っていた接客業が、実は部活やサークルでバスケットをしていたときに得られた、その喜びや快感を自分に与えてくれるものであり、現在もその接客業にどっぷりはまっているわけである。
【恥ずかしがり屋の私が接客業にはまるまでの経緯をまとめるとこうだ】
自分には接客は無理だと思っていた19才までの自分
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“焼き鳥が食べたい”という理由で、自分に向いてるかわからない接客のバイトに飛び込む
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結果めっちゃ楽しかったし、自分はこの仕事が好きだと思えるものを見つけることができた。
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主人との出会いもあり、「仲間と協力し、お客様の幸せのお手伝いをする」接客の仕事にどっぷりはまっている←今ここ。
自分が何にはまるかは意外とわからないものですね。